オウンドメディアのファネル分析とは?資料請求やリード獲得につなげる可視化の方法

オウンドメディアは、自社で運用する情報発信サイトとして、リード獲得やブランディング、広告収益など多様な目的に活用されます。ただし「記事を更新しているのに成果が見えない」と悩むケースも少なくありません。
その原因のひとつが、ユーザーの行動がどのように進んでいるのかを把握できていないことです。
記事を読んだユーザーが次に何をしているのか、どの段階で離脱しているのかを知ることで、改善の方向性が見えてきます。
この記事では、オウンドメディアにおけるファネル分析の考え方と、GA4(Googleアナリティクス4)を活用した分析手法を初心者向けに解説します。
目次
ファネルとは?情報接触からリード獲得・収益化までの流れ
ファネルとは、ユーザーの行動を「認知 → 関心 → 行動 → 成果」と段階で整理する考え方です。オウンドメディアでは、次のような流れで捉えると効果的です。
- 記事ページの閲覧(page_view)
- 他記事への回遊やスクロール
- 資料請求・セミナー案内などCTAのクリック
- フォーム入力開始(form_start)
- フォーム送信・資料DL・セミナー申込完了(form_submit)
このように、閲覧から反応までの動きを段階的に把握することで、「どの記事が成果に貢献しているのか」「どこで離脱しているのか」が見えるようになります。
想定チャネル別のファネルモデル例
SEO流入(課題・テーマ検索)
- 記事コンテンツの閲覧
- 関連記事やカテゴリページへの遷移
- CTAボタンのクリック
- フォーム開始(form_start)
- フォーム送信完了(form_submit)
SNSや広告からの流入
- 特集記事やキャンペーンページの閲覧
- ブランド理解ページや事例記事への遷移
- ホワイトペーパーダウンロードCTAのクリック
- DLフォーム送信(form_submit)
リピーター・メルマガ経由
- 新着記事や人気記事の閲覧
- CTAへの反応
- サービスページへの遷移
- 問い合わせ・商談リクエストフォーム送信
GA4で使える主なイベント
ユーザー行動 | GA4イベント名 |
---|---|
ページ閲覧 | page_view |
リンク・CTAのクリック | click |
フォーム入力開始 | form_start |
フォーム送信・完了 | form_submit |
まとめ
オウンドメディアの効果は「アクセス数」だけでは測れません。ユーザーがどのように記事を読み、どんなアクションにつながったのかをファネルで分析することで、成果に近づける改善が可能になります。GA4を活用し、情報発信の精度を高めていきましょう。

お困りの際はお気軽にお問い合わせください。専門家と一緒に作業すれば、余計な遠回りをせずに成果へ近づけるはずです。