ホームページを作る方式3種類を、学生さんにもわかるように解説!

ホームページの作る方式3種類を、学生さんにもわかるように解説!
ウェブマーケター

こんにちは、井水です。
前回は「ホームページが表示される仕組み」を、お家や街にたとえてお話ししました。

今回はホームページの“建て方”にもいろいろな方法があることを、またまた「お家づくり」にたとえてわかりやすく説明します。

お家の建て方=ホームページの作り方?

実際のお家を建てるとき、

  1. 組み立て式ハウス(もう部品が用意されている)
  2. 完全注文住宅(ゼロから全部オリジナルで作る)
  3. プレハブ建築キット(ある程度形ができたパーツを使う)

…といった選択肢があるのと同じで、ホームページの作り方にも3つの方法があります。

目次

CMSで建てる:組み立て式ハウスで簡単建築!

CMSってなに?

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)と呼ばれるツールを使えば、プログラミングができなくても簡単にホームページが作れます。

お家の建て方でたとえると…

組み立て式ハウスをイメージしてみてください。お家の壁や屋根など、必要なパーツがあらかじめ用意されていて、それを組み立てるだけで完成します。

    広く使われているCMSの種類

    • WordPress(ワードプレス)
      世界中で使われている一番有名なCMS。たくさんの「デザインテンプレート」や「機能(プラグイン)」があるので、ブログや会社のホームページなど、色々作れます。
    • Jimdo(ジンドゥー)
      ドラッグ&ドロップ操作で、本当にパズル感覚で作れるCMS。初心者さんにやさしいです。
    • STUDIO(スタジオ)
      デザインにこだわりたい人向け。おしゃれでプロっぽいホームページが作れるよ。

    CMSのメリット

    • 簡単・早い
      パーツを組み合わせるように、ホームページを作れるから、時間も費用も抑えられます。
    • デザインが豊富
      たくさんのテンプレートがあるので、好きな見た目を選べます。
    • 機能が充実
      ブログやお問い合わせフォームなど、よく使う機能が最初からそろっています。
    • 費用が安いことが多い
      ゼロから作るよりコストを抑えやすい。

    CMSのデメリット

    • 自由度が低い
      用意されているパーツ以上に、細かくカスタマイズするのは難しい。
    • サービスに依存
      CMSを提供している会社がサービス終了しちゃうと、続けられなくなることも。
    • 少し勉強が必要
      ある程度、CMSの使い方やセキュリティ対策を知っておかないと不便なことも。
    • セキュリティ対策が必要
      世界中で使われる分、悪い人に狙われやすい場合があります。

    スクラッチで建てる:完全注文住宅でこだわりぬく!

    「スクラッチ」ってなに?

    スクラッチで作るというのは、プログラミングを使ってゼロから自分たちで開発する方法です。

    お家の建て方でたとえると…

    完全注文住宅をイメージしてください。設計図を一から作り、材料も自分で選んで、職人さんに好きなように建ててもらうイメージです。

      スクラッチのメリット

      • 自由度がMAX
        デザインも機能も、世界に一つだけの完全オリジナルにできます。
      • 高度な機能にも対応
        最新技術を使ったり、特別な動きをするホームページを作ったりもできます。
      • パフォーマンスが高くなる場合も
        要らない機能がないので、ページが軽く表示が速いことも。
      • 技術が身につく
        自分でプログラミングをするから、ホームページの仕組みを深く理解できるよ。

      スクラッチのデメリット

      • 時間と手間がかかる
        設計やプログラミングに時間がかかるから、完成までが長い
      • 専門知識が必須
        プログラミングを知らないと作れないので、初心者にはハードルが高い。
      • 費用が高くなりがち
        プロのプログラマーに頼むと費用がかさむことも。
      • メンテナンスが大変
        作ったあとも、自分でシステムをアップデートするなど、お世話をし続ける必要があります。

      外部ツールで建てる:プレハブ建築キットで手軽にカスタマイズ!

      「外部ツール」ってなに?

      これは、ある程度形ができたツールを使いつつも、CMSよりはもう少し自由度が高い方法です。

      お家の建て方でたとえると…

      プレハブ建築キットをイメージしてみてね。壁や屋根がある程度作られているけれど、組み立て式ハウスよりは自由にカスタマイズできます。

      よく使われている代表的な外部ツールの例

      • STUDIO(スタジオ)
        デザインの自由度が高く、ノーコードでも見た目がかっこいいサイトを作れます。
      • Wix(ウィックス)
        ドラッグ&ドロップ操作で、デザイン性の高いホームページが簡単に作れます。
      • Squarespace(スクエアスペース)
        おしゃれなデザインテンプレートが豊富で、ブログやEC機能(ネットショップ)もそろっています。

      外部ツールのメリット

      • CMSより自由度が高い
        デザインや機能をカスタマイズしやすい。
      • スクラッチより簡単
        プログラミング知識がなくても、ある程度自由なホームページが作れます。
      • デザイン性が高いツールが多い
        はじめからおしゃれなテンプレートが用意されているものも。

      外部ツールのデメリット

      • CMSより操作が複雑な場合も
        いろいろできる分、慣れるまでがちょっと大変。
      • スクラッチほど自由ではない
        完全なオーダーメイドじゃないので、細かいところで物足りない場合も。
      • 場合によっては費用が高い
        高機能プランだとCMSよりお金がかかることも。
      • サービスに依存
        そのツールがサービスをやめちゃうと、使えなくなるリスクはCMSと同じ。

      まとめ

      結局、どれを選べばいいの?と思うよね。
      これはホームページで何をしたいか、どれくらいの知識があるか、そして予算やかけられる時間などで変わってくるんです。

      • 簡単&早く、費用を抑えて作りたい!
        → CMS(組み立て式ハウス)
      • デザインや機能にとことんこだわりたい!技術も身につけたい!
        → スクラッチ(完全注文住宅)
      • ある程度カスタマイズしたいけど、プログラミングはちょっと苦手…
        → 外部ツール(プレハブ建築キット)
      スクロールできます
      建て方イメージ簡単さ自由度費用メリットデメリットおすすめな人代表例
      CMS組み立て式ハウス◎ (簡単)△ (低い)◎ (安い)簡単・早い
      デザイン豊富
      必要な機能が揃っている
      費用を抑えられる
      自由度が低い
      専門知識が少し必要
      セキュリティ対策が必要
      サービス依存
      とにかく簡単に早く作りたい人

      費用を抑えたい人

      ブログや企業サイトにおすすめ
      WordPress
      Jimdo
      Movable Type
      スクラッチ完全注文住宅× (難しい)◎ (高い)× (高い)自由度MAX
      複雑な機能も実現
      パフォーマンスが高い場合も技術が身につく
      時間と手間がかかる
      プログラミング必須
      費用が高くなりがち
      メンテナンス大変
      デザインや機能にとことんこだわる

      世界に一つだけのサイトがほしい人
      HTML/CSS/JavaScript などで一から開発

      React, Vue.js などのフレームワーク
      外部ツールプレハブ建築キット〇 (普通)〇 (普通)〇~△ (普通~やや高)CMSより自由度が高い
      スクラッチより簡単デザイン性が高い
      ツールが多い
      CMSよりは操作が複雑
      スクラッチほど自由ではない
      費用がかさむ場合も
      サービス依存
      CMSじゃ物足りないけどスクラッチは難しすぎる…
      という人
      Wix
      STUDIO
      Squarespace
      Webflow

      さいごに

      お家の建て方と同じように、ホームページの作り方もいろいろな方法があるんだ。

      • 組み立て式ハウス (CMS)
      • 完全注文住宅 (スクラッチ)
      • プレハブ建築キット (外部ツール)

      それぞれに良いところ悪いところがあるから、「自分がどんなホームページを作りたいか」をイメージしながらピッタリの方法を選んでみては。

      ウェブマーケター

      次回も楽しみにしていてくださいね。やり方がわからないなど、お困りの際はお気軽にお問い合わせください

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