ランディングページのファネル分析とは?GA4で成果につなげる行動の見える化手法

ランディングページ(LP)は、特定の商品やサービスを訴求し、問い合わせ・購入・資料請求などの成果につなげることを目的とした1枚構成のページです。
限られたスペースの中で、いかにユーザーを離脱させず行動に導くかが重要になります。
本記事では、LPにおけるファネルの考え方と、GA4(Googleアナリティクス4)を活用した行動可視化の方法を初心者向けにやさしく解説します。
目次
ファネルとは?1ページ内の行動変化を可視化する
ファネルとは、ユーザーの行動を「関心 → 理解 → 行動」と段階で捉える考え方です。LPではサイト内回遊がないため、1ページ内でどの要素が読まれ、どの位置で離脱が起きているかを把握することが重要です。
- ページ訪問(page_view)
- ヒーローセクション・メリット訴求の表示
- 商品説明・事例・FAQなどの閲覧
- CTAボタンのクリック(click)
- フォーム入力開始(form_start)
- フォーム送信完了(form_submit)
想定チャネル別のファネルモデル例
検索広告からの流入(比較・検討段階)
- LP訪問
- 課題提起・メリット訴求を確認
- 導入事例や口コミを閲覧
- CTAクリック
- フォーム送信(form_submit)
SNS・動画広告からの流入(認知段階)
- LP訪問
- ストーリーメッセージの閲覧
- スクロール・回遊なしで離脱 or CTAクリック
- フォーム入力開始(form_start)
- フォーム送信(form_submit)
メールや再訪問ユーザー(行動段階)
- LP訪問
- 価格や詳細条件を再確認
- CTAクリック
- フォーム送信
GA4で使える主なイベント
規定のイベントの他、スクロールについてはカスタムイベントを設定すると便利です。
ユーザー行動 | GA4イベント名 |
---|---|
ページ閲覧 | page_view |
CTAクリック | click |
フォーム入力開始 | form_start |
フォーム送信 | form_submit |
スクロール率(0%) | scroll_0_percent |
スクロール率(25%) | scroll_25_percent |
スクロール率(50%) | scroll_50_percent |
スクロール率(75%) | scroll_75_percent |
スクロール率(100%) | scroll_100_percent |
まとめ
ランディングページは「1ページ完結型」であるがゆえに、各要素の配置や内容が離脱・反応に直結します。GA4のイベントを活用して、どこまでユーザーが読み進めているか、どのボタンが押されたのかを可視化することで、ページ改善に役立てましょう。

お困りの際はお気軽にお問い合わせください。専門家と一緒に作業すれば、余計な遠回りをせずに成果へ近づけるはずです。