ホームページの目標設定は、経営者の腕の見せ所

 

<質問内容>

ホームページを作って、アクセスログを設定しました。
その際、目標ページを設定する項目があったのですが、何を目標ページに設定すればよいでしょうか?
現在、サイト内にある問合せフォームがあるのでフォームの送信完了ページが妥当なのでしょうか。

<回答>

よくあるホームページの目標(例)

ホームページの目標(コンバージョン)には様々なものがあります。

○ 雑貨の通販ホームページ ⇒ 決済金額
○ レストランのホームページ ⇒ 予約回数
○ ダンスレッスンのホームページ ⇒ 体験レッスン申込み数
○ カウンセラーのホームページ ⇒ メルマガ購読者数
○ 工場のホームページ ⇒ 見積もり依頼数
○ メーカーのサポートサイト ⇒ 問題解決回数

等など、よく例に挙がっているかと思います。
実際、この例にならって決める方も多いと思います。

でも、これを適当に決めないでください!!
実は、WEBにおける目標設定こそ、経営者の腕の見せ所。
WEBにおいて効果を出せるかどうかの分かれ道です。

もしも、あなたの商材が高級モーターボートだとしたら

例えば、あなたの商材が高級モーターボートだとして、
ホームページの目標を
「モーターボートを購入し、WEBで決済まで完結すること」
にしたとしても、目標は達成しづらいでしょう。

何故でしょうか。
おそらく一生に何度も購入しないような高額商材。
男のロマンを満たす質感やストーリーが欠かせないのではないでしょうか。

となると、インターネットで情報収集をしても、購入するのは実物を目で見てからという人が圧倒的多数なのではないでしょうか。

では、あなたが高級モーターボートのWEB担当者なら、WEBサイトの目的を何にしたらよいのでしょうか。

最初から「お問合せフォーム」ではなく、
例えば、資料請求や試乗会の募集を、WEBの目標にすれば、やるべきことも明確になります。
その為の施策や演出をWEBで考えることに集中し、販売やクロージングは営業担当者に任せることができます。

WEBの反応装置いろいろ

WEBには色んな反応装置が考えられます。
あなたのビジネスに最も見合う反応装置を選ぶことこそ、経営者の腕の見せ所です。

 

WEB反応装置

 

受注数最大化する反応装置とは

WEBの反応装置を何にするか、またオフラインにどうやってトスを投げるのかは
ROIや受注数を最大化していく上で、鍵となります。
定期的に(例えば数カ月ごとに)見直していくと良いでしょう。

これらの反応装置を複数組み合わせて使うことも効果的です。
反応装置を変えるだけで、WEB経由の受注数が劇的に増えたり、そして減ったりします。

マーケティングで言う所の、バリューチェーンやタッチメディアの考え方ですが
どこまでを、インターネット(オンライン)で行い
どこからを、リアルの世界(オフライン)で行うのか。
そこに経営センスやWEBセンスが光ると思います。
WEB戦略の醍醐味です。

経営者とWEBコンサルタントのマリアージュ

WEB戦略においては、WEBコンサルタントに頼るのも良いでしょう。

経営者とWEBコンサルタントが
1+1 が、2ではなく、
3,4,5となるよう、相乗効果が出るとしたら、
その業界のプロとしての経営者と、
WEBのプロとしてのWEBコンサルが
お互いのセンスを発揮して
強い戦略を実行できる時ではないでしょうか。

WEBからの見積依頼を受注に変える5つのコツ

<質問内容>

毎月10件近くホームページから見積依頼がきますが、受注できるのは月に1件ほどです。
WEBで受注をするのは、やはり難しいのでしょうか。

<回答>

WEBからの問合せがあった時、どのような応対をするかで受注率に大きく差が出てきます。
私がこれまでに担当させていただいたお客様の中で、受注率が7割を超える会社に共通する5つの特徴をお伝えしたいと思います。

[その1] 問合せ後、2時間以内に電話して、コミュニケーションをとる

WEBからの問合せメールは携帯に転送し、遅くても2時間以内に電話連絡。
「見積もりのご依頼ありがとうございます」から始まり、見積内容の確認をしていく中で、相手の相場感や担当者が本当に求めていることを引き出します。また、予算についてもヒアリングするそうです。
メールの問合せに対して、電話ですぐに折り返しがくるのは、相手に印象が良くなることでしょう。
特にBtoB取引の場合は、担当者が働きやすい環境を作るのが第一です。早いレスポンスや内容の濃いヒアリングは、担当者の印象も良くなることでしょう。

[その2] 1回目の取引は、ご縁を築くことを目的に

初回の見積りは、会社で最も重要な顧客に接するに、大切に接します。まずは役員クラスの人間が応対し、今後も付き合っていきたい会社なのかどうかを判断。小さな会社であれば、社長自ら出るところも。
初回の取引では利益よりも、その会社との縁を築くことを重視して、

[その3] 的外れの依頼が来た場合も、次につながる関係を築く

自社ではできない場合も、「出来ません」とは言いません。
しかし、外注になるのでコスト高になることを丁寧にお話し、自社がどの分野で強みを発揮できるかを案内。たまたま今回のご依頼が対応不可だったとしても、次回にまた見積依頼を出してもらえる関係を築くことを心掛けます。

[その4] 営業コストをかけなかった分、初回割引で還元する

営業マンが新規開拓している場合、1件あたりいくらの経費がかかるでしょうか。
受注率の高い会社の多くは、この経費分を「初回取引限定の割引」として、還元しています。
ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)という言葉をご存知でしょうか。1つの取引先やお客様がもたらす利益や価値の事です。
受注率が高い企業ほど、ライフタイムバリューを念頭においた見積もりをしている会社が実に多いものです。

[その5] 全てのお客様を受注すべきとは限らない

WEBでの見積依頼は本当にいろんな会社からきます。
今後、見積・受注後もお付き合いが継続するとして、あなたの会社にプラスになる会社もあれば、マイナスになる会社もあります。
また、経営状態が悪化している会社は、入金回収のリスクもあるでしょう。
初回取引前になるべく人間関係を築き、ジャッジする目をもつことが肝要です。

WEBからの見積依頼、2つのパターン

WEBからの見積依頼には、2つのパターンがあります。
・相見積
・ご指名見積もり
相見積では、数か所に同じ仕事の見積依頼を出し、価格や条件を比較して発注先を決めます。
一方、ご指名見積もりでは、発注先が決まった上で、見積依頼を出し、価格や条件を決めていきます。

WEB経由の見積依頼は、その多くが相見積だとです。
しかし、相見積で一度取引をしたお客様は、次回からご指名の見積もりを出すことも多いそうです。
(私の聞く限りでは、5割前後の方がリピートする方が多いようです)
出会いのきっかけが相見積でも、最高の顧客のように接してくれる会社に、次回も発注したい。そう思うのは、自然なことなのではないでしょうか。

メイン画像はどうやって決めればよいの?

<質問内容>

TOPページのメイン画像をどうやって決めればよいか悩んでいます。
ホームページを発注した制作会社からメイン画像に使用する写真を出すよう言われました。
どのような写真を選ぶべきか尋ねたところ、好きな写真を入れるように言われたので、無難な風景写真を選ぼうか悩んでいます。

<回答>

メイン画像は究極のプレゼンです。
一目見て、「もっと知りたい」と思われるようなプレゼンをしましょう。

TOPページは正面玄関と考えて

人と人が初めて出会う時のように、人がホームページを初めて見る時に第一印象を抱きます。
一般的にTOPページは、ホームページの入口となる重要な正面玄関です。
第一印象は3秒で決まると言われています。
ホームページを開いて3秒間で見るところ、その大部分がメイン画像です。
自社の第一印象をどのように持ってもらいたいかを考え、メイン画像では最高のプレゼンをしましょう。

メイン画像の目的は、次へ進んでもらうこと

プレゼンといっても、購入を決めてもらうためのプレゼンではありません。
足をとめ、腰を落ち着けてホームページを見てもらうためのプレゼンです。

「お、ここは他とは違うな」
「自分が求めているものがあるかも」
等という第一印象をもってもらえるためのメイン画像を考えていきましょう。

扱っている商品がモノの場合

唐揚げさん、掃除機屋さん、工作機械屋さん・・・
商品を持っている企業の多くは、その企業が商品で覚えられています。
会社のブランディング=商品のブランディング
になるでしょう。
メイン画像には、商品そのものや、商品に関わるもの(利用シーンや提供風景など)をメイン画像に
もってくるとはまる場合が多いです。

扱っている商品がモノではない場合

目に見えないサービスを扱っている業種も多いと思います。
医療や士業、WEBサービスなどもそれに当たります。
提供サービスを写真に撮るのが難しいですが、その分知恵を絞りましょう。

ユーザーが企業に求めることは様々だと思います。
もしかしたら、最安値を求めているユーザーがいるかもしれません。
もしかしたら、お手軽さを求めているユーザーがいるかもしれません。
もしかしたら、信頼できるブレインを求めているかもしれません。
もしかしたら、何を求めているのか明確になっていないユーザーがいるかもしれません。

あなたが提供している内容(価値)の中で、
・より求められているもの
・より他社との違いが明確なもの
・より自社の資源が活用できるもの
を目立つようにしていくことができれば、ユーザーからみて、どんな企業なのかという印象が
残ることでしょう。

万人が良いと思うメイン画像を作るのではなく、
特定のユーザーがスゴク良いと思う内容にすることをお勧めいたします。

おまけ・こんなメイン画像はどうですか?

他にもありました、こんなメイン画像に関する質問・相談。
①制作会社の人間に進められて、自分の好きな風景写真を入れました。
②テンプレートから、綺麗な幾何学模様を選んで入れました。
③携帯で撮った写真を入れました。
④会社の強みを箇条書きにして10個書きました。
⑤会社外観の写真を採用しました。

①②⑤は、WEB上で非常によく見かけますね。無難な路線ですと、無難な第一印象=記憶に残らなくなってしまいますよー。
③は、素人っぽくなってしまいますね。提供している商品やサービスまで素人っぽく思われてしまう危険性も。
④は、頑張っていますが、10個は伝わりづらいですね。1個に絞りましょう。メイン画像はあくまで第一印象を残すための場所です。

非WEB業界人でも押さえておきたいSEOの常識5ツ

検索順位の1位を確約できる人物は存在しません

インターネット上には、膨大な情報があります。検索エンジンとは、その膨大な情報の中からキーワードなどで検索するシステムです。悪質なSEO業者の中には、1位確約をうたっている人もいるようですが、これは事実ではありません。

Google社は日々検索エンジンの改良を行っており、その改良を行うと共に検索順位が入れ替わっています。また、検索エンジンの改良については、その細部を非公開にしています。従って、検索順位1位を確約できるというのは、詐欺か都市伝説ということなります。

また、「ブラックハットSEO」と「ペナルティー」という考え方があります。検索エンジンの裏をかいて検索結果を作為的に上位表示させる悪質な手段をブラックハットSEOといいます。その場合、仮にある期間上位表示に成功したとしても、検索順位が急降下する可能性があります。これはブラックハットSEOに対して、Googleがペナルティーを与える場合があるからです。

Google社は有益な情報を上位表示させたい

まず、大前提として、Googleの検索エンジンを使用する際、費用は払っていません。費用を払っていない以上、Google社のルールに基づいて検索エンジンを使用しなければいけません。
Google社は日々改良を重ね、ユーザーにとってより有用な情報を届けようとしています。

有用な情報の特徴としては、
(1)新鮮な情報であること
(2)人気があり、他のホームページやSNSから紹介(リンク)されていること
(3)信用・信頼があること
等が挙げられます。

逆に、費用を払って、自分の意図を検索結果画面に反映させたいのなら、PPC広告を使用するという手段があります。(これについては後日)

検索順位の変動は、3つの要因が関係

1つ目は、検索エンジンの改良(アップデート)によるもの
2つ目は、自社ホームページを更新した事によるもの
3つ目は、競合ホームページが更新した事によるもの
キーワード検索によって表示されるホームページが1個でない以上は、一緒に表示されているホームページとの競争により順位が決まります。

したがって、ホームページの更新をしばらく行っていないと、競合ホームページに抜かされていく可能性があるでしょう。

表示回数とクリック率

SEOでは、
(1)適した検索キーワードで表示される
(2)表示された結果、クリックされる
の2工程を経て、ホームページへのアクセス流入となります。
検索結果画面の表示回数・クリック回数をモニタリング・改善していくことが重要です。

また、表示回数を増やすための施策、クリック回数を増やすための施策は異なりますので、適切な情報収集が必要です。

キーワード設定の重要性

ある検索キーワードで上位に表示され、表示回数が増えたとしても、喜んではいられません。

なぜなら、そのキーワードで検索したユーザーが、クリックしてホームページに実際に流入しても、ホームページに興味を持ってもらわなかったら意味がありません。
また、検索キーワードが上位に表示されたとしても、実際にそのキーワードで検索している人が少なければ、これも意味がありません。

このように、どんなキーワードでアクセスしてもらうのが効果的なのかを考え、実際にテストし、慎重にキーワードを決めることが重要です。

おまけ:SEOとは

SEOとは、Search Engine Oprimization(検索エンジン最適化)の略です。
検索エンジンとは、例えばYahoo!Japan社やGoogle社が提供している検索システムの事を指します。

SEOという言葉に馴染みがなくても、Yahoo!JapanやGoogleで検索した経験はある方が大半でしょう。その検索結果画面で自社のホームページがどのように表示されるかを最適化することがSEOの意味するところです。

インターネットに集客を依存している企業の多くは、検索結果の順位が変動することで、売上が変動します。このことから、SEOの重要性は高まっています。

===

なお、この記事では、日本でもシェアの高いGoogle社の検索エンジンを主に話させていただきます。
なお、日本の検索エンジンシェアは、Google社・Yahoo!JAPAN社の2社が8割を占めており、その2つの検索エンジンはいずれもGoogle社のシステムを使用しています。

あなたの商品を買い求める理由とは

ホームページにはマーケティングが不可欠

なぜなら
ホームページは、情報を求めてやってきた人に、先回りして情報を用意しておくことにこそ意味があり、

求められている情報の延長線に「お問合わせ」「お申込み」があり、「売上」があるのですから。

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あなたの商品を購入していく人は、どのような理由で購入しているのでしょうか?

頭の中にイメージが湧きますか?
こういう質問は、営業や現場に出ている方が強そうですね。

もしかしたら「近所で便利だから」という理由かもしれないし
もしかしたら「担当さんがイケメンだから」という理由かもしれない。
もしかしたら「国内で唯一の技術がここにあります」という理由かもしれない。

エステサロンの例

ここで、理由が思いつかない方のために、具体的な例を一緒に考えてみましょう。
例えばもし、あなたが経営しているお店がエステサロンだとしたら、どんな動機で来店するのだろうか。

「綺麗になりたいから」

という理由もありえますね。

ただ、それだけでは、数あるサロンの中から、他ではなくそのサロンを選んだ理由にはなりませんので
もう少し深堀しましょう。

例えば・・・
サロンの近所で働くAさんはこういう理由でサロンに通っているかもしれない。
「費用が安いから」
「サロンが明るい雰囲気で心地よさそうだから」
「職場から近く、帰り道に通いやすいから」

中には、エステ通のBさんがこんな理由で通っているかもしれない。
「この施術でこの価格はここだけしかないから」
「面白い技術を持っているから」

女性の中には、Cさんのように、周りの人の意見を聞いて通っているのかもしれない。
「友人が通っているから」
「モデルさんが通っているから」
「評判がいいから」
「彼氏がここなら良さそうと言うから」

購買理由は、何パターンかに分かれる

ここでのAさん、Bさん、Cさんはいずれもサロンのお客様ですが
通っている理由は人によって違います。

実際に、お客様にインタビューをすると、このようなことは多々あります。

では、あなたのお客様はどうでしょうか?
「どんな理由」で、あなたの商品を申し込み、使用しているのでしょうか?

―――もし、あなたがホームページで「お問合わせ」「お申込み」や「売上」を意識して運営していくのなら―――

あなたの商材がお客様に選ばれている理由を調べ、それを意識して
ホームページに掲載する情報をまとめていきましょう。

手順その1:お客様にインタビューして、選べれている理由を調査
手順その2:選ばれている理由を「情報」に変換してホームページに掲載

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【補足】

購入する理由には、感情的な理由と理屈的な理由の2つがあります。
人間が意思を決定するには、感情的な理由も多分に含まれていますので
そのあたりの演出もお忘れなく。

いずれ、そのあたりもブログ記事にしていきたいと思います。

地域を絞って、低予算で集中的に集客する5つの方法

地域を絞って、集中的にアプローチすれば、少ない予算を効果的に投資することができます。
ここでは予算月額1万円から始められる5つの集客法を紹介します。

地域を限定して掲載できるオンライン広告

(1) PPC広告

GoogleやYahoo!JAPANの検索結果画面に表示されるタイプのものです。
都市別に掲載範囲を指定でき、実際にクリックされた分だけ料金が発生します。
ただし、少ない予算で始めるには、キーワード・出稿エリア・デバイスを限定して
自社の顧客になりうるユーザーに絞って出稿しましょう。

(2) Facebook広告

地域だけでなく、興味・関心レベルの識別・掲載が可能。クリック課金制

(3) 地域ホームページのバナー広告

役所だけでなく、民間が運営しているホームページへ。
広告に関する案内がなくても、サイト管理者にメールを送って問合せてみましょう。
うまくいけば、お得な出稿ができるかも?
相場は月間で数千円~(バナー広告の大きさと期間、サイトのアクセス数により変わります)

(4) 地域サービスのメルマガ広告

地域に根付いたサービスを行っている会社のメルマガに広告出稿を依頼。
うまくいけば、お得な出稿ができるかも?
相場は1通で数千円~(メールの広告行数やメルマガ発行部数により変わります)
 

(5) Googleプレイス登録(無料)

ユーザーがGoogleで検索する時に、駅名や地名を入れると掲載される(地図で表示される場合)
上位表示するには、有料。
下記URLより、無料で掲載可能(要認証)
http://www.google.co.jp/landing/placepages/owner.html

(番外) 地域名でのSEO対策

駅名や地域名でキーワードが上位にあれば、毎月掛け捨てとなる費用は発生しません。
ただし、検索順位の競争に勝つだけの情報量や情報の質、そして被リンク等があれば、効果的でしょう。

<おまけ:地域限定のピンポイント・オフライン広告>

ターゲットによっては、インターネットよりも紙やマス広告に反応する場合も。
WEBと連動させることで、相乗効果を狙いましょう。

・自治体や役所でのポスター掲載
・駅の看板広告・ポスター掲載
・郵便局の広告(封筒印字など)
・DM
・ポスティング
・チラシ配り
・新聞広告(地域新聞)
・新聞折り込みチラシ
・地域情報誌への広告出稿
・テレビCM(地方局)
・ラジオCM
・屋外広告
・交通広告
・駅の看板・ポスター
・タクシー広告
・展示会・ギャラリー
・宣伝カー

お勧めの少額広告運用

少額では、見込める効果も少ないもの、
エリアやターゲットを絞れば、効果的な広告運用ができる場合も。

ただし、予算をかけないのであれば、知恵を絞って!
特に広告の内容となるキャッチコピーや文章、画像は、何通りか作りテストすれば
効果的な方法を導き出せることでしょう。
広告に費用対効果をつかめてきたら、予算を上げていく、という方法が王道でしょう。

会社の見せ方を戦略的に変えるには

質問です。

会社の見せ方を変えるには、何(の伝え方)を変えるのが効果的でしょうか。

(1) 肩書きやアイデンティティー
(2) 価値観やポリシー
(3) 商品ラインアップ・能力・機能

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私も小さな会社を経営する人間の一人ですが、
小さな会社では経営者が変われば、大きく変わる事ができます。

ブランディングが未熟な会社でも、少しずつ変化して、
強いブランディングを手に入れた会社は沢山あります。

では、会社がより魅力的になった事を周囲に伝えるには、
どのような事が効果的でしょうか?

先の質問の選択肢(1)~(3)のどれもが正解です。
(1)が変われば(2)が変わり、
(2)が変われば(3)が変わります。

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(1) 肩書きやアイデンティティーを変えるということ

自分の名刺に「代表取締役」とつくと、
他人からの見られ方だけでなく、自分自身の姿勢まで変わるのではないでしょうか。

会社にも同様の事がいえます。
社名に並ぶ“タグライン”が変わったり、何かの賞を受賞したり、
県内一位や日本一位、世界一位を獲得したりすると、
周囲からの見られ方が変わり、
それだけでなく、自社の「こうあるべき像」が変わります。

それには、誰もが認めるアイデンティティーを、繰り返し何度も何度も
社名とセットで伝えなくてはいけません。

ホームページでは、会社ロゴの上や下にタグラインを置く事が多いです。
10文字以内の短くてメッセージ性のある言葉が望ましいですね。

肩書きやアイデンティティーが一旦変われば、
そこから派生して、言葉づかい一つから商品に至るまで再調整する必要があります◎

(2)価値観やポリシーを変えるということ

体にいい食材を選んでいたサンドウィッチ屋さんがありました。

「野菜は有機野菜、卵やハムは放し飼いのみの国産を利用」
と書けば、どんな価値観で食材選びをしているのかが明確に伝わります。
それだけでなく、「本日の手作り」と書くことで、
健康志向の強いカスタマーに好感度を得ることに成功しました。

ホームページにはもちろん、店内にも価値観を表現した写真と言葉を飾り、
顧客へのメッセージという形に変えて伝え続けることが大切なのです。

(3)商品ラインアップ・能力・機能を変えるということ

商品やサービスに関わる品質・価格・利便性・スピードなど、
お客様に直接的に関わる内容を変えると、
周囲からの見られ方に劇的な変化が生まれます。

例えば、「納期を1日早くする」という企業努力をすることも大切ですが、

(2)で述べた価値観を裏付けして、伝わりやすいメッセージにすることも大切です。
「コンビニのような利便性を」
1日早い納期と品ぞろえがあれば、コンビニのような利便性がそろいます。

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小さな会社の成長ロードマップ

WEBマーケティングで事業に成果を上げている会社は、
(1)-(2)-(3)
の一貫性がしっかりとしています。

この一貫性が、社会や業界に浸透するものを作ることができたなら、
たとえニッチだとしても業界のNo.1として、
他社をけん引する存在になります。
あるいは、その方向でWEBマーケティングを行なえます。

色んなビジネス書で、(3)だけをとりあげて他社との差別化を!
と叫んでいますが、小手先だけでなくて、
(1)-(2)-(3)の一貫性を作って、伝えていくことが
大切なんだと思います。

製造業がWEBで技術をPRする6つの方法

日本には、小さな企業で技術をウリにしている企業は多いのに
WEB上で技術をPRできている企業は少ないと思います。

今回は製造業・町工場を例に出しながら
技術をPRするときの6つのポイントを紹介したいと思います。

① 客観的な数値を交えて、技術を表現する。
② 数値をビジュアル化して表現する。
③ 希少性や業界全体のポジショニングを伝える。
④ その技術を生み出せる理由を明らかにし、説得力を出す。
⑤ 事例・実績で魅せる。
⑥ 引き算で印象を調整する。

① 客観的な数値を交えて、技術を表現する。

例えば、精密な加工をする金属の加工屋さんで・・・
(例)±1/1000mmの寸法精度で加工します。

髪の毛が30/1000mm位の細さだということを考えると凄いですよね。
また、加工する材質にも難易度が存在するのであれば
それを表現するのも良いでしょう。

② 数値をビジュアル化して表現する。

例えば、①でいうと、寸法精度が±1/1000mmであることがわかるグラフがあれば
ビジュアルにも訴えることができるでしょう。
また、加工したモノの100倍拡大写真を載せてもいいかもしれません。

ビジュアル化して表現すれば、インパクトを与えることができますし、
また、数値よりもビジュアルに反応しやすい方に対して、より効果的にPRできます。

③ 希少性や業界全体のポジショニングを伝える。

では、①で書いた±1/1000 mmの寸法精度はどれだけのものなのでしょうか?

例えば、「お隣の会社でもできることじゃないの?」と思っている方がいるかもしれません。

「希少性」を伝え「他社と違うところ」を伝えることが肝要です

(例)日本で唯一±1/1000 mm の加工ができます。
(例)業界で唯一±1/1000 mm の加工ができます。
(例)県内で唯一±1/1000 mm の加工ができます。

⇒これから他社と比較・検討をしている方に対して、お問合わせを促すことができます。

△しかしながら、全ての会社さんが技術だけでは希少性を謳えるとは限りません。
では、その場合はどうすればよいのでしょうか。
・・・⇒ 「技術」以外の強みとかけ合わせるとヒントが見つかるかもしれません。
(例)県内最短納期で±1/1000mm の加工ができます。
(例)県内最安で±1/1000mm の加工ができます。

【ポイント】潜在顧客が他社と比較する理由を消していくことがねらい。

④ その技術を生み出せる理由を明らかにし、説得力を出す。

(例)最新の設備を導入し、新たな機構を開発した
(例)同じ形状を10万個作ったノウハウを集約し、新技術に応用した
など、技術を生み出す基盤があることをPRすれば、説得力が増します。

また、技術を得る際に失ったものをストーリー展開するのも手段の一つです。
(例)「**」という技術開発を5年も行ない、プロジェクトがなくなったが
代わりに精密な加工技術を培うことができた。

⑤ 事例・実績で魅せる。

その技術を活用した場合のBefore & Afterを出していきましょう。
WEBを閲覧するユーザーが困っていることは様々です。
写真・数値・グラフやイラストなどをフル活用して
ユーザーが困っている事が解決できるイメージを打ち出しましょう。

決して、写真を10枚のせるだけで満足してはいけません。
その写真の何に価値があるのかを伝えるかが、PRのポイントです。

⑥ 引き算で印象を調整する。

第一印象は、非常に感覚的なものです。

「技術」をPRしたい場合は、
第一印象で「技術を大切にする」会社だと伝えることが重要です。

「技術を大切にする」第一印象というと、ピンとこないかもしれませんが、
その逆の、「技術を大切にしていない」第一印象というと、ピンとくる方もいるのではないでしょうか。

持ってもらいたいイメージと逆のイメージを排除していくと、
つまり、乱雑さ、粗野なイメージ、だらしがない姿勢を排除していくと、
第一印象も整ってきます。

その他

⑦ 反証を使ったり(もしもその技術がなかったら)、
⑧ 同業他社と比較・検証したり(優位性)
⑨ 権威を使ったり(受賞歴や規格)、
⑩ お客様に語ってもらったり(第3者の証言・推薦)

なども。

この記事で、少しでも多くの企業の技術がPRできると嬉しいです。