キラーコンテンツ + 動画 = 成果最大化!
Web上で大きな成果を上げている「キラーコンテンツ」。
すでに多くのリード獲得や、CV(コンバージョン)向上に貢献している“勝ちパターン”をお持ちの方も多いでしょう。 しかし、その資産をさらに輝かせる方法としておすすめなのが、「動画化」です。
なぜ動画が有効なのか?
今やスマートフォンの普及・通信環境の発達で、ユーザーは動画を介して情報を得る機会が増えています。
例えば、「HOWTO型キラーコンテンツ」を動画にすれば、文章では理解しにくい部分を
視覚+音声で直観的に理解できるようになり、顧客満足度も向上。 また、「事例紹介型キラーコンテンツ」を動画にすることで、テキストだけでは伝わりにくいリアルな“空気感”や顧客の“生の声”が届けられ、営業支援にも大きく役立ちます。
さらに、動画は他部門でも活用しやすいのが特徴。 ・営業が顧客への提案資料に添付する
・広報がSNSや広告に流用する
・人事が採用活動用にアレンジする ……など、いろいろな展開が期待できるのです。
本記事では、キラーコンテンツの7つの型に応じた動画化のアイデアを、それぞれのポイントや成功事例を交えて解説します。 「勝ちパターン」をもっと大きく育て、社内外での活用を広げたい方は、ぜひご一読ください。
キラーコンテンツ7つの型×動画アイデア
そもそも「キラーコンテンツ」といっても、その内容や構成はさまざま。
本記事では、大きく7つの型に分類し、それぞれに合った動画活用法を提案していきます。
キラーコンテンツ7つの型
- HOWTO型:
具体的な手順や方法を紹介するコンテンツ(例:製品の使い方ガイド、〇〇の設定方法など) - エッセイ型:
筆者の体験や意見を述べるコンテンツ(例:業界での経験談、〇〇についての個人的考察) - 調査レポート型:
独自の調査データや分析結果をまとめたコンテンツ(例:アンケート調査結果、マーケット分析など) - イベントレポート型:
イベントの様子や内容を報告するコンテンツ(例:展示会レポート、セミナー参加報告) - 対談型:
複数人による対談やインタビューをまとめたコンテンツ(例:専門家対談、ユーザーインタビューなど) - 事例紹介型:
製品・サービスの導入事例を紹介するコンテンツ(例:導入企業の成功ストーリー) - キュレーション型:
特定のテーマに関する情報を集め、整理したコンテンツ(例:〇〇業界ニュースまとめ、〇〇に役立つツール集)
それでは、7つの型ごとに、最適な動画形式や活用のコツを見ていきましょう。 紹介する「動画制作のポイント」「活用場面」「期待効果」などをヒントに、ぜひ社内でも動画化プロジェクトを企画してみてください。
型1:HOWTO型 × チュートリアル動画
製品の使い方や具体的手順をわかりやすく解説するコンテンツです。
動画化する場合は、操作シーンやステップを映像で見せるチュートリアル形式がおすすめです。
実演の様子を撮影して字幕を付けると、視聴者が無音でも理解しやすくなります。
アップロード先は、製品紹介ページやFAQページに埋め込みつつ、YouTubeやInstagramリールにもショート版を展開すると、より多くの人へ届けられます。
- 動画形式:
・チュートリアル動画(ステップバイステップの解説)
・実演デモ動画(実際に操作しながら解説) - 制作のポイント:
・ユーザー目線でわかりやすく、短めに構成する
・テロップや字幕を入れて、無音環境でも理解できるように - 活用場面:
・ウェブサイトの製品ページやFAQページ
・メールマーケティング(導入後フォロー)
・YouTubeチャンネル - 期待される効果:
・顧客満足度向上、問い合わせ削減、商談化率UP - 他部門での活用例:
・サポート部門:問い合わせ対応時に動画URLを案内
・営業部門:顧客に製品操作を紹介するツールとして利用
型2:エッセイ型 × ストーリーテリング動画
筆者の体験談や想いを綴る、ストーリーテリング要素が強いコンテンツです。
動画化ではナレーションやBGMを活かし、感情を揺さぶる演出を加えると効果的です。
視聴者が共感しやすいストーリー構成を意識しましょう。
アップロード先は、コーポレートサイトやSNSへ短編を載せるほか、TikTokなどの短尺動画プラットフォームでもファン獲得につながりやすいです。
- 動画形式:
・ストーリーテリング動画(筆者の想い・体験を映像化)
・アニメーション動画(エッセイをビジュアルで表現) - 制作のポイント:
・共感を呼ぶ物語性が重要
・BGMや演出を効果的に使い、感情を揺さぶる - 活用場面:
・SNS拡散、ブランドイメージ向上
・企業ブログやコーポレートサイトでの「企業ストーリー」発信 - 期待される効果:
・ブランドロイヤルティ向上、ファン化、認知度UP - 他部門での活用例:
・広報部門:コーポレートブランディング動画
・人事部門:社内向けモチベーションアップツール
型3:調査レポート型 × データ解説動画
独自の調査データや分析結果をまとめたコンテンツです。
動画では、グラフや図表をアニメーションで動かし、ナレーションを付けて分かりやすく解説すると効果的です。
専門家のコメントを入れると、信頼性がさらに高まります。
ウェブサイトのレポートページに動画を埋め込むのはもちろん、YouTubeでフル版を公開し、SNSではダイジェスト版を発信すると広くリーチできます。
- 動画形式:
・データ解説動画(グラフや図表を使い、ナレーションで説明)
・インフォグラフィック動画(アニメーションで動きをつける) - 制作のポイント:
・要点を絞り、複雑な数字を分かりやすくビジュアル化
・専門家のコメントを加えると信頼度UP - 活用場面:
・ウェブサイト(調査ページ・ホワイトペーパー)
・業界メディア掲載
・オンラインセミナー - 期待される効果:
・権威性向上、リード獲得、市場理解促進 - 他部門での活用例:
・マーケ部門:業界分析、競合比較で使える
・営業部門:提案資料として信頼度アップ
型4:イベントレポート型 × ハイライト動画
展示会やセミナーなどの様子を報告するコンテンツです。
動画ではハイライトシーンや参加者インタビューを短くまとめ、イベントの熱気や雰囲気を伝えるのがポイントです。
次回参加を促したい場合は、SNSやYouTubeで動画を公開して告知材料にしましょう。
ウェブサイトのイベント報告ページにも埋め込み、「行ったつもり」体験を提供すると臨場感が高まります。
- 動画形式:
・ハイライト動画(短時間でイベントの雰囲気をまとめる)
・ダイジェスト動画(要点を凝縮) - 制作のポイント:
・臨場感を演出し、参加者のインタビューなどを織り交ぜる
・長くても数分に収める - 活用場面:
・ウェブサイト(イベントレポートページ)
・SNS(イベント告知や次回参加促進) - 期待される効果:
・イベント認知度向上、次回イベントへの参加意欲UP - 他部門での活用例:
・営業部門:「こんな展示会に出展しました」報告
・広報部門:イベント実績の社内・社外向けPR
型5:対談型 × 対談動画
専門家やキーパーソン同士の対談をまとめたコンテンツです。
動画化すれば、会話のテンポや表情が伝わり、テキストでは得られない臨場感や親近感を演出できます。
対談の見どころを抜粋した短編をInstagramリールやTikTokに投稿するのがおすすめです。
フル版をYouTubeや企業サイトで公開する流れも良いですが、対談時に撮影してなければ、キラーコンテンツを受けて、対談動画を撮影したという体裁もありでしょう。
視聴者は対談者の個性を感じ取りやすく、ブランドへの信頼度向上も狙えます。
- 動画形式:
・対談動画(専門家2人のトークを収録)
・インタビュー動画(1対1のQ&A形式) - 制作のポイント:
・テーマや質問をしっかり設計し、対談の盛り上がりを演出
・専門家の“人となり”が見える編集を加えると親近感UP - 活用場面:
・ウェブサイト、YouTubeチャンネル
・業界メディア(専門家の発言を要約掲載) - 期待される効果:
・深い洞察や権威性の提供、ブランド信頼度向上 - 他部門での活用例:
・営業部門:顧客に専門家の見解を示す資料として
・人事部門:社内勉強会や研修で活用
型6:事例紹介型 × インタビュー動画
製品やサービスの導入事例を紹介するコンテンツです。
動画では顧客インタビューや現場の様子を映し出し、導入前後の差をわかりやすく示すと説得力が増します。
成功ストーリーをリアルに伝えることで、視聴者の共感を得られ、商談化率やブランド認知度も高まります。
営業資料としてタブレットで見せたり、YouTubeにアップして他部門へ共有するなど、活用範囲は多彩です。
- 動画形式:
・顧客インタビュー動画(成功ストーリーを直接語ってもらう)
・ドキュメンタリー風動画(課題→導入→成果までを追う) - 制作のポイント:
・顧客のリアルな声・感情を引き出す質問設計
・導入前後の比較を映像化して説得力UP - 活用場面:
・ウェブサイト(事例紹介ページ)
・営業資料(顧客に見せる)
・展示会やオンライン広告 - 期待される効果:
・信頼性向上、商談化率の上昇、ブランドロイヤルティ強化 - 他部門での活用例:
・マーケ部門:広告クリエイティブとして利用
・営業部門:顧客提案時に流し、導入イメージを持ってもらう
型7:キュレーション型 × まとめ動画
特定のテーマで情報を集め、要点を分かりやすく整理したコンテンツです。
動画化では、厳選した情報をテンポよく紹介する「まとめ動画」が有効です。
図表やアイコンを活かして短時間で内容を把握できるようにすると、SNSでも拡散されやすくなります。
アップロード先は、自社サイトに加えてTikTokやInstagramリールなどの短尺動画プラットフォームがおすすめです。
- 動画形式:
・まとめ動画(複数の情報をコンパクトに要約)
・解説動画(イラストや図表を多用して短時間で要点を示す) - 制作のポイント:
・情報を厳選し、簡潔にまとめる
・ビジュアルやアイコンを使い、理解しやすく加工 - 活用場面:
・ウェブサイト、SNS、メールニュースレター - 期待される効果:
・情報収集の効率UP、エンゲージメント向上 - 他部門での活用例:
・マーケ部門:業界ニュースまとめを社内外で共有
・広報部門:ブランディングや外部メディア投稿に再利用
組み合わせて使うと効果倍増!7つの型の相関図
組み合わせ | 動画イメージ | 期待される効果・ポイント |
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調査レポート型 × 対談型 |
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事例紹介型 × HOWTO型 |
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イベントレポート型 × 対談型 |
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調査レポート型 × 事例紹介型 |
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いずれの組み合わせでも大切なのは、「どの要素を動画で強調すれば、視聴者の理解・興味を一層深められるか」を考えることです。
これにより、“掛け合わせ効果”で、キラーコンテンツの魅力を最大化できます。
さらに、完成した動画を他部門や他チャネルへ共有することで、企業全体の成果につながる“勝ちパターン”を作り出してみてください。
動画化を成功させる5つのステップ
「やってみたいけど、どう進めればいい?」という方のために、動画化プロジェクトを進める5つのステップを整理しました。
- ステップ1:動画化するキラーコンテンツの選定・目的設定
・まずは成果が大きいコンテンツを選び、動画化で達成したい目的(リード獲得、理解促進など)を明確に - ステップ2:動画の構成作成
・元コンテンツのエッセンスを活かしつつ、動画ならではの演出を検討
・他部門からフィードバックを受け、社内で活用しやすい構成に - ステップ3:動画制作
・内製か外注か、クオリティや予算を考慮して決定
・基本的な画質・音質・編集にこだわり、テロップなどで視聴ハードルを下げる - ステップ4:動画公開と社内共有
・ウェブサイトやYouTubeに掲載し、社内にも「こんな動画ができました!」とアナウンス
・どの部門がどのシーンで使えるかを具体的に提示 - ステップ5:効果測定と改善
・再生回数、視聴維持率、CVなどをチェック
・結果を踏まえ、編集の見直しや新バージョン作成でブラッシュアップ
動画×他メディアの相乗効果:マルチチャネルで「勝ちパターン」を最大化
動画は単体でも強力ですが、他メディアと組み合わせることで相乗効果がさらに高まります。
- ウェブサイトとの連携:
・既存のキラーコンテンツ(テキスト)+動画のセットで理解を深めてもらう
・動画視聴後、詳細をテキストで読ませる or 逆にテキストから動画へ誘導 - SNSとの連携:
・動画の一部を切り出し、短尺でSNS投稿→ウェブサイトのフルバージョンへ誘導
・インフルエンサーに動画をシェアしてもらう - メールマーケティングとの連携:
・メルマガやステップメールに動画リンクを挿入し、クリック率UP
・視聴状況に応じたセグメント配信 - 営業資料との連携:
・プレゼンや提案書に動画を埋め込み→顧客に“視覚的”に訴求
・タブレット端末で再生しながら製品説明
こうしたマルチチャネル展開により、“勝ちパターン”の効果を最大限に引き出し、リード獲得や商談化率、ブランド認知度など各KPIを同時に伸ばすことが可能です。
まとめ:キラーコンテンツ×動画で、ビジネスを加速
キラーコンテンツは、それだけで大きな成果を生む“勝ちパターン”ですが、動画化することでさらに視覚的・感情的な訴求力が加わり、新たな層へのリーチや、他部門への転用もしやすくなります。
本記事で紹介した7つの型×動画形式の組み合わせを参考に、 「どのコンテンツを動画化すれば、どのKPIが伸びるか?」 「他部門でも使えるようにするには、どんな編集が必要か?」 といったポイントを検討してみてください。
動画ならではの“わかりやすさ”や“情感の伝達”、さらに社内外への“横展開”で、キラーコンテンツがきっと一段上のパワーを発揮します。
ぜひ、制作ステップやマルチチャネル活用の流れを踏まえ、企業全体の成果を加速させる動画化プロジェクトをスタートしてみましょう!