ページビューってなに? 企業ではこんなふうに活用しています


こんにちは。ウェブマーケティングの専門家、井水です。
みなさんは、お店や企業のホームページを見ているときに、いろんなページがあるのを知っていますよね?
「お店の紹介」ページや「メニュー」ページがあったり、ブログなら「最新の記事」ページがあったりします。
ページビューとは、それらのページが何回見られたかを数えるものです。
ここでは、ページビューがどういうものか、企業がどんなふうに使っているのか、やさしく紹介します。
ページビューってなに?
ページが見られた数を足したもの
たとえば、あるお店のホームページで、
- まず「メニュー」ページを1回見た
- 次に「お店の紹介」ページを1回見た
- それからまた「メニュー」ページをもう1回見た
このとき、ページビューは合計3回になります。
1回見るごとに1増えるので、ページが表示されるたびにカウントされる数字なんです。
ほかの数字とどうちがうの?
ユーザー数とセッション数
「アクセス数」や「セッション数」という言葉もありますが、ページビューとはちょっとちがいます。
ユーザー数 | ホームページにアクセスしにきたユーザー数 |
---|---|
セッション数 | ユーザー(見る人)が何回やってきたか。「1人がサイトに来て、何ページか見て終わるまで」を1セッションと数えます。 |
ページビュー数 | ページが見られた数を足したもの |
例
- あなたがホームページに1回アクセスして、「メニュー」ページと「お店の紹介」ページを見たとする。
- ページビュー:2(メニューページ、お店の紹介ページ)
- セッション数:1
- ユーザー数:1
こうやって数字を見比べると、どれだけページが見られているか、どれだけ人が来ているか、ちがう視点でわかります。
企業ではページビューをどう活用してるの?
サイト内で比較すると、人気がある証拠になる
ページビューが多いと、「たくさんの人がそのページを見てくれている」ということ。
たとえば、お店の新商品を紹介しているページがどんどん見られたら、「新商品に興味を持ってくれる人が増えてきた」と判断できます。
お店の宣伝になる
ページビューが増えるほど、多くの人がそのホームページを見てお店の情報を知ってくれます。
- 「新しいメニューを作ったから、もっと見てもらいたい」
→ ページビューを分析して、どうやったらもっと見られるか考える - 「ブログ記事をたくさん書いて、会社のファンを増やしたい」
→ ページビューを見ながら人気の記事を増やす努力をする
改善点を見つける
企業はページビューを分析して、どんな流れでホームページが見られているかを確認しています。
- もっと見られたいページに誘導できるように、他のページからリンクをはる
- お問い合わせページや買い物かごページなど、回遊してもらいたいページへの遷移率を高める
ページビューを分析するときに見るポイント
どのページが人気か
ブログの記事でいうと、「猫の飼い方」はページビューが多いけど、「犬の飼い方」は少ない、なんてことがあるかもしれません。
企業ではこの数字を見て、「猫の飼い方の記事が人気だから、もっと猫ネタを書こう!」と戦略を立てたりします。
ホームページの動き方
企業では、「ユーザーがどんな順番でページを見ているか」を調べたりしています。
たとえば「トップページ → 商品一覧ページ → 商品詳細ページ → 買い物かご」の流れが理想なのに、途中で別のページに移ってしまう人が多いなら、その間に何か問題があるかもしれない、と判断します。
最終ゴールにたどり着いているか
ホームページには「ものを買ってほしい」「問い合わせしてほしい」「お店に来てほしい」などのゴールがあります。
ページビューを見れば、最終ページ(購入画面など)まで行っている人が多いかどうかがわかります。もし少ないなら、ゴールに向かう道筋を変える必要があるかもしれません。
まとめ
- ページビューは、ホームページのページが何回見られたかを数えるもの。
- アクセス数やセッション数とはちがい、ページそのものに注目した数字。
- 企業では、この数字を使って「どのページが人気?」「どこを直せばいい?」と考え、ホームページをより良くしています。



ページビューが多いと、「あれ、こんなにたくさんの人が見てるんだ!」と嬉しい気持ちになりますよね。企業でも、ページビューが高いと「うちのサイトが人気だ!」と喜びます。
でも、ただ数字が大きければいいわけでもなく、「どんなページが人気か」「そこからお客さんはどんな行動をしているか」を考えながら、より良いサイトづくりにつなげているのです。
やり方がわからないなど、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。