コーポレートサイトのデザインで信頼が決まる?会社の信頼を失う“やってはいけない”3つのウェブデザイン

「うちは中身が勝負」
「誠実な仕事をしていれば分かってもらえる」
──そう考える経営者の方も多いと思います。
確かに、誠実さや実績は本質的な価値です。
ただし、今の時代は“見た目”がその中身を知ってもらう入り口でもあります。
「見た目にこだわるなんて本質ではない」と考えるのは自然な感覚です。
しかし、第一印象をつくるのはデザインであり、そこから信頼が始まるのもまた事実です。
実際、心理学の研究では「初対面で得られる印象の55%は視覚情報に基づく」とされています(メラビアンの法則)。つまり、どれだけ中身がよくても、最初の数秒で「なんだか古い」「分かりにくい」と感じられてしまえば、その後の評価に大きく影響するのです。
「会社の中身には自信がある。でも、なぜか問い合わせが少ない」
そんな悩みの原因は、もしかするとウェブサイトのデザインにあるかもしれません。
人は見た目で判断する──これはビジネスの現場でも例外ではありません。
とくにウェブサイトは、会社と初めて出会う“入口”だからこそ、第一印象がそのまま信頼につながります。
この記事では、「信頼を失ってしまうデザインの特徴」を3つの視点から解説し、改善のヒントも紹介します。
目次
1. 古さを感じさせるデザイン
ありがちな例
- フレームで区切られた昔風のレイアウト
- 小さい文字と詰まった行間
- Flash風の動きや古いエフェクトが残っている
なぜ古っぽいウェブデザインが問題か?
- 「更新されていない会社」「時代遅れ」という印象を与え、信頼性や技術力に疑問を持たれます
改善のヒント
- レイアウトや余白の設計を見直す
- フォントや色味を今風にするだけでも印象は大きく変わります
- 定期的にリニューアルや調整を行う習慣をつけましょう
- 哀愁漂うデザインと古いデザインは違います
2. 情報が整理されていないデザイン
ありがちな例
- 何のページかわからないタイトルや見出し
- 同じ情報があちこちに散らばっている
- メニュー構成が直感的でない
情報が整理されていないウェブデザインの問題点
- 訪問者が「この会社は分かりにくい」「親切ではない」と感じ、問い合わせに至る前に離脱してしまいます
改善のヒント
- ユーザー目線でナビゲーションと情報設計を見直す
- 各ページに目的とメッセージの一貫性を持たせる
- 見出しやボタンは“ひと目で分かる”表現を心がけましょう
3. 伝わらないビジュアル表現
ありがちな例
- 無機質なフリー素材ばかりの構成
- 社員の顔が出ていない
- コンセプトや強みがビジュアルで表現されていない
ビジュアル表現が伝わらないと、なぜ問題?
- インターネット上では、ワンクリックだけで、よりよい選択肢に出会える場合が多いです。ユーザーは目が肥え、瞬時に伝わらないウェブサイトは見るのをすぐにやめ、次の選択肢に逃げてしまいます。
改善のヒント
- 社内写真や社員インタビューをビジュアル化して載せる
- 自社オリジナルのイラストや図解を活用する
- トップページやキービジュアルで自社の特徴を印象づけましょう
まとめ|信頼されるデザインとは、“考え抜かれた見た目”にしてみては?
企業の実力や想いがあっても、ウェブサイトでその魅力が伝わらなければもったいない。
信頼は、見た目から始まります。だからこそ、時代に合った設計と、分かりやすさ、伝わりやすさを意識したデザインに見直してみてはいかがでしょうか。

お困りの際はぜひ一度ご相談ください。専門家と一緒に作業すれば、余計な遠回りをせずに成果へ近づけるはずです。