ブランディングサイトのKGI・KPI測定方法を初心者向けにわかりやすく解説

ブランディングサイトのKGI・KPI測定方法を初心者向けにわかりやすく解説

ブランディングサイトは、商品やサービスを直接売るのではなく、企業やブランドそのものの印象を高めることに特化したウェブサイトです。

ユーザーに、
「このブランドは信頼できそう」
「なんとなく好き」
と感じてもらうことが目的ですが、その効果は数値化しづらいと感じる方も多いのではないでしょうか。

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この記事では、ブランディングサイトにおけるKGI(最終目標)とKPI(進捗指標)をどのように設定・測定すればよいのかを初心者にもわかりやすく解説します。

目次

KGIとKPIの役割

KGI(Key Goal Indicator)=最終的に達成したい目標

ブランディングサイトの場合、直接的なコンバージョンよりも、ブランドに対する認知や好意、イメージの浸透といった、ユーザーの心理的な変化がKGIに該当します。

KPI(Key Performance Indicator)=日々の指標

KGIの達成状況を間接的に確認するための数値です。
SNSでの言及数や検索数、滞在時間など、ブランドに関する関心度や接触回数を示すデータが中心になります。

ブランディングサイトのKGIと測定方法

ブランド認知度の向上(関連部署:マーケティング担当、広報担当)

ブランドを「知っている」人の数を増やすことは、ブランディング施策の第一歩です。新規ユーザーの増加や、ブランド名での検索、SNSでの言及数などを通じて測定します。

  • 認知度アンケート調査の実施(ブランド名を知っているか)
  • ブランド名を含む自然検索数(Googleサーチコンソールなどで確認)
  • SNSでの投稿数やシェア数(X、Instagram、Facebookなど)

ブランド好感度の向上(関連部署:マーケティング担当、CX担当)

単に認知されるだけでなく、ポジティブな印象を持ってもらうことが次のステップです。ユーザーアンケートや、SNSでのポジティブな反応などを通じて評価します。

  • ブランド好感度調査(どんなイメージを持っているか、他社との比較)
  • SNSでのポジティブな言及数やコメント内容の傾向分析

ブランド連想の強化(関連部署:ブランド戦略担当、広報担当)

「このブランドといえば〇〇」といった連想が強まることで、記憶に残りやすくなります。アンケートやインタビュー、自然検索キーワードの傾向を通じて把握します。

  • ブランド連想に関する定性アンケート(例:当ブランドを色に例えると?)
  • 検索キーワードの分析(ブランド名+特徴的なワード)

ブランディングサイトのKPIとその測定方法

ソーシャルメディアでの言及数(関連部署:マーケティング担当、SNS担当)

ブランディングサイトを見た人の反応は、SNSでの言及というかたちで表れることが多くあります。UGC(ユーザー生成コンテンツ)やシェア数も含めて確認します。

  • SNS管理ツール(例:Mention、Social Insightなど)でブランド名の投稿件数を把握

ブランドに関する検索数(関連部署:SEO担当、マーケティング担当)

ブランド名や商品名を検索する人が増えていれば、関心や認知が広がっている証拠です。

  • Googleサーチコンソールでの検索クエリ確認
  • 指名検索(ブランド名そのもの)の推移分析

ブランドイメージに関するアンケート結果(関連部署:マーケティング担当、商品企画担当)

ブランドの印象や信頼性をユーザーに直接尋ねることで、ブランディングの成果を可視化できます。

  • 定期アンケートによるイメージ変化の追跡
  • ユーザーインタビューでの自由回答の分析

ページビュー数(関連部署:Web制作担当、コンテンツ担当)

ブランディングサイトの訪問数が多いほど、露出の機会も増え、ブランドとの接点が広がります。

  • GA4での確認手順:レポート > ページとスクリーン > ページビュー数を確認

平均滞在時間(関連部署:UX/UIチーム、コンテンツ制作部)

ブランドストーリーや世界観にどれだけ関心を持ってもらえたかは、滞在時間から読み取ることができます。

  • GA4での確認手順:レポート > ページとスクリーン > 平均エンゲージメント時間を確認

まとめ

ブランディングサイトは、直接的な売上ではなく、認知・好感・連想といったブランド価値を築くための施策です。

その効果を測るためには、心理的な変化をとらえるKGIと、具体的な行動指標であるKPIの両方をバランスよく活用することが重要です。

GA4やサーチコンソール、SNS分析ツールなどを併用しながら、ブランド価値の定点観測を続けていきましょう。

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