ウェブサイトに口コミを効果的に掲載する方法:成約率アップの秘訣

「お客様の声」や「口コミ」は、潜在顧客の購買意欲を高める強力なツールです。
実際に、消費者の84%が個人的な推薦を最も信頼できる情報源と考えているというデータもあります。
しかし、ただ闇雲にクチコミを掲載するだけでは効果は半減してしまいます。

このブログでは、ウェブサイトにクチコミを掲載する際の実践的なノウハウをご紹介します。
クチコミを掲載すると効果的な4つのページ
トップページにクチコミを掲載すると、第一印象に良い影響がある
トップページにクチコミを掲載する理由
- 初めて訪問したユーザーに信頼感を与える最初の接点となります
- トップページから他のページへ移動せずに離脱するユーザーが約半数いるというデータもあります
- クチコミを掲載することで、ユーザーの興味関心を維持するのに役立てます
トップページにクチコミを掲載する方法
- 3〜5件の厳選された高品質なクチコミ
- リスト形式やカルーセル形式で表示
- 「当社サービスで問い合わせが3倍に増えました」など、具体的なクチコミを優先
お客様の声ページなど、クチコミ専用ページを作る
「お客様の声」専用ページを作る理由
- 検討段階の顧客が詳細な体験談を求める際の重要な情報源となります
- 多数のクチコミを整理して掲載できるため、サービスの多面的な評価を伝えられます
- グローバルナビ(サイトのメニューバー)に「お客様の声」を掲載できます
専用ページにクチコミを掲載する方法
- クチコミの数が多い場合は、分類したり、検索・フィルター機能を付与します
- 1ヶ月に1〜2件のペースで新しいクチコミを追加し、情報の鮮度を保ちます
商品ページやサービスページにクチコミを載せることでCV率アップ
サービスページにクチコミを掲載する理由
- 購入・申込み直前の顧客の不安を払拭する効果があります
- 該当サービス・商品の具体的な効果や体験を知りたいというニーズに応えます
商品ページやサービスページにクチコミを掲載する方法
- 商品説明と料金の間など、検討段階で目に入りやすい位置に配置します
- そのサービス・商品に特化したクチコミを2〜3件掲載します
会社概要・実績ページにクチコミを載せ、信頼性を構築
会社情報ページにクチコミを掲載する理由
- 企業としての信頼性向上に直結します
- 特に新規顧客獲得において、企業の評判は重要な判断材料となります
会社概要ページや実績ページにクチコミを掲載する方法
- より具体的なクチコミを掲載
- 知名度の高い企業名があればそれも掲載
- 会社の強みと一致するクチコミを選定し、企業価値を強調
クチコミの効果的な掲載方法:信頼性と説得力を高めるテクニック
掲載するクチコミの選び方3つのポイント
具体的な体験談を優先します。
- 「良かった」「満足」などの抽象的な表現より「〇〇という課題が〇〇というサービスで解決した」など具体的内容を選ぶ
- 数字や比較を含むクチコミ(「売上が30%アップ」「以前の2倍の成果」など)は説得力が高い
多様性を意識します。
- 異なる性別・年代・業種からのクチコミをバランスよく掲載する
- ターゲット層と似た属性の顧客からのクチコミは特に効果的(同業種の成功事例など)
バランスの取れた評価を掲載します。
- 完璧すぎるクチコミばかりではなく、「最初は不安だったが」など、経過や成長を含むストーリー性のあるクチコミも信頼性が高い
- 5段階評価で言えば、4.0〜4.8の評価が最も信頼される傾向があるという調査結果も
クチコミの効果的な見せ方
視覚的に目立たせます。
- 吹き出しデザイン:会話形式で親しみやすく
- カード型デザイン:整理された印象で多数掲載に適している
- 引用スタイル:シンプルながらもクチコミとして認識されやすい
人物情報を付加します。
- 可能であれば顔写真を掲載(必ず事前許可を取得)
- 写真掲載が難しい場合は、アバターやイラストでも個人差を表現
- B2B向けサービスの場合:「IT企業・CTO・30代」など、読者が共感しやすい属性情報を添える
信頼性を高める要素を加えます。
- 実名掲載(許可必須)は信頼性が大幅に向上
- SNSアカウントリンク(許可必須)も信頼性向上に効果的
- クチコミ投稿日付を明記し、定期的に更新していることを示す
クチコミ掲載の実践例
効果的なクチコミ掲載例
例1:具体的な成果が明確なクチコミ
「御社のSEO対策サービスを導入して6か月で、主要キーワードの検索順位が平均12位から3位に上昇し、オーガニック流入が2.5倍になりました。特に丁寧な月次レポートと改善提案が助かっています。」 (IT関連企業・マーケティング担当・40代男性)
例2:ストーリー性のあるクチコミ
「最初は予算の都合で小規模なプランからスタートしましたが、3か月で効果を実感し、フルプランに切り替えました。今では月間問い合わせ数が45件から130件に増加し、営業部から感謝されています。段階的に提案してくれる柔軟な対応に感謝しています。」 (製造業・広報部門・30代女性)
例3:不安解消型のクチコミ
「ウェブマーケティングの知識がほとんどなく不安でしたが、専門用語を使わない分かりやすい説明と、毎月の進捗報告で安心して任せられました。特に担当者の○○さんの親身な対応には感謝しています。おかげで自社サイトからの新規顧客が増えました。」 (美容サロン経営・50代女性)
効果的なクチコミを集める方法
クチコミを掲載するためには、まず良質なクチコミを収集する必要があります。以下に効果的な収集方法をご紹介します。
1. タイミングを見極める
- サービス提供後、顧客満足度が高いタイミングでリクエストします。
- 具体的には、プロジェクト完了時、目標達成時、良い結果が出た時など
- 担当者に「ありがとう」と言われるタイミングがあれば、その時がいいでしょう。
2. 複数の収集チャネルを活用する
- 対面であれば、紙ベースで依頼することもひとつです。直筆の声が得られるのは効果的です。
- メールでのアンケートでは、簡潔で回答しやすい設計を心がけましょう。
- Googleビジネスプロフィールにクチコミを書いてもらうなら、URLを送ります。
- SNSへの投稿してもらう場合は、ユニークなハッシュタグをつけてもらうと、投稿後に見つけやすいです。
3. クチコミ依頼時のポイント
- 具体的な質問を用意する:「どのような課題が解決しましたか?」など
- 回答しやすい選択肢も用意する
- 写真使用や実名掲載の可否を必ず確認する
4. インセンティブの検討
- Googleビジネスプロフィールへの投稿はインセンティブ禁止なので注意しましょう
- 小さな謝礼を用意するのもOK(ただし過度なものは避けます)
- 次回割引やポイント付与も効果的です
クチコミ掲載の法的注意点
クチコミを掲載する際には、法的な観点からも注意が必要です。
- 個人情報保護法に基づく同意取得(写真、氏名等の掲載には明示的な許可を得る)
- 景品表示法への配慮(誇大な表現の編集・修正は避ける)
- 定期的な掲載内容の見直し(古いクチコミは適宜更新する)
まとめ:今日から始めるクチコミ活用ステップ
- 現状の棚卸し:自社サイトのどこにクチコミを掲載すべきか分析する
- クチコミ収集:満足度の高い既存顧客に協力を依頼する
- 掲載デザイン検討:自社サイトのデザインに合わせたクチコミ表示方法を決定する
- 効果測定準備:クチコミ掲載前後でのコンバージョン率変化を測定できるよう準備する
- 段階的実装:まずはトップページから始め、効果を見ながら他のページにも展開する



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