ついつい衝動買いをしてしまうウェブデザイン7つのポイント

ホームページを目的もなく回遊していただけなのに、買うつもりのなかった商品と遭遇し衝動買いをしてしまった経験はありませんか?
ECサイトのウェブデザインでいうと、衝動買いしやすいウェブデザインは、完成度が高いデザインともいえます。
お気に入りの商品と出会いやすいサイト構成と衝動買いをしやすい演出をセットに考えるとよいでしょう。
①ビジュアルで強烈なファーストインプレッション
人間の脳はビジュアル情報を非常に高速に処理する性質があります。視覚的なイメージはテキストよりも60,000倍速く処理されると言われています。
- 魅力的なヒーロー画像(メインビジュアル)
- ヒーロー画像には、商品の使用シーンやブランドの世界観を表現する画像を使用すると効果的です。
- お得感を強調するメインバナー
(例:「3,000円以上購入で送料無料!」「初回限定お試しパック送料無料!」)
②ユーザーのお気に入り商品に出会いやすい構成
お気に入り商品が複数見つかると、ユーザーは購買行動に進みやすくなります。
一般的なECサイトの場合、ひとつのお気に入り商品だけでなく、2つ目以上のお気に入り商品に出会いやすくすのがよいでしょう。
- トップページに「お買い上げランキング」
- 「みんなが買っている商品」が見える化
- 自然に人気商品に目が留まる仕組み
- 商品詳細ページに「関連商品」や「よく一緒に購入されている商品」を掲載
- ついで買いやまとめ買いを促進
- 関連するアイテムに興味を持たせる導線
③パーソナライズされたおすすめ表示
商品を買う・買わないで悩んでいるユーザーの頭は非常に感覚的に働いています。
パーソナライズされたおすすめ表示は、そんなユーザーの購買行動を巧みにアシストができます。
- 「あなたが最近チェックした商品」
- 「あなたにおすすめの商品」
- AIがユーザーの閲覧履歴や購入履歴を分析し、適切な商品を表示する
④特典やオファーで購買衝動を刺激
送料無料、割引、プレゼントなどで、購買衝動を刺激します。
- 「◯◯円以上購入で先着**名様に△△プレゼント!」
- 「初めての方限定お試しパック送料無料!」
- 「あと500円購入で送料無料です!」
⑤数量や時間制限の演出
数量や期間限定の演出をすることで、今買うべき理由を作ります。
- 「あと〇時間でセール終了」
- 「残り〇点」
⑥レビューや口コミ、専門家の意見など
ECサイトでも対面販売のように周りにお客様がいたり、お勧めする人がいたりすることで、購買意欲が高まります。
- 購入者レビューを目立つ位置に配置し、安心感を演出
- 他のユーザーの感想を通じて購買意欲を刺激
- 専門家やインフルエンサーなどの意見があることで、安心感を演出
⑦シンプルで直感的な購入導線
必須のウェブデザイン要件として、シンプルで直感的な購入導線が必要です。
直感的でなく考えさせてしまうポイントで、衝動買いをやめるきっかけになりえるからです。
- 商品ページや一覧ページに「カートに追加」「すぐ購入」ボタンを常に明示
- 購入プロセスを極力シンプルにして離脱を防ぐ
(おまけ)安ければ売れるのか?
逆に価格が高いものはよいもの、高級感があるといった印象を与えます。
まとめ
以上で紹介した7つのポイントを一覧にしました。
①ビジュアルで強烈なファーストインプレッション | 魅力的なヒーロー画像やお得感を強調するメインバナーで、ユーザーの目を引く。 |
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②ユーザーのお気に入りに出会いやすい構成 | トップページにランキングや人気商品を掲載し、商品詳細ページに関連商品やまとめ買いを促す商品を掲載する。 |
③パーソナライズされたおすすめ表示 | ユーザーの閲覧・購入履歴に基づいたおすすめ商品を提示する。 |
④明確で衝動を刺激する特典やオファー | 送料無料や初回限定割引など、ユーザーにとって魅力的な特典やオファーを提示する。 |
⑤数量や時間制限の演出 | セール終了までの残り時間や在庫数を表示し、今買うべき理由を作る。 |
⑥レビューや口コミ、専門家の意見など | 購入者レビューを目立つ位置に配置し、安心感を演出する。専門家やインフルエンサーの意見も効果的。 |
⑦シンプルで直感的な購入導線 | カートに追加や購入ボタンを常に表示し、購入プロセスをシンプルにする。 |
(おまけ)安ければ売れるのか? | 価格だけではなく、商品の価値やブランドイメージも重要。 |
いかがでしょうか。
ECサイトでは、あまり考えさせずに、しかし安心して購買できる条件を整えることが重要です。
ECサイトを運営している方はぜひ試してみてくださいね。

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