コーポレートサイトのKGI・KPI測定方法を初心者向けにわかりやすく解説

コーポレートサイトのKGI・KPI測定方法を初心者向けにわかりやすく解説

コーポレートサイトは企業の「顔」として、信頼性の向上やブランド認知、情報発信など多くの役割を担います。
しかし、実際にどれだけ役立っているのかを数値で示すのは意外と難しいものです。

そこで重要なのが、KGI(最終目標)とKPI(中間指標)を使った効果測定です。

この記事では、コーポレートサイトにおけるKGI・KPIの測定方法について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

目次

KGIとKPIとは?

KGI(Key Goal Indicator)=最終的な成果

企業がコーポレートサイトを通じて実現したい最終目標を指します。
たとえば「信頼性の向上」や「ブランドイメージの確立」などが該当します。
売上や問い合わせ数といった直接的な成果だけでなく、企業全体の価値向上にも関係します。

KPI(Key Performance Indicator)=進捗を測るための指標

KGIを達成するための具体的な行動指標です。
たとえば「問い合わせ数」や「資料請求数」「ページの閲覧数」など、日常的に追いかけることで、KGIに近づいているかを確認できます。

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コーポレートサイトのKGIとその測定方法

企業の信頼度向上(関連部署:経営、広報担当、顧客対応担当)

企業の信頼は、取引や採用、投資などすべてのビジネス活動の土台になります。コーポレートサイトは、企業姿勢や実績、情報の透明性を伝える重要なチャネルであり、ステークホルダーに安心感を与える役割を果たしています。

  • アンケート調査:株主や顧客、取引先に対し、企業への信頼感に関する定期的な調査を実施。
  • メディア掲載の質と量:ポジティブな報道や第三者評価機関からの認定などを記録。
  • SNS分析(ソーシャルリスニング):企業名やサービス名に対するポジティブ・ネガティブな言及数を分析。
  • 従業員満足度調査:インナーブランディングの一環として、自社への信頼感を測定。

ブランドイメージの向上(関連部署:マーケティング担当、広報担当)

ブランドイメージは、競合と差別化され「選ばれる理由」となります。コーポレートサイトはその第一印象を形成する媒体であり、視覚デザイン・メッセージ・ユーザビリティを通じてブランド認識に影響を与えます。

  • ブランドイメージ調査:ターゲット層に企業の印象を尋ねるアンケートを実施。
  • SNSエンゲージメント:いいね・コメント・シェア数などを指標として分析。
  • UGC(ユーザー投稿)量の把握:企業名での自然な投稿や口コミを確認。
  • 競合比較:業界内でのポジショニングを分析し、自社のブランドイメージを相対的に把握。
  • ウェブサイト印象評価:ヒートマップやユーザーテストを通じてUI/UXの印象への影響を可視化。

ステークホルダーとの関係強化(関連部署:IR担当、CSR担当、広報担当)

投資家、報道関係者、顧客、地域社会などとの良好な関係は、企業の持続的成長に不可欠です。サイト上での情報発信やフィードバックの受け皿は、信頼形成に直結します。

  • IRコンテンツの閲覧・DL数:投資家向け情報の閲覧状況を記録。
  • 問い合わせ対応の質:返信スピード、対応満足度を評価。
  • イベント参加率:株主総会・説明会などへの参加者数を記録。
  • メディア対応状況:記者やメディアからの問い合わせ対応履歴を管理。

コーポレートサイトのKPIとその測定方法

問い合わせ数(関連部署:営業担当、カスタマーサポート担当)

問い合わせは、営業部門に商談提供することにつながります。

  • フォーム送信完了数やボタンクリック数をGA4で確認。
  • GA4での確認手順:レポート > イベント > 該当イベント(例:form_submit)を確認。※GA4でキーイベント設定すると便利です。

資料請求数(関連部署:営業担当、マーケティング担当)

興味度の高い見込み顧客の行動で、ナーチャリングの起点になります。

  • ダウンロード完了ページ到達やクリックイベント数を確認。
  • GA4での確認手順:レポート > イベント > download_pdf などの該当イベントを確認。※GA4でキーイベント設定すると便利です。

メディア掲載数(関連部署:広報担当)

信頼性や注目度のバロメーター。企業の対外評価にもつながります。

  • 広報記録やモニタリングツールで定期的に確認。

ページビュー数(PV)(関連部署:全社)

どの情報が見られているか、サイト全体の利用状況を把握できます。

  • GA4での確認手順:レポート > ページとスクリーン > ページビュー数を確認。

ユニークユーザー数(アクティブユーザー数)(関連部署:マーケティング担当、経営)

実際に何人に認知されているかの指標。施策の広がりを測る材料になります。

  • GA4での確認手順:レポート > ユーザー属性 > 概要 > アクティブユーザー数を確認。

平均滞在時間(関連部署:制作・コンテンツ担当、UX担当)

滞在時間が長いほど、関心度が高く、コンテンツが読まれているサインとなります。

  • GA4での確認手順:レポート > ページとスクリーン > 平均エンゲージメント時間を確認。

まとめ

KGIは企業の信頼やブランド力など「成果の本質」を測る指標で、アンケートや社内外の評価が主な手法です。

KPIはアクセス数や問い合わせ数など、日々の進捗を数値で把握するための指標です。

KPIはGA4などのツールで可視化でき、部署ごとの改善活動にも役立ちます。

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