【マーケターの視点】デザインの語源「de+sign」に学ぶ、ビジネスの本質

【マーケターの視点】デザインの語源「de+sign」に学ぶ、ビジネスの本質

「デザイン」という言葉。
実はその語源には、私たちマーケターだけでなく、すべてのビジネスパーソンにとって非常に重要な「仕事の本質」が隠されているように思います。

今日はその語源をシンプルに解き明かし、日常のビジネスシーンでどう活かせるか、マーケター視点からご紹介させてください。

目次

「Design」の語源をシンプルに分解

デザイン(Design)は、ラテン語の「designare」に由来すると言われています。
その構造を分解してみると、本質が見えてきます。

要素語源的な意味ビジネスにおける本質的な意味合い
de-分離、強調、完全に、下に不要なものを取り除く、焦点を定める
sign (signare)印をつける、記号で示す重要なものを示す、計画を可視化する
designde + sign本質を抽出し、明確に示すこと

つまり、デザインとは単に見た目を飾ることではなく、余計なものを削ぎ落とし(de-)、本当に重要な本質や計画を、分かりやすく示す(sign)ことが、その言葉の根っこにある意味だと言えます。

すべてのビジネスパーソンへ送るde+sign思考

この「本質を抽出し、明確に示す」という「de+sign」の考え方は、あらゆるビジネスシーンで応用できます。

企画書・提案書: 情報過多になっていませんか?

要点を3つに絞り(de-)、そのメリットや効果を具体的に示しましょう(sign)

プレゼンテーション: スライドに文字を詰め込みすぎていませんか?

補足情報は削ぎ落とし(de-)、最も伝えたいメッセージやデータを視覚的に強調して示しましょう(sign)

Webサイト/サービス改善: ユーザーは迷わず目的を達成できていますか?

不要なボタンや情報を整理し(de-)、ユーザーが取るべき行動(CTA)への導線を明確に示しましょう(sign)

会議・打ち合わせ: 議論が発散していませんか?

論点を絞り込み(de-)、決定事項や次のアクションを具体的に示しましょう(sign)

自身のキャリアプラン: 将来やりたいことが多すぎませんか?

本当に情熱を注げることを見極め(de-)、そこに向かうための具体的なステップを示しましょう(sign)

まとめ

何を削ぎ落とし、何を示すか

デザインの語源「de+sign」が教えてくれるのは、本質を見抜く力それを効果的に伝える力性です。

これは、デザイナーだけに必要なスキルではありません。情報を整理し、課題を解決し、価値を創造しようとするすべてのビジネスパーソンにとって、強力な思考のツールとなり得ます。

ぜひ、あなたの日々の仕事にも「de+sign」の視点を取り入れてみてください。きっと、新しい発見や成果につながるはずです。

ウェブマーケター

お困りの際はぜひ一度ご相談ください。専門家と一緒に作業すれば、余計な遠回りをせずに成果へ近づけるはずです。

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