オウンドメディアに効く!コンバージョンにつなげるCTAの設計法

オウンドメディアに効く!コンバージョンにつなげるCTAの設計法

記事を読まれても、その先の行動につながらなければ、オウンドメディアとしての役割は十分に果たせているとは言えません。

読者に「次の一歩」を促す仕組みがCTA(Call To Action)です。 この記事では、初心者の現場担当者でも実践しやすいCTAの設計方法について、基本パターンから設置場所、反応率を高める工夫までを解説します。

目次

CTAとは?オウンドメディアにおける役割

CTAとは、「読者にしてほしい行動」を明確に促す要素です。 たとえば次のようなアクションを指します:

  • 資料請求
  • お問い合わせ
  • メルマガ登録
  • 関連記事への誘導
  • SNSシェアやフォロー

オウンドメディアでは、単に記事を読ませるだけでなく、こうしたアクションを通じてリードを獲得したり、関係性を深めたりすることが目的になります。

CTAがない記事は、言わば出口のない回廊のようなもので、せっかくの読者の関心がそのまま離脱に終わってしまう可能性が高まります。

なぜCTAがあっても反応されないのか

CTAを設置しているにも関わらず、読者が動いてくれないことは少なくありません。

主な原因としては、

  • CTAが記事内容と関係がない(唐突)
  • メリットが伝わっていない
  • デザイン的に目立たない
  • タイミングが不適切(早すぎ・遅すぎ)

これらを回避するには、「何を」「誰に」「どのタイミングで」伝えるかを、記事全体の文脈に合わせて考える必要があります。

CTA設計の基本パターン

CTAにはいくつかの典型的な形式があります。記事の目的や読者の関心度に応じて、設計を使い分けることが重要です。

種類目的主な例
問い合わせ誘導型顕在層の獲得「無料相談はこちら」「まずはご相談ください」
資料ダウンロード型潜在層の育成「詳しくは資料で解説」「導入事例をPDFでご紹介」
メルマガ登録型見込み顧客の囲い込み「お役立ち情報をお届け」「登録者限定コンテンツあり」
関連記事誘導型回遊・滞在時間の向上「関連記事:〇〇の実践例」「あわせて読みたい」

適切な設置場所と導線の作り方

読者が自然に行動を起こせるように、CTAの「置き場所」と「導線設計」も工夫が必要です。

おすすめの設置場所は、

  • 記事の末尾(まとめ直後)
  • 本文中の区切り(セクション終わり)
  • サイドカラム(常時表示)
  • スマホ画面下部の追従バナー

記事の内容と読者の関心が高まるタイミングを見極めて、行動を促す「しかけ」を自然に組み込むことがポイントです。

文言・デザインの工夫で反応率を高める

CTAは、表現のわずかな違いでも成果に大きく差が出ます。

要素工夫の例
ボタン文言「今すぐダウンロード」より「〇〇を無料で受け取る」など、メリットを明示する
配色本文とは異なる色で目立たせる(ブランドカラーをベースに)
サイズモバイルでも押しやすい大きさにする(40px以上が目安)
周辺情報CTA直前にベネフィットや事例を示すと、説得力が増す

よくある質問:CTAの設計Q&A

1ページに複数のCTAを置いてもいい?

はい。ただし役割が重複しないように、読者の状態に応じた内容に切り分けるのが理想です。

CTAボタンはバナーとテキスト、どちらがよい?

両方を併用するのが効果的です。特にスマホではテキストリンクも有効です。

コンバージョン率の目安は?

商材や導線によりますが、一般的に1〜3%前後が目安です。記事の内容とCTAの整合性次第でさらに改善可能です。

関連記事リンク

他のパートの設計についてはこちらも参考にしてください。

まとめ|行動を促す設計を意識してみては?

CTAは、読者との関係を次のステージへ進めるための大切な接点です。

ただボタンを置くだけでなく、文脈や導線の流れに沿った設計をすることで、オウンドメディアは初めて「成果を出す媒体」として機能します。

読者に自然な行動を促せるCTAを、記事の中に組み込んでみてはいかがでしょうか。

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