コーポレートサイトの会社紹介ページ、信頼できるサイトは何を載せている?
企業の信頼性は、どこで判断されるのでしょうか?
会社紹介ページは、コーポレートサイトの中でも最も訪問頻度が高く、企業の“顔”ともいえるページです。
取引先、求職者、メディア、行政、金融機関…さまざまな立場の人が会社の信用力を確認する場でもあります。
では、信頼されている企業の会社紹介ページには、どんな情報が載っているのか?
そのポイントを具体的に解説します。
最低限の「会社の基本情報」が正確かつ丁寧に載っている
信頼されているサイトほど、基本情報に抜け漏れがありません。
- 会社名・正式名称・英語表記(読み仮名もあると親切)
- 代表者名・役員構成(写真やメッセージがあると効果的)
- 所在地・アクセス・Googleマップ・電話番号・メール
- 設立年月日・資本金・事業内容・許認可情報
- 取引銀行・主要取引先(必要に応じて)
情報の正確性・更新頻度も見られています。
たとえば電話番号が古い、地図がズレている、といった細かいところで信頼を損ねるケースもあるので要注意です。
会社の「中身」や「考え方」が見える
数字や実績だけでなく、会社の個性やビジョンを伝える情報があることも、信頼の源になります。
- 企業理念・ビジョン・バリュー(MVV)
- 創業ストーリーや沿革(文章でも動画でもOK)
- 代表者の言葉(就任の想いやこれからの展望)
- 社員紹介や社内風景(人の顔が見えると親近感が生まれる)
信頼されるサイトほど、「なぜこの会社が存在しているのか」が明確です。
いわゆるストーリーブランディングの視点が入っています。
実績や社会的な評価が明示されている
社会とのつながりや評価は、信頼の裏付けになります。
- 導入企業・顧客事例(業種別に紹介されていることも)
- メディア掲載実績、受賞歴
- ISO取得や認証番号
- CSR活動やSDGsへの取り組み
BtoB企業であれば、「どんな企業と取引があるか」「実績がどのくらいあるか」は特に重要な判断材料です。
情報が整理され、迷わず探せるページ設計
信頼感を左右するのは中身だけでなく“構成とデザイン”も含めた全体体験です。
- 情報の整理(タブや見出しで分類されている)
- メニューからの導線が明確
- 文字が読みやすく、スマホでも快適
- 色や写真に一貫性があり、ブランドが伝わる
どれだけ良いことが書かれていても、「読みづらい」「たどり着けない」では台無しです。
読みやすさも信頼の一部と考えて設計しましょう。
「伝える」ではなく「伝わる」工夫がある
信頼される会社紹介ページには、「ユーザー目線」が徹底されています。
- 求職者が気になる情報はあるか?
- 取引先が不安に思う点に答えられているか?
- ストーリーがあり共感できる内容になっているか?
さらに、「第三者の目」で見直されているページは、説得力があります。
社外の人やペルソナに近い人物に見てもらい、改善されている企業は、“伝えること”を大切にしている企業とも言えるでしょう。
まとめ
信頼できる会社紹介ページとは、「会社の事実」だけでなく「考え方」や「人」が見えるページです。
そのうえで、「読みやすく」「迷わずたどり着ける」こと。
つまり情報の設計と見せ方が重要なのです。
自社の会社紹介ページを見直すときは、次の観点で確認してみてはいかがでしょうか?
- 必須情報が正確に載っているか
- 会社の中身や考えが伝わるか
- 実績・社会とのつながりを示せているか
- ユーザー視点で読みやすくなっているか
- 自分たちの“らしさ”が、ちゃんと伝わっているか
信頼は、意図して設計し、積み上げていくもの。
その第一歩として、会社紹介ページを見直してみてはいかがでしょうか?