コーポレートサイトで「らしさ」は伝わってる?ユーザー視点で見直すのウェブコンテンツ戦略

「うちの会社らしさをちゃんと出しているはずなのに、なぜか反応が薄い」
──そんな悩みを感じたことはありませんか?
ブランディングや採用広報、企業サイトのコンテンツ作成において、自社の魅力を伝えたいという想いはどの企業にもあるはずです。しかし、届けるつもりの情報が、相手に正しく届いていないというケースは少なくありません。
この記事では、「らしさ」と「伝わる」の間にあるギャップを埋めるための、実践的なウェブコンテンツ戦略をご紹介します。
なぜ「らしさ」だけでは伝わらないのか
自社の価値観やカルチャー、想いを強く打ち出すほど、「これはウチらしい」と感じるコンテンツは作れるかもしれません。
しかし、それがターゲットユーザーや読み手にとって、意味が通じているかは別問題です。
とくに企業内部で作った言葉やメッセージは、業界の前提や社内の空気に依存してしまいがちです。
その結果、外部の人間には「結局、何をしてる会社?」と誤解される、あるいは素通りされることも珍しくありません。
「伝わる」コンテンツ設計の3つの基本
伝えたいことが明確でも、相手に伝わらなければ意味がありません。そこで重要になるのが「コンテンツ設計」です。
1. 誰に伝えたいか(ターゲット設定)
求職者?顧客?取引先?──対象が変われば、伝えるべき情報も言葉の選び方も変わります。
2. 何を伝えたいか(コアメッセージ)
単なる会社紹介ではなく、「他社と違う」「自社ならでは」の魅力や価値を絞って伝えることが大切です。
3. どう伝えるか(表現設計)
一方的な“語り”だけでなく、写真・動画・ストーリーなどの手法を織り交ぜ、読み手が体感しやすい表現に落とし込みます。
「自社らしさ」を表現するコンテンツ例
以下のようなコンテンツを通じて、企業の人格や雰囲気を伝えることが可能です。
- 代表メッセージ:どんな価値観を持つ経営者なのかが、言葉づかいからも伝わる
- 社員インタビュー:生の声で社風や働き方を伝える。写真付きで雰囲気も伝わりやすい
- 社内イベント・日常の風景:文化の可視化。ドキュメンタリー風の見せ方も有効
- 創業ストーリーや沿革:想いの原点や成長の軌跡を物語として構成する
これらはただ情報を並べるのではなく、「どんな印象を持ってほしいか」を考えて構成すると、より伝わりやすくなります。
「伝わっているか」を確認する方法
コンテンツが完成して満足していても、「本当に伝わっているかどうか」は読み手にしか分かりません。
そこでおすすめなのが、以下のような“ユーザー視点での検証”です。
- ペルソナに近い人物に読んでもらう
→ 求職者や顧客に近い属性の第三者に、読後の印象をヒアリングする - コンテンツの簡易テスト(5秒ルールなど)
→ 「このページを5秒見て、どんな会社だと感じたか?」をテストする - 外部関係者の目線を借りる
→ 新規取引先や初訪問者に、「第一印象で分かりにくい点はなかったか」を尋ねる
内側からの視点では気づけない「伝わりにくさ」が見えてくることがあります。
「らしさ」と「伝わる」を両立させるには
多くの企業が「らしさ」を表現しようとするあまり、独自性ばかりに偏ってしまい、読み手が置いてけぼりになるケースがあります。
逆に、「伝わる」ことばかりを意識すると、無難で印象に残らない情報になりがちです。
大切なのは、その両者を“設計”によってバランスさせること。
- らしさ=「自分たちが伝えたいもの」
- 伝わる=「相手が受け取れる形に翻訳されたもの」
この橋渡しをするのが、コンテンツ設計という戦略的な視点です。
まとめ|「伝えたつもり」を「伝わるかたち」に変えてみては?
せっかく思いを込めたコンテンツでも、伝わらなければ意味がありません。
社内では「これで十分」と思っていることも、外部から見るとまったく見えない・伝わらないということはよくあります。
自社らしさを押し出すだけでなく、それがちゃんと“伝わるかたち”になっているか。
ユーザー視点で検証しながら改善していくことで、ウェブコンテンツはより強い武器になります。
まずは一度、自社のコンテンツを「読み手視点」で眺め直してみてはいかがでしょうか。

お困りの際はぜひ一度ご相談ください。専門家と一緒に作業すれば、余計な遠回りをせずに成果へ近づけるはずです。