インフルエンサーマーケティングで失敗しないために:フォロワー数だけを信じると損する?

インフルエンサーマーケティングで失敗しないために:フォロワー数だけを信じると損する?

近年、インフルエンサーマーケティングはデジタル広告戦略の重要な柱となっています。しかし、多くの企業やマーケターは「フォロワー数の多さ」だけに目を奪われ、本当に効果的なインフルエンサー選定ができていないケースが少なくありません。

フォロワー数の多さは確かに一つの指標ですが、それだけを基準にするとどのようなリスクがあるのでしょうか?このブログでは、インフルエンサーをフォロワー数だけで選ぶ危険性と、より効果的なインフルエンサー選定の方法について解説します。

目次

リスク1:効果なし?偽のフォロワーに注意

「10万フォロワーのインフルエンサーと契約したのに、キャンペーンの反応がほとんどなかった」—このような経験はありませんか?

残念ながら、SNS業界では「フォロワー購入」が横行しています。数千円から数万円で、数千〜数万のフォロワーを購入できるサービスが存在するのです。これらのフォロワーの多くは:

  • ボットアカウント
  • 休眠中の放置アカウント
  • フォロワー販売用に作られた偽アカウント

などであり、実際の人間ではなく、当然商品を購入する可能性もありません。

業界の調査によると、インスタグラムの有名インフルエンサーのフォロワーのうち、平均して15〜30%が偽アカウントだという報告もあります。フォロワー数10万人のインフルエンサーと契約したつもりが、実際のリーチは7万人以下ということも珍しくないのです。

リスク2:フォロワー数だけでは見えない、エンゲージメントの重要性

フォロワー数が多くても、そのフォロワーがコンテンツに反応していなければ意味がありません。本当に重要なのは「エンゲージメント率」です。

エンゲージメント率とは、投稿に対するいいね、コメント、シェアなどの反応の割合を指します。フォロワー10万人で投稿への「いいね」が100件なら、エンゲージメント率はわずか0.1%。一方、フォロワー1万人で「いいね」が500件なら、エンゲージメント率は5%となります。

どちらが効果的でしょうか?答えは明らかです。熱心な1万人のフォロワーを持つインフルエンサーの方が、無関心な10万人のフォロワーを持つインフルエンサーよりも、はるかに高いマーケティング効果を発揮する可能性が高いのです。

リスク3:ターゲットとズレてない?オーディエンスのミスマッチ

フォロワー数が多くても、そのフォロワー層があなたのブランドやプロダクトのターゲット層と一致していなければ、マーケティング効果は限定的です。

例えば:

  • 10代〜20代向けのカジュアルファッションブランドが、40代〜50代のフォロワーが中心のインフルエンサーと契約
  • 日本国内向けサービスなのに、フォロワーの大半が海外ユーザーのインフルエンサーを起用
  • 女性向け美容製品なのに、男性フォロワーが多数を占めるインフルエンサーを選定

このようなミスマッチは、フォロワー数だけを見ていると気づきにくいものです。しかし、インフルエンサーのフォロワー層の属性(年齢、性別、地域、関心事など)を分析することで、このようなリスクを回避できます。

リスク4:信頼性こそ重要!失われた信頼はフォロワー数では取り戻せない

インフルエンサーマーケティングの本質は「信頼」の借用です。フォロワーが信頼するインフルエンサーの推薦があれば、商品やサービスへの信頼も高まります。

しかし、過去にステルスマーケティングや虚偽の宣伝を行ったインフルエンサー、炎上歴があるインフルエンサーは、フォロワー数が多くても効果的なマーケティングパートナーにはなりません。

フォロワー数100万人のインフルエンサーより、フォロワー数5万人でもフォロワーから絶大な信頼を得ているマイクロインフルエンサーの方が、コンバージョン率が高いというデータもあります。

リスク5:コスト対効果を無視した高額な契約

フォロワー数の多いインフルエンサーほど、契約料も高額になりがちです。しかし、前述のリスクを考慮せずに高額契約を結ぶと、コスト対効果が極めて低くなる可能性があります。

フォロワー100万人のメガインフルエンサーと契約するお金で、フォロワー5万人のマイクロインフルエンサーを20人起用できるとしたら、どちらが効果的でしょうか?多くの場合、後者の方が幅広いリーチとより高いエンゲージメントを得られるのです。

フォロワー数以外に注目すべき重要な指標

フォロワー数だけに頼らないインフルエンサー選定をするためには、以下のような指標にも注目する必要があります:

  • エンゲージメント率: 投稿に対する「いいね」「コメント」「シェア」の割合
  • フォロワーの質と属性: 年齢層、性別、地域、関心事などのデモグラフィック
  • コンテンツの質とブランド適合性: 過去の投稿内容と自社ブランドの親和性
  • 信頼性と実績: 過去のコラボレーション実績や炎上歴の有無

インフルエンサーの正しい選定方法の詳細については、次回の記事「インフルエンサーはどうやって選ぶ?知っておきたいインフルエンサー選定基準」で詳しく解説する予定です。お楽しみに!

まとめ:数字だけに惑わされないインフルエンサーマーケティングを

インフルエンサーマーケティングは、正しく実施すれば非常に効果的なマーケティング手法です。しかし、「フォロワー数」という表面的な数字だけに惑わされると、効果を最大化できないだけでなく、マーケティング予算の無駄遣いにもなりかねません。

真に効果的なインフルエンサーマーケティングのためには、フォロワー数という「量」だけでなく、エンゲージメント、フォロワーの質、コンテンツの適合性という「質」にも注目することが重要です。

今回紹介したリスクを理解し、次回の記事で解説する効果的な選定基準を参考にすることで、コスト効率の高いインフルエンサーマーケティングを実現しましょう。

※本記事は、インフルエンサーマーケティングの一般的なリスクについて解説したものです。次回の記事「インフルエンサーはどうやって選ぶ?知っておきたいインフルエンサー選定基準」では、インフルエンサー選定の具体的な方法について詳しく解説します。お楽しみに!

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