コンバージョンと売上はどう違うの?学生さんにもわかるように解説


こんにちは。企業のウェブサイト運営をサポートしている専門家です。
今回は、「コンバージョン(CV)」と「売上」の違いについて、学生さんにもわかりやすくお話ししますね。
コンバージョン(CV)とは、なに?
コンバージョン(Conversion)とは、「ホームページで達成したいゴール」を指します。
ホームページを作っている企業の人たちは、「ここまでやってほしい!」という目標を決めておき、それを達成してもらえると大きなメリットがあるんです。
コンバージョンの例
- お問い合わせフォームの送信
- カタログや資料のダウンロード
- メルマガ登録
- ネットショップでの商品の購入
コンバージョンは件数です。「~件」と数えます。
売上とは?
売上とは、「商品やサービスを売って得られるお金」のことです。
- ネットショップで商品を1,000円で売った場合、1個売れると売上は1,000円。
- サービスを契約してもらうと、それに応じた料金が売上になります。
売上は金額です。日本では「~円」という形になります。
企業がどれだけ儲けているかを測る上でとても大切な数字です。
コンバージョンと売上のちがい
それでは、コンバージョンと売上、どう違うのでしょうか?
項目 | コンバージョン(CV) | 売上 |
---|---|---|
意味 | ホームページ上で達成したい行動・ゴール。 例:登録、問い合わせ、購入など | 商品やサービスが売れたときに、企業が受け取る金額。 |
測る対象 | 行動の数(件) 例:「○人が資料をダウンロードした」「○回購入された」など | お金の金額(円) 例:「1個1,000円の商品が10個売れて、合計1万円の売上」 |
ゴールの広さ | 購入以外の行動も含む(お問い合わせや会員登録も重要なCVになりうる) | 主に商品の購入や契約から得られる金額。購入以外の行動は直接金額につながらない |
企業側の活用方法 | ・どのくらいの人が目標を達成してくれたかをチェック ・広告費やサイト改善の参考に | ・会社の儲けを把握 ・利益とのバランスを見ながら経営計画を立てる |
どうしてコンバージョンを重視するの?
たしかに、最終的には「お金をもらう=売上」が大事ですよね。
しかし、コンバージョンには「売上以外の行動」も含まれています。
たとえば、お問い合わせや資料ダウンロードなどです。
これらの行動は、すぐには売上に結びつかなくても、
- 興味を持ってもらうきっかけになる
- 後々の購入につながる可能性がある
- お客さんと企業がつながる大切なステップ
だから企業にとっては、「売上に直結しなくても大事なアクション」と考えられるわけです。
コンバージョンを売上につなげるために企業がやっている工夫
企業は、コンバージョンをいくつ獲得したかだけでなく、そこから売上につなげる仕組みも考えています。
たとえば、
- 追客(ついきゃく)メールやニュースレター
- 資料をダウンロードしてくれた人に、あとで「こんな新商品がありますよ」とメールを送る。
- 問い合わせ対応の改善
- お問い合わせが来たら、すぐに丁寧な回答をして「購入」に結びつける。
- 会員向けキャンペーン
- 会員登録してくれた人限定でセールやクーポンを発行し、購入をうながす。
こうして、コンバージョン → 売上の流れをスムーズにすることが企業の目標なんです。
6. まとめ
- コンバージョン(CV):ホームページ上で達成してほしい行動やゴール。売上だけでなく、お問い合わせや登録なども含まれる。
- 売上(Revenue):商品やサービスが実際に売れたときに得られるお金の金額。
- 違い:コンバージョンは「件数」で数え、売上は「金額」で測ることが多い。コンバージョンにはさまざまな行動が含まれ、売上は購入や契約などで得た金額だけを指す。
- 企業の工夫:まずはコンバージョンを増やし、そのあと売上につなげるためのアプローチを考えている。
ホームページ上でどんな行動をしてもらいたいか(コンバージョン)と、最終的に企業の利益に直結する売上の両方をきちんと考えるのがマーケティングの面白いところです。



もし自分がサイトやビジネスを作る機会があれば、ぜひ「まずはどんな行動をゴールにするのか?」を考えてみてくださいね!やり方がわからないなど、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。