デザイン思考でホームページ作成を考える ~使う人の気持ちを大事にする作り方を学生にもわかりやすく解説


こんにちは。ウェブマーケティングの専門家、井水(いみず)です。
みなさんはホームページを作るとき、どんなことを考えますか?
「どんな色にしようかな?」とか、「どんな文章を書こう?」など、いろいろ悩むと思います。
今回は、「デザイン思考」(デザインしこう)という考え方を使って、どうやってホームページを作るかを解説します。学生さんにもわかりやすくお話ししますね。
目次
デザイン思考とは?
デザイン思考とは、ものやサービスを作るときに、「使う人の気持ちを大事にして、試作と改善をくり返す」考え方です。
- よく「発明」とか「アイデア」のために使われるけど、ホームページ作りにも応用できるんです。
- 企業でも、商品やサービスを考えるときにこの方法を取り入れ、「お客さんが本当に求めているもの」を形にする取り組みをしています。
デザイン思考の5つのステップ(例)
- 共感(エンパシー):誰のために、どんな気持ちを理解したいのか
- 問題定義(ディファイン):相手が困っている問題やニーズをはっきりさせる
- アイデア発想(アイデート):たくさんの解決策やデザイン案を考える
- 試作(プロトタイプ):実際に形にしてみる(ホームページなら、デザイン案を作る)
- テスト:使ってもらって意見をもらい、必要ならまた作り直す
デザイン思考をホームページに応用するには?
誰に向けたホームページにするのか(共感)
- まずは、ホームページを見る人の気持ちを想像してみましょう。
- たとえば、学生向けなら「勉強の合間にサッと情報を見たいのかな?」「スマホで見やすいレイアウトは?」などを考える。
- 企業のサイトなら「どんな商品を探している人?」「パソコンでじっくり見る人が多い?」など、ターゲットとなるお客さんの環境や目線に立ちます。
どんな悩みを解決したいのか(問題定義)
- 共感でわかった「使う人」のニーズや困りごとを整理します。
- 「わかりやすい商品情報がほしい」「問い合わせ方法がすぐわからないと困る」など、ホームページを通じて解決したい問題をはっきりさせる。
デザインや機能をいろいろ考えてみる(アイデア発想)
- 色の組み合わせ、ボタンの配置、文字の大きさなど、ホームページを作るパーツをいくつも考えます。
- 「背景は白ベース+アクセントカラーに青を使う」「トップページに検索バーを置く」など、たくさんのアイデアを出しましょう。
- 企業では、チームでブレインストーミング(みんなで自由に意見を出し合う)をすることも多いです。
試作を作る
- 考えたアイデアを、まずは簡単な試作品として作ってみます。
- ホームページなら、ワイヤーフレーム(画面の配置図)を描いて、どこに文字や画像を置くかざっくり決める方法が有名です。
- 完成度はまだ低くてもOK。「だいたいこんな感じ」の形を見せて、イメージを共有します。
テストと改善をくり返し、よくしていく
- 作った試作品を実際に使ってもらい、フィードバック(感想や意見)を集めます。
- 「文字が小さくて読みにくい」「スマホで見たらボタンが押しづらい」などの問題点がわかったら、すぐ改善する。
- この流れを何度かくり返すことで、より使いやすく、わかりやすいホームページに近づいていきます。
図工の作品とどう違う? 企業はどんなことをしているの?
図工では、自分の好きなアイデアを自由に表現することが多いですよね。
デザイン思考はそこに、「見る人・使う人の立場に立つ」という意識を加えます。
- 企業では、商品ページや公式サイトを作るときに「お客さんがどう感じるか」を何度もリサーチしながらデザインを修正します。
- これによって、「自分が作りたいもの」と「使う人が本当に欲しいもの」を上手に重ね合わせていくんです。
まとめ
- デザイン思考は、使う人(ターゲット)の気持ちをよく理解して、試作品とテストをくり返しながらベストな形を探す考え方。
- 5つのステップ:共感 → 問題定義 → アイデア → 試作 → テストをくり返す。
- ホームページづくりに活用
- 誰のためのサイトかを考える(共感)
- どんな困りごとを解決したいのかを絞る(問題定義)
- たくさんのデザイン案を出す(アイデア)
- ワイヤーフレームや試作品を作ってみる(試作)
- 使ってもらって修正・改善(テスト)
- 図工との違い
- 図工は作り手の表現が中心
- デザイン思考は「使う人」の立場を最優先し、企業もこのやり方を導入して品質アップを目指している。



ホームページを作るうえで、デザイン思考を取り入れると、「使いやすい」「わかりやすい」サイトを作る手助けになります。
みなさんも、自分のホームページを作るときに、「見る人がどんな気持ちになるかな?」と考えながら工夫してみてくださいね!
やり方がわからないなど、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。