コーポレートサイトにアクセス情報を載せるときに気をつけたいポイントとは?見やすく伝わる設計術
アクセス情報は、単に「所在地を載せればよい」ものではありません。
見る人が「どうやって行くか」を具体的にイメージできるように設計することで、問い合わせや来社のハードルを下げることができます。
今回は、コーポレートサイトにアクセス情報を掲載する際に押さえておきたいポイントを、読者視点・移動手段・商圏の3つの観点から整理します。
目次
想定する読者を意識する
まず、アクセス情報を見る人は誰なのかを考えましょう。
想定読者 | 必要な情報の特徴 |
---|---|
取引先・営業パートナー | 正確な住所・フロア情報・受付方法など |
求職者 | 最寄り駅からの道順・駅から徒歩何分・周辺環境の雰囲気 |
一般顧客 | 駐車場の有無・営業日や受付時間・混雑状況の目安 |
読者によって必要な情報が異なるため、それぞれに合わせた補足情報をつけると親切です。
移動手段に合わせて情報を整理する
来社手段は人によってさまざま。徒歩、電車、車、自転車…それぞれにとって必要な情報を用意しましょう。
移動手段 | 掲載しておくと良い情報 |
---|---|
電車・バス | 最寄駅名、路線、改札名、乗り場案内、駅からの徒歩ルート(Googleマップ連携) |
車 | 駐車場の有無、台数、提携コインパーキングの場所、周辺道路の注意点(狭い道、右折不可など) 住所と電話番号(ナビに入力するため) |
徒歩 | 建物の外観写真、曲がり角や目印の写真、エントランスの案内 |
自転車 | 駐輪場の有無、場所、利用ルール(社内敷地OKか) |
地図だけでなく、視覚的な補助情報(写真・図)があると、初めて来る人でも安心です。
商圏に応じて「どこから来る人が多いか」を意識する
遠方からの来社がある業種・企業であれば、主要駅や空港からのアクセスも示しましょう。
商圏 | 掲載の工夫 |
---|---|
全国対応・県外訪問が多い企業 | 新幹線・空港からの乗り換え案内/主要駅からの所要時間 |
地域密着型企業 | 地元住民にわかる地名・目印を記載する バス路線や地元スーパーなどの目印 最寄り駅や最寄りインターからのアクセス |
都市圏(来訪手段が多様) | 複数のアクセス手段を用意し、訪問者が選べるようにする |
たとえば「〇〇駅から徒歩7分」だけでなく、「□□駅からも徒歩10分」「△△線からは×番出口が便利」といった情報も添えると、より伝わります。
その他、アクセス情報の信頼性を高めるポイント
- Googleマップ埋め込みを推奨:住所だけよりも直感的に理解されやすく、スマホからナビに使える
- 受付場所の明記:ビルの複数フロアにテナントがある場合など、フロア情報・受付方法を明確に
- 写真を添えると親切:建物の外観や目印の写真があると迷いにくい
- 多言語対応:外国人採用や海外取引がある場合は、英語などの併記も検討
- 更新の徹底:引っ越し後や駐車場の運用変更など、古い情報が残っていると信頼を損ねます
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まとめ
アクセス情報は「親切さ」で信頼を高めてみては?
アクセス情報は、ただの所在地案内ではなく、企業の姿勢や信頼感にもつながる重要なコンテンツです。
- 誰が見るのか(取引先・求職者・顧客)
- どうやって来るのか(電車・車・徒歩)
- どこから来るのか(地域・全国)
といった観点で設計し、丁寧に情報を整理することで、コーポレートサイトの「使いやすさ」と「印象」は格段に向上します。
小さな工夫が、相手の不安を和らげ、信頼を育てる第一歩になるのではないでしょうか?