ブルーオーシャン戦略とは?レッドオーシャンとのちがいをわかりやすく解説


こんにちは。ウェブマーケティングの専門家、井水です。
企業が商品やサービスを売るとき、すでに同じような競争相手がたくさんいる場合と、まだ誰も手をつけていない新しい場所で勝負できる場合があります。すでに競争相手が多いところをレッドオーシャン(赤い海)と呼び、誰もいない新しいところをブルーオーシャン(青い海)と呼ぶのです。



ここでは、ブルーオーシャン戦略がどんな考え方なのか、レッドオーシャンとのちがいや専門的な言葉の意味を、できるだけ分かりやすく紹介します。
レッドオーシャン戦略とブルーオーシャン戦略のちがい
市場がすでにある(既存)のものであれば、みんなそこに集まって争うレッドオーシャンになりがちです。
一方、まだ誰も行っていない市場に自社が先に行けば、ブルーオーシャンとなる可能性があります。
下の表は、それぞれの特徴をまとめたものです。
レッドオーシャン戦略 | ブルーオーシャン戦略 | |
---|---|---|
どんな市場? | すでに多くの企業がいる市場 | まだ誰も作っていない新しい市場 |
競争 | 他社との競争が激しい。以前からあったルールで競う。 | 競争しなくても済む環境 |
ニーズ | すでにあるニーズを取り合う。 | 新しいニーズを掘り起こし。人々に「欲しい」と思わせる |
ブルーオーシャン戦略はどんなメリットがあるのか
レッドオーシャンのように、みんなが同じ市場で戦うと、どうしても価格を下げるとか宣伝費をかけるとかして、利益が少なくなることがあります。でも、ブルーオーシャンを狙うと、競争相手がいないので自分のペースで大きく伸びるチャンスを得られます。
ブルーオーシャン戦略の例
たとえば、スマートフォンがまだなかった頃にスマホのような端末を作った会社は、先に市場を作って先行者利益を得たともいえます。すでに似た商品がたくさんあるわけではないので、初めのうちは大きく売れやすいです。
おわりに
ブルーオーシャン戦略は、新しい市場を作って競争を回避しようとする考え方です。「既存の市場」で戦うレッドオーシャンとは正反対といえます。もちろんブルーオーシャンが必ず見つかるわけではありませんし、リスクもありますが、成功すれば大きな成長が期待できます。



「まだ誰もやっていないことを見つける」「新しい需要を作る」という発想は、将来何か面白いビジネスを始めたい人には大切かもしれません。会社やお店がどんな戦略をとっているのか、観察してみるのも面白いですよ。やり方がわからないなど、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。