あなたの商品を買い求める理由とは

ホームページにはマーケティングが不可欠

なぜなら
ホームページは、情報を求めてやってきた人に、先回りして情報を用意しておくことにこそ意味があり、

求められている情報の延長線に「お問合わせ」「お申込み」があり、「売上」があるのですから。

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あなたの商品を購入していく人は、どのような理由で購入しているのでしょうか?

頭の中にイメージが湧きますか?
こういう質問は、営業や現場に出ている方が強そうですね。

もしかしたら「近所で便利だから」という理由かもしれないし
もしかしたら「担当さんがイケメンだから」という理由かもしれない。
もしかしたら「国内で唯一の技術がここにあります」という理由かもしれない。

エステサロンの例

ここで、理由が思いつかない方のために、具体的な例を一緒に考えてみましょう。
例えばもし、あなたが経営しているお店がエステサロンだとしたら、どんな動機で来店するのだろうか。

「綺麗になりたいから」

という理由もありえますね。

ただ、それだけでは、数あるサロンの中から、他ではなくそのサロンを選んだ理由にはなりませんので
もう少し深堀しましょう。

例えば・・・
サロンの近所で働くAさんはこういう理由でサロンに通っているかもしれない。
「費用が安いから」
「サロンが明るい雰囲気で心地よさそうだから」
「職場から近く、帰り道に通いやすいから」

中には、エステ通のBさんがこんな理由で通っているかもしれない。
「この施術でこの価格はここだけしかないから」
「面白い技術を持っているから」

女性の中には、Cさんのように、周りの人の意見を聞いて通っているのかもしれない。
「友人が通っているから」
「モデルさんが通っているから」
「評判がいいから」
「彼氏がここなら良さそうと言うから」

購買理由は、何パターンかに分かれる

ここでのAさん、Bさん、Cさんはいずれもサロンのお客様ですが
通っている理由は人によって違います。

実際に、お客様にインタビューをすると、このようなことは多々あります。

では、あなたのお客様はどうでしょうか?
「どんな理由」で、あなたの商品を申し込み、使用しているのでしょうか?

―――もし、あなたがホームページで「お問合わせ」「お申込み」や「売上」を意識して運営していくのなら―――

あなたの商材がお客様に選ばれている理由を調べ、それを意識して
ホームページに掲載する情報をまとめていきましょう。

手順その1:お客様にインタビューして、選べれている理由を調査
手順その2:選ばれている理由を「情報」に変換してホームページに掲載

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【補足】

購入する理由には、感情的な理由と理屈的な理由の2つがあります。
人間が意思を決定するには、感情的な理由も多分に含まれていますので
そのあたりの演出もお忘れなく。

いずれ、そのあたりもブログ記事にしていきたいと思います。

会社の見せ方を戦略的に変えるには

質問です。

会社の見せ方を変えるには、何(の伝え方)を変えるのが効果的でしょうか。

(1) 肩書きやアイデンティティー
(2) 価値観やポリシー
(3) 商品ラインアップ・能力・機能

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私も小さな会社を経営する人間の一人ですが、
小さな会社では経営者が変われば、大きく変わる事ができます。

ブランディングが未熟な会社でも、少しずつ変化して、
強いブランディングを手に入れた会社は沢山あります。

では、会社がより魅力的になった事を周囲に伝えるには、
どのような事が効果的でしょうか?

先の質問の選択肢(1)~(3)のどれもが正解です。
(1)が変われば(2)が変わり、
(2)が変われば(3)が変わります。

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(1) 肩書きやアイデンティティーを変えるということ

自分の名刺に「代表取締役」とつくと、
他人からの見られ方だけでなく、自分自身の姿勢まで変わるのではないでしょうか。

会社にも同様の事がいえます。
社名に並ぶ“タグライン”が変わったり、何かの賞を受賞したり、
県内一位や日本一位、世界一位を獲得したりすると、
周囲からの見られ方が変わり、
それだけでなく、自社の「こうあるべき像」が変わります。

それには、誰もが認めるアイデンティティーを、繰り返し何度も何度も
社名とセットで伝えなくてはいけません。

ホームページでは、会社ロゴの上や下にタグラインを置く事が多いです。
10文字以内の短くてメッセージ性のある言葉が望ましいですね。

肩書きやアイデンティティーが一旦変われば、
そこから派生して、言葉づかい一つから商品に至るまで再調整する必要があります◎

(2)価値観やポリシーを変えるということ

体にいい食材を選んでいたサンドウィッチ屋さんがありました。

「野菜は有機野菜、卵やハムは放し飼いのみの国産を利用」
と書けば、どんな価値観で食材選びをしているのかが明確に伝わります。
それだけでなく、「本日の手作り」と書くことで、
健康志向の強いカスタマーに好感度を得ることに成功しました。

ホームページにはもちろん、店内にも価値観を表現した写真と言葉を飾り、
顧客へのメッセージという形に変えて伝え続けることが大切なのです。

(3)商品ラインアップ・能力・機能を変えるということ

商品やサービスに関わる品質・価格・利便性・スピードなど、
お客様に直接的に関わる内容を変えると、
周囲からの見られ方に劇的な変化が生まれます。

例えば、「納期を1日早くする」という企業努力をすることも大切ですが、

(2)で述べた価値観を裏付けして、伝わりやすいメッセージにすることも大切です。
「コンビニのような利便性を」
1日早い納期と品ぞろえがあれば、コンビニのような利便性がそろいます。

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小さな会社の成長ロードマップ

WEBマーケティングで事業に成果を上げている会社は、
(1)-(2)-(3)
の一貫性がしっかりとしています。

この一貫性が、社会や業界に浸透するものを作ることができたなら、
たとえニッチだとしても業界のNo.1として、
他社をけん引する存在になります。
あるいは、その方向でWEBマーケティングを行なえます。

色んなビジネス書で、(3)だけをとりあげて他社との差別化を!
と叫んでいますが、小手先だけでなくて、
(1)-(2)-(3)の一貫性を作って、伝えていくことが
大切なんだと思います。