会社のホームページ、何から作る?コーポレートサイト立ち上げガイド
「会社のホームページを作りたい。でも、何から始めればいいのか分からない」
そんな方に向けて、この記事ではコーポレートサイト立ち上げの基本を、順を追ってわかりやすく整理します。
ウェブの専門知識がなくても大丈夫。必要な準備と流れを把握すれば、外注する場合も、社内で進める場合もスムーズに動けます。
まず「目的」を明確にする
ホームページを作るにあたって最初に考えるべきなのは、「なぜ作るのか?」という理由です。
この目的がはっきりすると、どんな内容を載せるべきか、どんな構成にすべきかが自然と見えてきます。
たとえば、理由は次のようなものかもしれません。
- 銀行に求められて必要だから
- お客様に情報提供したいから
- 従業員が増えてきて、営業にも採用にもあったほうが便利だから
- ウェブを使った顧客獲得に挑戦したいから
どれも立派な理由です。そして、その理由こそが「目的」の出発点になります。
よくある目的例
- 会社の信頼性を伝えたい(→会社案内や沿革、代表挨拶など)
- 問い合わせを増やしたい(→サービス紹介、CTA、フォーム最適化)
- 採用につなげたい(→採用情報や社内文化の紹介)
- 取引先に安心感を与えたい(→実績、資格、組織図、社外評価)
ここがポイント
複数の目的があってもOKですが、主軸となる目的を一つに絞ると、伝え方がブレず、成果が出やすくなります。
必要なページ構成を考える
目的に応じて、どんなページを用意すればよいかを整理します。
基本の構成例
- トップページ
- 会社概要(所在地・代表者・沿革など)
- サービス/事業紹介
- 採用情報
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
- ニュース・お知らせ(更新性を持たせたい場合)
補足ページとして効果的なもの
- 社員インタビュー
- よくある質問(FAQ)
- お客様の声・導入事例
- ダウンロード資料・パンフレット
原稿と写真の準備
デザインや制作の前に、「何を載せるか」を用意する必要があります。
特に重要なのが以下の2つです。
■ テキスト原稿(掲載内容)
- 会社の概要やサービス紹介文、代表メッセージなどは、先に社内で草案をつくっておくとスムーズです。
- 「他社とどう違うのか?」「どんな人に届けたいか?」という視点があると文章に深みが出ます。
■ 写真・ビジュアル素材・動画
- 社屋外観、社内の雰囲気、社員の写真などは信頼感を高めるために効果的です。
- 撮影できない場合はフリー素材を使う選択肢もありますが、「自社らしさ」を出すなら、できるだけ実際の写真を使ったほうが望ましいです。
ワンポイントアドバイス
写真を撮るプロはカメラマン、文字を書くプロはライターです。
クオリティを高める場合は、専門家に外注することも検討しましょう。
サイトの作り方を選ぶ(内製 or 外注)
■ 内製(自分たちで作る)場合
- ノーコードツールやテンプレートを活用すれば、デザインや構築のハードルも下がります。
- 社内に詳しい人がいる場合は、スモールスタートに向いています。
- ただし、内製化は専門家を自社で雇うのと同じです。コストが安くなるとは限りません。
■ 外注(制作会社に依頼)する場合
- 要件をしっかりまとめておくと、見積もりも明確になりやすいです。
- 初期費用はかかりますが、プロの目線で構成やデザインを整えてもらえるメリットがあります。
外注時のポイント
- 目的とターゲットを明確に伝えましょう。
- 競合や参考サイトのURLを共有して、どこが参考にしたいポイントかを明確に伝えましょう。
- 原稿や写真の用意はどちらがやるのか、どんなスケジュールになるのかを事前に決めておきましょう。
公開後の運用計画も立てておく
ホームページは作って終わりではありません。
最新情報の更新や、お知らせ・採用情報の追加など、“活きているサイト”にしていくことが大切です。
最低限やっておきたい運用:
- 定期的な会社情報の更新
- お知らせや実績などの追加
- セキュリティ対応(CMSやプラグインのアップデート)
- アクセス状況の確認(Google Analyticsなど)
まとめ|目的と準備を押さえれば、誰でも始められる
会社のホームページを作るのは、決して難しいことではありません。
「誰に」「何を」「どのように」伝えたいのかを明確にし、段階を追って準備すれば、自然と必要なパーツが見えてきます。
迷ったときは「ユーザーがどんな情報を欲しているか」を考えるのが一番のヒントになります。
信頼され、伝わる会社ホームページを目指して、まずは一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?