10本あるホームページ記事、それぞれどれくらい読まれている? ~学生にもわかるアクセス解析~


こんにちは。企業のウェブサイトをサポートしている井水(いみず)です。
みなさんは、せっかく書いたホームページの記事が、どれくらいの人に読まれているのか知りたいと思ったことはありませんか?
今回は、ホームページに10本の記事があるとき、どの記事がどれだけ見られているのかを調べる方法を、学生にもわかるようにお話しします。
どうやって記事が読まれているかを調べるの?
Googleアナリティクス(Google Analytics)
ホームページを運営している人たちに一番よく使っている道具が「Googleアナリティクス」というツールです。
- Googleが無料で提供しているアクセス解析ツール
- ホームページに訪れた人数や、どの記事がどれくらい読まれているかなど、いろいろなことがわかります。
Googleアナリティクスを使えば、
- 「10本の記事のうち、どの記事が一番人気?」
- 「どのページでみんなが帰ってしまう?」
などをチェックできます。
専門用語をやさしく解説!
アクセス解析には、ちょっと難しそうな言葉がいくつかあります。ここでは、5つの言葉を紹介します。
セッション(Session)
ホームページに来た人が、ひとまとまりで閲覧する行動のことです。
- たとえば、Aさんがあなたのホームページを見にきて、3ページほど読んで、ホームページを閉じるまでを1セッションとします。
- 別の日にまたAさんが見に来たら、それは新しいセッションになります。
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- 「セッション」=「遊びに来てから帰るまでの一回の訪問」
PV(ページビュー、Page View)
ホームページの記事(ページ)が開かれた回数のこと。
- Aさんが1つの記事を3回開いたら、PVは3と数えます。
- 多くのPVがある記事ほど、「たくさんの人(または同じ人が何度も)がページを開いた」ということになります。
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- 「PV」=「ページを見た回数」
流入元(りゅうにゅうもと)
訪問してくれた人が、どこからやってきたのかを指します。
たとえば、Google検索から来たのか、YouTubeやInstagramなどから来たのか…というように、入口を調べることができるんです。
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- 「流入元」=「お客さんの入り口(ルート)」
離脱率(りだつりつ、Bounce RateやExit Rate)
ホームページを見にきた人が、どのページでサイトを閉じて帰ったかに関わる数字です。
- 「離脱率(Exit Rate)」は、特定のページが“最後に見られたページ”になっている割合です。
- 離脱率が高いページは「ここを読んだあと、みんな帰っちゃうのかな?」と分析する目安になります。
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- 「離脱率」=「最終的に読んだページの割合」
10本の記事がどれだけ読まれているのかを知る手順
Googleアナリティクスの初期設定
まずはホームページにGoogleアナリティクスのタグを埋め込みます。(ホームページ管理者にやってもらいましょう)
設定してからデータが反映され始めるまで、1日程度みましょう。
Googleアナリティクスにログイン
自分のアカウントでログインして、ダッシュボード(管理画面)を開きます。
レポートを確認
「行動 → サイトコンテンツ → すべてのページ」といった項目をクリックすると、ページごとにどれだけ見られたか(PV数)が表示されます。
上位のページをチェックして、「この記事はたくさん読まれているんだな」「この記事はあまり見られていないかも」とわかるようになります。
レポートを見る
セッション数が多いなら「たくさんの人が来ている」
PV数が多いなら「何度も記事を読んでくれている」
離脱率が高いページがあったら「ここで帰っちゃう人が多いのかな?」と改善のヒントにしましょう。
流入元を見て、もしSNSや検索からの流入が少なければ、SNSで紹介してみるとか、記事のキーワードを工夫してみるなど対策を考えられます。
まとめ
- Googleアナリティクスを使うと、ホームページの記事がどれだけ読まれているか、数字でわかるようになります。
- セッションは「ひとりがホームページを訪問してから帰るまで」のまとまりのこと。
- PV(ページビュー)は、ページを開かれた回数を数える指標。
- 流入元を見れば、検索エンジン、SNS、他サイトなど、どこから来ているかがわかる。
- 離脱率が高いページは、改善ポイントの目安になる。
- 10本の記事のPVを比べれば、「一番人気の記事」「あまり見られていない記事」がわかり、記事のリライトや宣伝のヒントになる。



ホームページが成長していくと、アクセス解析はますます面白くなります。
「どうしてこの記事が読まれているのかな?」と考えながら、より良い記事作りを目指してみてください。
自分の書いたものが多くの人に読まれると、やる気もアップしますよね。ぜひ楽しんで取り組んでみてください!
やり方がわからないなど、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。