院長 歯谷歯谷（院長）
まだホームページが完成してないんですけど、いざ作ったら検索順位を上げる方法を知りたくて。Google Search Consoleって名前は聞いたことあるけど、どんな風に使うんでしょう？
ウェブマーケター井水（ウェブマーケター）
Google Search Console（サチコ）は、検索エンジンから見たあなたの歯科医院サイトのパフォーマンスを可視化し、問題点を指摘してくれるツールです。ホームページを公開する前にプロパティを登録だけしておいて、公開直後からデータ収集できるようにしておくと良いですね。
Google Search Console（サチコ）は検索パフォーマンスやインデックス状況、モバイルユーザビリティなどを把握し、SEO改善をする上で欠かせない存在です。
歯科医院のように地域密着型ビジネスでは検索結果で上位表示を狙うことが集患に直結するので、作ったばかりのホームページでも早い段階からサチコを活用しましょう。
歯科医院がSEOを加速する上で必ずおさえたいサチコの項目を紹介
サチコでは主に以下のデータを分析できます。
まだ新サイトでアクセスが少ない場合でも、立ち上げ初期から登録しておくことで、ユーザーがどんなキーワードでアクセスしているか早期に把握可能です。
検索パフォーマンスレポート＜定期的にチェックしたい最重要項目＞
- クリック数：検索結果から実際にサイトがクリックされた回数
- 表示回数：検索結果に表示された回数。表示はされてもクリックが少ない場合、タイトルやメタディスクリプションの再考が必要
- クリック率（CTR）：表示回数に対するクリック数の割合で、タイトルタグの魅力を測る指標
- 平均掲載順位：各キーワードの大まかな検索順位を把握
歯科医院サイトの場合、「〇〇市 歯医者」「夜間診療 歯科」などローカル検索における表示回数やクリック数をチェックし、潜在患者のニーズを分析できます。
ウェブマーケター私たちウェブマーケターは、日頃から検索パフォーマンスレポートをチェックして、Googleからの検索流入が確保できているかを確認しています。
理事長 歯山歯山（理事長）
なるほど。インターネットからホームページに集客するには、そういうホームページ担当を院内におくか、社外に頼むかするといいんだね。
改善事例
ある歯科医院がGSCで「駅名＋歯医者」というキーワードのクリック率（CTR）が低いことに気づき、ページタイトルを「〇〇駅から徒歩3分の痛みの少ない歯医者」に変更したところ、CTRが0.8％→3％に向上し、問い合わせが増加した。
URL検査とインデックス登録＜公開時にチェックが必要＞
- 特定のページがGoogle検索で認識されているか（インデックス状況）を確認
- noindex設定など技術的ミスがないかを点検
- 新ページ公開後は「インデックス登録をリクエスト」で早期にクローリングを促進
インデックス登録とは、Googleがそのページを登録するということです。
もしもインデックス登録がされていないと、Google検索結果にそのウェブページが表示されなくなります。
ウェブマーケターホームページを公開完了した後は、インデックス登録されるまで見届けましょう。
理事長 歯山1院目をOPENしたとき、安いホームページ業者に頼んだら全然アクセスが来なかったのは、これができていなかったのかな。
ウェブマーケターたまにありますね。全部で30ページのサイトを作ったけど、半分くらいしかインデックス登録されていないとか・・・
院長 歯谷せっかく費用をかけて作ったのに、Google検索結果に表示されないなんて、悲しすぎる！
絶対やりましょう！
カバレッジレポート（エラー修正） -開発者向け-
- クロールエラー（404エラー、ソフト404など）を発見し、修正してクローラビリティ向上
- インデックス登録されていないページや警告が出ている理由を把握
ウェブマーケターこれは開発者向けの情報ですね。エラーが出ていたら、ホームページを作った人に報告して、対処してもらいましょう。
モバイルユーザビリティ
- スマホ画面で読みづらい箇所やタップ要素が小さいなどの問題を特定
- モバイルフレンドリー改善で、スマホアクセスの離脱率を減らし、SEOに好影響
ウェブマーケターモバイルユーザービリティが悪いと、SEOの成果に影響が出るので重要です。
中身は開発者向け情報になっているので、これもエラーが出ていたら、ホームページを作った人に報告しましょう。その人に対処してもらえるといいのですが、別料金と言われることもあります。
ホームページ制作を発注する時に、どこまでやるかを明確に決めておくと安心です。
サチコを活用し歯科医院サイトのSEO対策をどう強化するか
キーワード分析とコンテンツ強化
- 検索クエリ一覧で想定外のキーワード発見（例：「ホワイトニング 安い 〇〇市」）
- 関連する施術ページやブログ記事を作り、コンテンツを充実させる
- 表示回数が多くCTRが低いキーワードは、タイトルや本文で答えを明確に提示
理事長 歯山どんなキーワードでホームページが見られているかわかるんだね。
クリック率改善
サチコの画面で使われるクリック率とは、検索結果画面に表示されている回数に対して、実際にクリックされた割合をクリック率といいます。
検索結果画面に表示される項目（タイトル・ディスクリプション・その他項目）や表示される場所により、クリック率が変わります。
院長 歯谷検索結果画面の項目に魅力的な内容がかかれていると、ついクリックしたくなります。
技術的SEOとモバイル対応
- カバレッジエラー修正：404などを排除しクローリングしやすいサイトへ
- レスポンシブデザインのチェック：GSCのモバイルユーザビリティで警告が出たら改善
ウェブマーケター競合が激しい市場では、このあたりがしっかりしていないと、検索上位に食い込むのが難しくなってきます。
定期的なチェックを
検索エンジンの状況は、外部要因に影響を受けます。定期的にサチコをチェックして、必要な対処を行いましょう。
検索エンジンでのパフォーマンスが変わる外部的要因
・Google側のアルゴリズムの変更
・同じ検索結果画面に出ている表示（広告、ナレッジグラフなど）
・競合の状況
・検索者側の行動変化
サチコ活用時の注意点 定期チェックが成功への近道
- サチコの検索データは遅延やサンプリングがあり、正確なリアルタイム値ではない
- 月単位や週単位でトレンドを追い、変動の原因を探る
- Analyticsなど他ツールと組み合わせ全体像を把握すると効果的
- 新サイトの場合はデータが少ないうちからこまめに分析し、早期改善を積み重ねる
まとめ サチコで歯科医院の検索流入を伸ばそう
サチコ（Google Search Console）は、作成した歯科医院サイトが検索エンジンでどう評価され、どのようなキーワードで訪問されているかを把握できる必須ツールです。開院前でもプロパティ登録だけは済ませ、ホームページを公開したらすぐにインデックス登録リクエストや検索パフォーマンス分析を行いましょう。エラー修正やタイトル・メタの見直し、コンテンツ強化を繰り返すことで、SEO効果と集患力を大きく高められます。
院長 歯谷これならまだホームページが公開されていなくても、前もって登録して準備できますね。公開したら検索クエリを見ながらタイトルや内容を変えていくといいわけだ。
ウェブマーケターそうです。既存の別院のデータなども参考にしつつ、GSCでロングテールキーワードを拾い、新医院に反映すると良いですよ。定期的にデータを見直してPDCAを回すのが大事です。
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