オウンドメディアのKGI・KPI測定方法を初心者向けにわかりやすく解説

オウンドメディアは、自社で運営する情報発信の場として、企業の認知向上や顧客獲得、収益化などさまざまな役割を担います。
ただし、その成果を正しく評価し改善していくには、目的に応じた指標の設定が欠かせません。
関連記事:オウンドメディアとは
オウンドメディアには2つのモデルがある
オウンドメディアの効果測定を行う前に知っておくべきことは、「目的の違い」です。目的が異なれば、追うべき指標(KGI・KPI)も変わってきます。
1. リード獲得型オウンドメディア
見込み顧客を集め、商談や成約につなげることを目的としたメディアです。BtoBのサービスサイトやホワイトペーパーのダウンロード導線を持つメディアが該当します。
2. 広告収益型オウンドメディア
記事へのアクセスを集め、ディスプレイ広告やアフィリエイトで収益を得るモデルです。メディア単体で利益を上げることが目的となります。
これらの目的に応じて、KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)をそれぞれ設定していきます。
オウンドメディアのKGIと測定方法
リード数の獲得(リード型)(関連担当:マーケティング担当、営業担当)
見込み顧客の獲得数は、リード型メディアの基本的な成果指標です。
ダウンロード資料、問い合わせ、メルマガ登録などが対象になります。
- CRMやMAツールで、メディア経由のリード数を計測
商談化率・成約率(リード型)(関連担当:営業担当、経営企画担当)
獲得したリードが、商談→成約まで進んだ割合を追跡することで、メディアの営業貢献度が見えてきます。
- 営業管理ツール(SFA)で商談数・成約数を記録
広告収益の増加(広告型)(関連担当:広告運用担当、メディア事業担当)
メディア上の広告(アドネットワーク、アフィリエイトなど)から得られる収益を増やすことが目的となります。
- 広告配信プラットフォーム(Google AdSense、Amazonアソシエイト等)から月次レポートを取得
ブランド認知・SEO流入の増加(共通)(関連担当:広報担当、SEO担当)
記事コンテンツを通じて検索からの流入を増やし、ブランドをより多くの人に届ける役割を果たします。
- Googleサーチコンソールでブランド名・関連キーワードの検索流入を確認
オウンドメディアのKPIとその測定方法
ページビュー数(PV)(関連担当:コンテンツ制作担当、SEO担当)
サイト全体や特定記事がどれだけ閲覧されたかを示します。トレンドや人気コンテンツの把握に役立ちます。
- GA4での確認手順:レポート > ページとスクリーン > ページビュー数を確認
ユニークユーザー数(UU)(関連担当:マーケティング担当)
一定期間に訪れた重複のないユーザー数です。どれだけ新しい読者にリーチしているかが分かります。
- GA4での確認手順:レポート > ユーザー属性 > アクティブユーザー数を確認
資料請求数・セミナー申込数(関連担当:営業担当、インサイドセールス担当)
コンテンツを読んだ後にアクションにつながった回数は、リード獲得型における重要なKPIです。
- GA4での確認手順:レポート > イベント > download_pdf、seminar_entry などのカスタムイベントを設定して測定
フォーム送信率(関連担当:マーケティング担当、Web担当)
フォームページの訪問者に対する送信完了の割合です。CTAの配置や項目数が影響するため、改善余地が見つけやすいポイントです。
- GA4での確認手順:該当フォームの表示回数と送信数の割合を計算(form_view と form_submit を使用)
※カスタムイベントを設定して測定
滞在時間・直帰率(関連担当:UX担当、編集担当)
記事がどれだけ読まれているか、他ページにも回遊しているかを測る指標です。読みやすさや導線の工夫が求められます。
- GA4での確認手順:レポート > ページとスクリーン > 平均エンゲージメント時間、エンゲージメント率を確認
ソーシャルメディアでのシェア数(関連担当:SNS運用担当、広報担当)
ユーザーが記事を他者に紹介したくなるほど価値を感じているかを表します。SNSでの拡散力の把握にもつながります。
- 各SNSでのシェア数(X、Facebookなど)、またはシェアボタンのクリックイベントをGA4で計測
※カスタムイベントを設定して測定
まとめ
オウンドメディアは、「見込み顧客を獲得する」のか「収益を上げる」のかで追うべき指標が変わります。まずは自社メディアの役割を明確にしたうえで、KGIとKPIを設定しましょう。
GA4やCRM、広告レポートなどのツールを活用し、コンテンツの改善に役立てていくことが、成果につながるメディア運営の鍵です。


お困りの際はお気軽にお問い合わせください。専門家と一緒に作業すれば、余計な遠回りをせずに成果へ近づけるはずです。