更新回数が多いほど成果が出る?! Webサイト運用における時間浪費の罠

<質問>

ホームページは毎日更新した方が良いと聞いてブログの投稿を頑張っているのですが、成果が出ているのかわかりません。
どれくらい続けていれば売り上げUPにつながりますか?

<回答>

どれだけ続けていても売り上げUPはおろか、アクセスアップにもつながりません。
Webサイト運用の仕組みをつくり、成果につながる内容の更新(改善)を行いましょう。

最近、たびたび同じような質問を受けるので、逆に「なぜ毎日更新したほうが良いと思うのか?」を聞いてみたところ。

  • たくさん更新したらSEOに良いと言われた。
  • 毎日ブログを書くとアクセスが上がると聞いた。
  • WordPressを導入しても毎日更新しないと意味ないと言われた。
    という返答がきました。

このように、サイトの更新自体が目的になっている場合は成果にはつながりません。
本来、サイトの更新は目的を達成するための手段でしかないのです。

ちょと厳しくいいますと、このような質問や疑問を持たれている方のほとんどは無駄に時間を浪費しています。
今回のご相談は、ある製造業の社長からいただいたのですが、状況を少し説明します。

社長が興味を示していなかったダメなWebサイト

自社サイトの状況を社長に聞いたところで得られら情報を少し紹介します。

  • Webサイトから問い合わせがないことは把握している
  • 自社サイトにどれくらいアクセスがある答えられない
  • サイトの更新は少しパソコンに詳しい若い事務のスタッフがやってる
  • 予算はほとんどかけてない
  • 総務担当にできるだけブログを更新しするように伝えている。(内容は指示してない。)

いかがでしょう?
少し書きだしただけでもお分かりになるように、これでは売上UPにつながらなくて当然と思われたでしょう。
しかし、実際このようなサイト運営状況に陥っている会社はとても多いのです。

しかし、成果を上げているWebサイトでは実際にとても多く更新されているのも事実です。
では、売り上げに貢献しているWebサイトと、売り上げに貢献していないWebサイトでは何が違うのでしょうか?

売り上げが上がるWebサイトと上がらないWebサイトの違い

Webサイトの更新は行われているが、売り上げUPやビジネスに貢献しているWebサイトと、更新は行われているがまったく売り上げに貢献していないWebサイトでは何が違うのでしょうか?
私が相談を受けた際に、それぞれのサイトでよく当てはまる内容をいくつかピックアップしました。

売り上げUPにつながるWebサイト

  • Webサイトの目的と役割が決まっている
  • KPIを定めている
  • アクセス解析を導入している
  • PDCAを回している
  • 自社だけでなく他社や検索市場を意識した内容になっている
  • Web担当者が専任でいる
  • Web担当者が営業マンと密にコミュニケーションをとっている
  • Web担当者が経営指針や会社のビジネスやサービスに詳しい
  • 経営者のWebへの関心が高く、社内で協力する体制をとっている
    など

売り上げUPにつながらないWebサイト

  • Webサイトの目的や役割が決まっていない
  • KPIを定めていない
  • アクセス解析を行っていない
  • ビジネスに関係のない内容のブログを日々更新している
  • Web担当者が自社のビジネスを把握しきれていない
  • Web担当者が営業担当者とコミュニケーションをとっていない
  • 経営者が自社サイトの内容に無関心
    など

いかがでしょうか?
もしあなたのWebサイトが日々更新しているにもかかわらず、売り上げUPに貢献していないとするのであれば、あてはまる項目がひとつではないのではないでしょうか。
また、このように内容を見比べてみると、少しずつやるべきことが見えてきたのではないでしょうか。

しかし、どこから手を付けていけばよいかわからないままだと、結局たわいもない記事や会社の情報の更新を繰り返す日々に終わってしまいます。

優先順位をつけて進めると良いのですが、これがなかなか難しい・・・。、

プロに相談するにもどうすれば良いのか?という方のために今回は初めに抑えておくべき2つのことを紹介します。

サイト改善を行うために抑えておくべき2つのこと

1. 目標を決める。

Webサイトにもさまざま種類があり、その種類により目標も変わりますが、まず目標が定まっていないと更新の方針も決まりません。

Webサイトの担う役割を定めたうえで目標を決めましょう。

参考記事

2. 今の状態を確認する

ダイエットでも勉強でも同じですが、目標があっても現状を把握しないと行動指針をたてられません。

Webサイトも同様です。

まず自社サイトが誰にどれくらい見られているのかを把握する必要があります。

そのためのツールとして、無料で使えるGoogleアナリティクスを活用するとよいでしょう。

参考記事

 まとめ

Webサイトを更新していく上で重要な心構えは、更新は目的ではなく改善のための手段と捉えることです。
Webというだけで一歩引いてしまう経営者の方もいらっしゃるでしょう。

しかし、Webを経営に活かしたいのであればWebを実店舗(支店)と同じように位置づけてください。
実店舗の現状や目標を把握しておらず、ましてや興味がない経営者はいませんよね?
売り上げが上がっていないと現状を確認して、改善を考えます。
それを新人や会社のサービスをあまり理解していない社員に任せる経営者もいないはずです。

決してWebをリアルビジネスと引き離して考えてはいけません。
また、Webは特別ではありません。売り上げに貢献するサイトに育てるのであれば、経営戦略や営業戦略とも一貫性を持たせる必要があります。
もちろん目標に合わせて、予算や人員の配置もしていく必要があるでしょう。

このように、Webサイトもマーケティングのための一部(ツール)と考えられるようになれば、更新の内容を業者や知人に聞くのではなく自社で改善(更新)すべき内容が見えてくるでしょう。

ブログSEOこれだけはゼッタイやりたい!10のコト:管理者編

<質問>

ブログの記事にはとても自信があり、どう見ても、内容の量・質ともにライバルブログよりも抜きん出て良くできていると思います。
前回の記事、「一番簡単なブログSEO・10のポイント : 執筆者編」を参考に見直しましたが、アクセスがなかなか増えません。ブログ管理者として、どのように運用していけばよいのでしょうか。

<回答>

いつもご愛読ありがとございます。
ブログ管理者は、記事執筆者と異なる視点でのブログ運用が必要になります。今回はブログ管理者が抑えておきたいブログSEOについて紹介します。

<目次>

ブログ構造に関する5つの対策

まず非常に重要な点は、ブログの構造を最適化していくことです。これは今後のブログ運営をしていく際、3つのメリットを得ることができます。

(メリット1)検索エンジンのクローラビリティを高める

⇒検索エンジンに掲載されるには、検索エンジンのロボットがブログをクロールし、ページの内容を正確にインデックスすることが第一の基本です。しかし、クローラビリティが悪いままでは、検索エンジンがブログの内容を把握できず、インデックスできません。当然SEOどころではありません。ブログSEOの第一歩は、クローラビリティを高めることが重要です

(メリット2)サイトリンク表示が得られる

⇒検索結果画面において、サイトリンクが表示されやすくなります。サイトリンクとは下図の枠線内を指します。 Googleによると “ユーザーの役に立つと判断した場合にのみ” 表示されます

検索結果画面のサイトリンク

(メリット3)ユーザーのブログ体験が向上する

ブログ構造を改善することで、ユーザーのブログ体験も向上します。それに伴い直帰率や滞在時間がよくなれば、ユーザーのロイヤリティが高まり、検索順位にも良い影響が出る可能性があります。

では、SEOフレンドリーなブログ構造にしていくにはどのようにすれば良いのか。それには5つのポイントがあります。

【SEOに効果的なブログ構造1】シンプルかつ論理的な階層構造

階層構造のイメージ階層構造をシンプルかつ論理的にしましょう。 

  • シンプルな階層構造
  • 論理的な階層構造
  • メインカテゴリの数は2~7個に
  • サブカテゴリの数もバランス良くなるように

【SEOに効果的なブログ構造2】URL構造を、階層構造に合わせる

URL構造は検索結果に表示されるURLにも影響します。URL構造をシンプルかつ論理的にすることは、ユーザーと検索エンジンの両方に多くの情報を伝えることができます。

※URL作成の際の注意点

  • URLには、コンテンツと関連した単語を使用し、不要なパラーメーターやID、キーワードの詰め込みなどは避けます。

階層構造とURL構造を一致させるとは・・・

 

【SEOに効果的なブログ構造3】ナビゲーションを、階層構造に合わせる

ナビゲーション上で表示する構造も、基本的には階層構造と合わせます。ナビゲーションをしっかり設計しておくことで、ユーザーが目的のページにたどり着くのを助け、また、検索エンジンがコンテンツの重要性を把握するのにも役立ちます。

※ナビゲーション作成の際の注意点

  • ナビゲーションは、検索エンジンが理解しやすいよう、できるだけテキストで作成し、ドロップダウンメニューやアニメーションでの作成は控えます。
  • ナビゲーションをあまりに深すぎる階層を表示してしまうとユーザビリティ低下につながる場合があります。表示する階層は浅めにしておくと良いでしょう。

【SEOに効果的なブログ構造4】パンくずリスト・サイト内リンクを設定

パンくずリストとはパンくずリストはGoogleが推奨しています。必ず作成しましょう。検索エンジンに有効なだけでなく、 初見のユーザーでもカテゴリページや(一つ上の階層)HOMEページに素早く移ることができます。

また、パンくずリストだけでなく、サイト内リンクを適切に設置し、全てのページがリンクしてリンクされるような構成にします。 そうすることで、リンクジュースの流れを良くする効果があります。

※パンくず設定の際の注意点

  • パンくずを設定する際は、適切なマークアップ方法で行いましょう。
  • 適切にマークアップすることで、検索結果画面にパンくずリストが表示されるようになります。

検索結果画面に表示されるURL

【SEOに効果的なブログ構造5】サイトマップを作成

ユーザー向けにHTMLのsitemap、検索エンジン向けにXMLのSitemapを用意しましょう。検索エンジンのためのサイトマップは、インデックス性の向上や、コンテンツ追加を検索エンジンに伝える効果があります。サイトマップの送信については、「【保存版】ウェブマスターツールの使い方!ホームページの改善の為の活用術!」をご参照ください

ブログの評価を高める2つの対策

ブログの記事品質を保つことが最重要ではありますが(参照:一番簡単なブログSEO・10のポイント : 執筆者編)、ブログ管理者はブログサイト全体の評価を高めるための工夫もしましょう

SEO対策上、重要度が高いページを優先的にクロールしてもらうために、重要度が低いページに以下の設定を行います。

クロール不要ページは、robots.txtで回避

Google社の「検索エンジン最適化スタートガイド(PDF)」によると、以下が推奨されています。

検索結果のようなページはクロールさせない
※ 検索結果のページから、さほど価値が変わらない別の検索結果のページへ飛んでも、ユーザーの利便性を損なうだけです

同一か、ほとんど違いがない自動生成されたページを大量にクロールさせないようにする
※ 「重複コンテンツに近いこれら100,000ものページはインデックスされるべきだろうか?」と問い直してみましょう

プロキシサービスによって生成されたURLはクロールさせないようにする

低品質ページは、「noindex,follow」を活用

ページのmeta情報にnoindex,followを設定することで、検索エンジンに「このページはインデックスしなくていいけれどリンクを辿ってください」と伝えることができます。

  • アーカイブページ
  • タグページ
  • 品質やオリジナリティに乏しいページ

⇒これらの設定をすると検索エンジンにインデックスされる数が減るように思えるかもしれません。しかし、検索エンジンにインデックスされるページを高品質なページばかりにすることで、ブログサイト全体の評価を高めることができます

モバイルサイトをGoogleに知らせる

2015年の4月よりモバイルのユーザー体験・ユーザビリティが、モバイル検索順位に大きく影響するようになりました。モバイル対応をしたら、Googleのモバイルフレンドリーテストにパスしているかを確認しておきましょう。また、PC用URLとモバイル用URLは同一なことが望ましいですが、もしもURLが異なる場合は、モバイルサイトURLを、Googleに知らせましょう。(参照:Google Developers モバイルガイド「設定を検索エンジンに伝える」別々のURL

モバイルサイトについては、「知らないと手遅れ!?スマホ対応前に絶対知るべき5つのこと」をご参照ください。

(番外編)ソーシャルを活用する

ソーシャルボタンを設置して、シェアされやすく

ソーシャルボタンを設置することで、ユーザーはその記事をシェア・保存しやすくなります。多数のユーザーにシェアされた記事は、他のブログやメディアで紹介される可能性が高まり、被リンクが増え、結果的に検索順位に大きな影響を及ぼす場合があります。

ソーシャルボタンは 記事の最初と最後に 設置する場合が多いです。  該当メディアのボタンをクリックすれば ブログ記事をシェアできます。

Search Consoleを活用

Search Console(旧ウェブマスターツール)を用いることで、Googleと自社ブログとのやりとりを適切に調整し、Googlebotのクロールを円滑化することができます

  • クロールエラーの管理 ・XMLのSitemapをアップロードする
  • robots.txtを作成・分析
  • クロールの削除
  • ガイドライン違反やエラーの通知を受け取る。

詳細については、「【保存版】ウェブマスターツールの使い方!ホームページの改善の為の活用術!」をご参照ください。

ユーザーの入口と出口を考える

SEOは、ブログの入口に関する対策かもしれませんが、出口まで見渡したブログ運営が重要になります。ユーザーの入口が変われば、出口も変わります。ブログ本来の目的が「出口」になるように、入口としてのSEO対策を行うことが重要です。

Google Analyticsを活用して入口ページと出口ページを見る方法については、「Google Analyticsで見るべき8種類の必須レポート」でも触れています。

最後に:ブログの目的とターゲットユーザーがブレないブログ運営

ブログを継続的に運用していく上で最も問題になりやすいのは、目的やターゲットユーザーがブレてしまう点です。 ブログをともに運用する人(執筆者や協力者など)と、ブログの目的や成果、ターゲットユーザーを共有するして、お互いブレていないかを確認することも大切だと思います。

 

一番簡単なブログSEO・10のポイント : 執筆者編

<質問>

1年前にブログを始め、それ以来毎週1回以上ブログを更新しています。
業者からは、ブログの記事を増やせば検索順位が上がると言われたのですが、思うように順位が上がらずアクセスも増えません。
このまま記事を増やし続ければ、検索順位は上がるのでしょうか?

<回答>

日記を書くだけでは 意味ないのか…orz実はよくある誤解なのですが、ブログの記事を増やしたからといって、必ずしもSEOに効果的とは限りません。
検索エンジンで上位表示されるのは、他のブログやサイトと比較して、より良い評価をもらう必要があります。
今回は、ブログ執筆者が気をつけたいSEOに強いブログ記事の更新について紹介したいと思います。

ブログSEO10のポイント:目次

1: 検索ニーズとネタ決め
2: 実際に検索してみる
3: 1つの記事のボリューム
4: 記事のオリジナリティ
5: 記事タイトルのつけ方
6: 記事内・見出しのつけ方
7: リンクのつけ方
8: 画像の入れ方
9: カテゴリ名のつけ方
10: 見られている意識が大事

1: 検索ニーズとネタ決め

読み手が求めているネタってなんだろう…キーワードの検索回数がニーズの目安になるね!世の中の人が検索している話題やテーマはなんでしょうか?それを意識してネタを決めるだけで、ブログのレベルが上がります。
ネタ決めの際は、これらを念頭に置きます。
そのネタは、誰かがインターネットで検索している内容か?
また、検索するとしたらどんなキーワード(キーフレーズ)で検索するか?
そのキーワードは、何回検索されているか?

■検索回数がわかる!キーワードプランナー
そのキーワードで何回検索されているかが分かる無料ツール。
https://adwords.google.co.jp/keywordplanner

キーワードプランナーで検索回数をしらべる方法 図解

2: 実際に検索してみる

検索キーワードで実際に調べて、競合サイトとの差別化ポイントを考えるネタやキーワードが決まったら、まずはそのキーワードで実際に検索してみます。その際、上位10件に表示されているサイトは、一通り目を通します。そうすることで、あなたが書こうとしているブログ記事の競合を見ることが出来ます。

競合を踏まえて、差別化ポイントを作る

競合と比較して差別化できる記事を作っていきましょう。特に内容の質や量、オリジナリティで差別化をしていくと良いでしょう。

3: 1つの記事のボリューム

記事を書き終えたら 他のブログと比べて チェックしてみよう。検索者のニーズに応えるだけの十分な内容が書かれていますか?競合サイトよりと比較して充実した内容になっていますか?文字数を気にする必要はありませんが、内容の充実度は他サイトよりも勝るものを作っていきます。
(注意)ボリュームが多ければ多いほど良いわけではありません。1,000文字で伝わる内容を、無闇に3,000文字まで増やすことに意味はないでしょう。

4: 記事のオリジナリティ

競合を意識すると、オリジナリティを書く難しさに苦労する方も多いのでは?
しかし、ちょっとした工夫がコンテンツの人気度合いを左右することも。頭を一ひねりして、読み手に喜ばれるオリジナリティを考えてみましょう。
(悪い例:ペナルティのリスクがあるので要注意)
・他のブログを盗用する
・他のブログを引用して、出典元を明記しない
・引用文が記事の大部分を占めている
(良い例)
自分や会社の意見/評価を書く
実際に起きたこと、作った実績などを書く
ターゲットを絞って、差別化する
専門家として、ニュースや事柄を解説する

(参考記事:差別化ポイントの考え方)
自然検索のクリック率を上げるための基礎知識と対策法

5: 記事タイトルのつけ方

記事タイトルは、人にも検索エンジンにも評価される重要なポイントです。
記事タイトルにキーワードを含める
キーワードは記事タイトルのなるべく前方に含める
記事を的確に表すタイトルにする
人が読んでひきつけられる表現にする
文字数は全角27文字以内(半角55文字)がお勧め(2015年5月現在)
記事ごとに全て異なるタイトルをつける

いくつか書いて 社内の人に選んでもらうと いいですね(悪い例) 制作事例1 | 株式会社 S-FACTORY
(良い例) アクセスが75倍にUPしたWeb制作事例(東京都・矯正歯科の場合)

 (参考記事:タイトルが変われば、アクセス流入が変わります)

自然検索のクリック率を上げるための基礎知識と対策法

 

6: 記事内・見出しのつけ方

検索エンジンにも人にも分かりやすいように、見出しを設定することが重要です。
見出しを読んでいくだけでどのような内容が書いてあるのか伝わるようにつけましょう。

7: リンクのつけ方

今回更新する記事と関連している過去記事・自社サイト内のリンクは、積極的に増やしましょう
その際、アンカーテキストと呼ばれるリンクテキストに気をつけます。
リンクテキストを見て、人も検索ロボットもリンク先のページを予想評価します。したがって、リンク先の内容を簡潔にした短い言葉をリンクテキストにすると良いでしょう

(悪い例) 商品の詳細
(良い例) ブログSEOサービスの料金表

8: 画像の入れ方

人にとっては画像を見れれば十分かもしれませんが、SEOを意識するなら、画像のファイル名やオルト(Alt)を適切に設定していきましょう。
ファイル名は半角英数字で意味のある言葉に、オルト(Alt)は画像を表す言葉を設定します。どちらも長すぎないように気をつけます。

9: カテゴリ名のつけ方

ブログのカテゴリ名だけで記事の内容を想像できるかブログ記事を書いたら、適切なカテゴリ名をつけましょう。
カテゴリ名は、自分が分類しやすいようにつけても意味がありません。読み手や検索エンジンが内容を把握しやすいカテゴリ名にすると良いでしょう

書き手の利便性よりも 読み手のわかりやすさが 大事です。

(悪い例) 私の日常 / 今日のメモ / 雑感 (⇐内容を予想しづらい)

(良い例) アクセスアップ / コンテンツマーケティング / Webデザイン(⇐内容を予想しやす)

 

10: 見られている意識を持つ

ブログを書く際に最も大切なのは、見られているという意識です。

ターゲットとする人はあなたの書いた内容に対してどのように感じるか、あなたの記事はその人を120%満足させられるのか?こういったことをより意識して記事を書いていくと、ネタ選びや内容の構成、言葉の選び方まで変わることでしょう。

(おまけ) 記事を公開したら、積極的に拡散!

ブログ記事は、読んだ人が「価値がある」と思えば、知人友人に伝えたくなるものです。 記事を公開したら、FacebookやTwitter、Google+、はてなブックマークなどで自分から広めていきましょう。

メディアを味方にして、認知度を高めよう

一躍有名になった「人」「会社」「商品」「サービス」は、多くの場合、メディアのプラスの影響を受けています。
このように、会社やブランドの知名度を上げていく上で、メディアは欠かせない存在です。

今回は、各メディアの特徴や、中小企業の関わり方に注目してみたいと思います。

テレビ

自宅だけでなく携帯電話や車内でも見られるようになりました。様々な生活シーンに取り入れられているメディアです。

テレビの主な特徴

【放送局の種類】
公共放送、民法放送、ケーブルテレビなど
【テレビの種類】
報道番組、娯楽番組、教養番組、教育番組、広告放送など
【テレビの主な特徴】
・速報性に優れる
・情報を「視覚」と「聴覚」でわかりやすく伝えられる
・情報を即時に広範囲へと波及させるのに適する
・多額の広告料で運営する場合が多く、企業や団体の影響を受けやすい
・映像になる素材が必要

中小企業がテレビに出るとしたら

【(無料)意外と多い取材・出演依頼】
・会社のホームページやブログにキャラや情報を掲載しておくと、取材依頼や出演依頼が来たケースも。地域、業種、会社のキャラや遊び心が引き金になるようです。
【(有料)テレビCMの特性】
・注目度が高く、商品やブランドの認知度を上げるのに効果的
・性別や年齢層を問わず、幅広い層に見てもらえる
・社会的信用度が高く、CMを出すことで企業の信頼度を高める効果がある
・映像と音声を使用でき、表現の幅が広い。
・WEBサイトへのアクセスの入口として、効果的に使うことができる
・電波料とCM制作費が発生する。
・電波料は、15秒あたり1万円~100万円程度(地方/全国)

新聞

新聞の主な特徴

【新聞の種類】
主要5紙、ブロック紙、地方紙、産業経済紙など
【紙面の種類】
社会面、経済面、政治面、生活面、文化面、運動面、地方面、情報面など
【新聞の主な特徴】
・公共性が高く、正確性・信頼度が高い
・情報を正確に広範囲に伝達するのに適する

中小企業が新聞に露出するとしたら

【(無料)地方面や生活面に多い中小企業の記事】
・中小企業が取材を受けるとしたら、多くの場合が地方面か生活面。新聞に取り上げやすいネタをホームページに用意したり、新聞記者と交流をもったりしている企業が多い。
【(有料)新聞広告の特性】
・地域によるセグメンテーションが可能。
・白黒が多く、表現の幅は限定的。
【(有料)折り込みチラシの特性】
・配布エリアを選定できる。
・比較的低予算で始められる。
・ブランドやキャンペーン・イベントの認知を高めるのに効果的
・WEBサイトへのアクセスの入口として、効果的に使うことができる

雑誌

雑誌は購買層が明確に細分化されている場合が多く、オピニオンリーダーとしての側面もあります。
特定の嗜好のユーザーにアプローチすることが期待できます。雑誌を読んでいる姿

雑誌の主な特徴

【雑誌の種類】
ファッション誌、情報誌、専門誌、趣味誌など
【雑誌の主な特徴】
・雑誌ごとに個性が明確に細分化しており、ターゲットを絞りやすい
・詳報性、解説性・保存性に優れる
・新聞よりも再読率が高い

中小企業が雑誌に載るとしたら

【(無料)雑誌の取材】
・オンリー1やナンバー1、話題性のあるものは取材を受け易い
・地道でも完成度の高いコンテンツをWEBに掲載していると、取材を受けたケースあり。
【(有料)雑誌広告の特性】
・商品やブランドの認知度を上げるのに効果的
・ターゲットのセグメント分けが比較的容易にできる。
・紙面がカラーの場合は、比較的自由に表現できる。
・WEBサイトへのアクセスの入口として、効果的に使うことができる

業界紙

業界紙・業界誌は、業界の数だけある、業界の活性化を目的としている場合が多いです。業界内での存在感を強くしたい場合に効果的です。
誌面に限りがあるので、WEBと組み合わせて使用することで、相乗効果が期待できます。

業界紙の主な特徴

【業界紙の種類】
業界の数だけあり、業界ごとに複数ある。
【業界紙の主な特徴】
・読者が限定的。
・業界内での影響力は大きい。
・提供する情報には深さが求められる。

中小企業が業界紙に露出するとしたら

【(無料)業界紙の取材枠】
・展示会やイベント企画は比較的掲載されやすい。
【(有料)業界紙広告の特性】
・業界内での存在感を高めることができる。
・読者層が非常に限られているため、伝えたい情報を伝えたい層だけに伝達できる。

ウェブサイト

ウェブサイトは、今までに述べた他のメディアと組み合わせて使うことで、相乗効果を期待でいます。

ウェブサイトの主な特徴

【ウェブサイトの種類】
ポータルサイト、ニュースサイト、専門サイト、会社案内サイト
【ウェブサイトの主な特徴】
・速報性が最も高い。
・扱う情報量が多く、表現の幅も広い。
・ニュースは転載され、情報が拡散しやすい。
・即時に広範囲へと波及させるのに適する。
・多くの情報を求めているため、比較的掲載しやすい。
・低資金で運用している会社が多い。
・情報の正確性が低い内容も含まれている。
・他メディアと異なり、スポンサーの影響を受けず、中立な立場を保っているウェブサイトも多い。

中小企業がウェブサイト広告を出すとしたら

【バナー広告の特性】
・バナーを掲載するウェブサイトの影響が大きい。
・マイノリティな趣味志向を持っている人向けにもしっかりアプローチできる。
・費用形態は、毎月定額のところ、表示回数により変動するところの2種類が主。
【リスティング広告の特性】
・ユーザーが検索エンジンを利用した時に、検索結果画面の広告枠で表示させることができる。
・1クリック事に費用がかかる。
・検索ワードごとに出稿できる。
・即日出稿することができる。
・地域を細かく絞ることができる。
・広告閲覧後の閲覧状況のデータをとることができる。

まとめ:あなたの会社のターゲットはどこにいますか

どんなに立派なホームページを作ったとしても、あなたの会社のターゲットがホームページを見ていないのであれば、意味がありません。
あなたの会社のターゲットがどんなメディアに日頃接しているのか、どんな行動をしているのでしょうか。
もしもそれが判れば、そのメディアに広告出稿をすることで、効果的な広告展開が可能です。
また、WEBと他のメディアと組み合わせることで、様々な可能性が拡がります。

◎ あなたのお客様は、どんなメディアに触れていますか?
◎ そのメディアとWEBサイトの特徴を活かすとしたら、どんな企画がよいでしょうか?

【WEBサイトの目標設定が出来ていない人必見】サイトの種類別年間目標の立て方

<質問>

社長から、WEBサイトの年間目標を立てるように言われました。
私はWEBサイトを毎月更新していますが、どのような目標を立てればいいのかイマイチ検討がつきません。
目標を数値で立てるように言われましたが、アクセス数位しか思いつきません。アドバイスがあればお願いします。

<回答>

質問者の方のWEBサイトは、何を目的としたWEBサイトでしょうか?

○ 通販で売上を上げること?
○ 来店予約やお問い合わせを増やすこと?
○ 採用応募者を増やすこと?

WEBサイトにも色んな種類があり、その種類により目標も変わります。
今回は記事全体を通して、WEBサイトの種類別に、年間目標の例を紹介します。

年間目標はの立て方

まず、基本的には、あなた(従業員)の年間目標を立てるのと同じように、WEBサイトの年間目標を立てることを考えればよいのではないしょうか。

年間目標は、12ヶ月後にどの地点にいるかのゴールを決めるものです。
できることなら、会社にとってもあなたにとってもハッピーになるものがいいですね。

・それを達成した時に価値のあるもの
・達成できる可能性があること
・それを達成するために、あなたの時間・労力・想いを注げること

ビジョンから導く、年間目標(KGI)とステップ(KPI)

例えば営業マンが年間目標を立てる時、どのように考えていますか?
会社により異なると思いますが、以前私が努めた会社を例に出してみます。ビジョン・目標・ステップ

営業マンのビジョン
⇒今年中に営業マンとして自立したい。

営業マンの年間目標(KGI)
⇒年間売上3000万円の壁を超えたい。

営業マンの目標達成のためのステップ(KPI)
・1年間で商談100件
・そのうち、30件で受注獲得(受注率30%)
・受注案件の平均受注単価は100万円
(商談件数)×(受注率)×(平均受注単価)=(年間の受注金額)

このように、
①ビジョン
②年間目標(KGI)
③ステップ(KPI)
の3段階で考えると、現実化しやすいと思います。

では、WEBサイトにこれを応用してみましょう。

WEBサイトの種類とビジョン

あなたの会社のWEBサイトは、どのような種類でどんな事を目的としているのでしょうか。それにより、ビジョンも変わってきます。
まずはよくある中小企業のWEBサイトについて、分類してみましょう。

①お問い合わせ獲得型WEBサイト

扱っている商品やサービスについての詳しい情報やキャンペーンを掲載したWEBサイトです。
一定のSEOや広告、キャンペーンを行い、WEBサイトへの集客を行うこと、
説得力や競争力のある内容を掲載してお問い合わせを獲得することが求められます。

《ビジョンの例》
・お問い合わせ件数を増加させて、会社の売上に貢献する。
・店舗のキャンペーンとWEBサイトを連動し、集客に貢献する。
《年間目標の例》
・年間で60件のお問い合わせを獲得
《ステップの例》
(お問い合わせ件数)=(アクセス数)×(お問い合わせ率)
・月間のお問い合わせ件数を平均5件
・月間のアクセス数を1,000件達成する
・お問い合わせ率を0.5%達成する

②リスト獲得型WEBサイト

潜在顧客の連絡先を獲得するためのWEBサイトです。
「資料ダウンロード」や「プレゼント」「応募」等により、リストを獲得します。獲得したリストは、今後の営業アプローチや情報発信に使用する事ができます。
一定のSEOや広告、キャンペーンにより、WEBサイトへの集客を行うこと、魅力的な企画が必要になります。

《ビジョンの例》
・リストを獲得して、営業部門に貢献する。
《年間目標の例》
・リスト獲得件数を前年度比10%増
《ステップの例》
(リスト獲得件数)=(アクセス数)×(リスト獲得率)
・アクセス数を維持する。
・リスト獲得率が10%高くなるような企画コンテンツを作成する。

③通販型WEBサイト

インターネット上で、商品の購入が完結するWEBサイトです。
一定のSEOや広告、キャンペーン・メルマガ等により、WEBサイトへの集客を行うこと、商品の必要な情報や購買を後押しするような魅力的な写真・コピーが必要になります。

《ビジョンの例》
・年商を上げる。
・取扱い商品を増やす。
・通販サイトの数を増やす。
《年間目標の例》
・年商を昨年度比10%増達成。
《ステップの例》
(売上)=(アクセス数)×(購買率)×(平均単価)
・アクセス数を維持する。
・購買率を5%上げる。
・平均単価を5%上げる。

④ブランディング型WEBサイト

会社・商品・サービスの信頼を獲得するためのWEBサイトです。「とりあえず」WEBサイトを作った方もこれに該当します。
会社概要や事業内容、ブランディングに関する事が掲載されており、御社に興味を持った人がどのような会社なのかを知ることができます。
「会社の顔」として、整備し、最新情報や季節に合った情報を掲載することが重要になります。

《ビジョンの例》
・WEBサイトを見た人が抱く『会社の印象』を良くする。
《年間目標の例》
・掲載情報を充実させ、満足度アンケートにより定量評価する。
《ステップの例》
・季節ごとに情報を掲載していく。
 (お客様の声、商品情報の追加、コラムなど)

⑤告知型WEBサイト

新商品や新キャンペーンごとに追加していくWEBサイトです。
ターゲット層が商品やキャンペーンを「認知する」ことを目的とする場合が多く、通常広告と連動して制作します。

《ビジョンの例》
・告知型WEBサイトを通じて、ターゲット層に商品を認知してもらう。
《年間目標の例》
・新商品の告知サイトを通じて、1万人に新商品情報をリーチする。
《ステップの例》
・月間平均アクセスユーザー数を1,000件達成。

⑥情報発信型WEBサイト

業界情報やニュース等を情報発信するWEBサイトです。
閲覧規模が大きくなると、広告収入が見込めます。

《ビジョンの例》
・広告収入を増やす。
《年間目標の例》
・広告収入を前年度比50%増にする。
《ステップの例》
(広告収入)=(広告単価)×(広告個数・期間)
・サイトのPVを増やし、広告単価を前年度よりも20%上げる。
・広告個数を前年度よりも25%増やす。

⑦採用獲得型WEBサイト

採用応募者を獲得することを目的としたWEBサイトです。
WEBサイトへのアクセス獲得のために、SEOや広告出稿を行ったり、採用のポータルサイトに登録したり、応募者にとって魅力的なコンテンツを掲載したりします。

《ビジョンの例》
・応募者を昨年よりも増やす。
・インターネット上での存在感を高める。
《年間目標の例》
・新卒応募者を5名獲得する。
《ステップの例》
(新卒応募者)=(アクセス数)×(応募率)×(合格率)
・新卒応募を25件獲得する。
・アクセス数を25,000件獲得する。
・応募率を0.1%維持する。
・合格率を20%維持する。

⑧代理店獲得型WEBサイト

代理店の獲得により、会社の経営に貢献するWEBサイトもあります。

《ビジョンの例》
・WEBを活用して、代理店開拓を行う。
《年間目標の例》
・WEB経由で代理店と5件契約する。
《ステップの例》
(代理店契約数)=(アクセス数)×(説明会集客率)×(商談率)×(成約率)
・アクセス数を年間で5,000件獲得する。
・説明会集客率を1%維持する。(50件)
・商談率20%を維持する。(10件)
・成約率50%を維持する(5件)

まとめ

良く見かける8種類のWEBサイトのビジョンや目標を見てきました。
実に多くの種類のWEBサイトや年間目標があるのではないでしょうか。

年間目標の達成を繰り返すことで、企業への貢献度や影響度が大きくなっていきます。そのような段階になると、WEB関連の予算も拡大しやすくなるのではないでしょうか。

1月は、一年で一番最初の月。
フレッシュな気持ちで計画を立て、今月から始まる1年を良い年にしたいですね。

知らないと手遅れ!?スマホ対応前に絶対知るべき5つのこと

<質問>

スマートフォンが流行っていますが、自社のWEBサイトではまだスマホ対応していません。
スマホ対応すべきでしょうか。またスマホ対応するとしたら、どのように考えるべきでしょうか。

<回答>

スマートフォン(以下スマホ)の普及やグーグルの動向を考えると、遅かれ早かれ対応したほうが良いでしょう。
ただし、スマホ対応と一言で書いても、いくつかの手段があります。
あなたのWEBサイトの目的や使用用途・運営状況などに応じて、あなたにとっての最適な手段は変わります。今日はそれを考えてみましょう。

スマホ利用の現状

年々増えるスマホ普及率

スマートフォンを持っていると回答した割合(2014)スマホ普及率は2014年末現在も伸び続け、この表のように約6割がスマホを所有しています。
若年層のスマホ利用率は7割を超えたと言われています。

また、スマホの普及率だけでなく、1日のうちにスマホを使用する時間も増加しました。スマホでWEBサイトを閲覧することも簡単にできるようになり、多くの人がスマホでWEBサイトを閲覧するようになりました。
別のデータでは、今までパソコンを使用してWEBサイトを閲覧していたユーザーが、スマホを使用して閲覧するようになったという傾向があります。

スマホが身近になったことにより、WEBサイト閲覧をする道具がPCからスマホに徐々に移行してきています。

あなたのWEBサイトに訪れるスマホユーザーの数を見る方法

では、実際にあなたのWEBサイトにスマホユーザーはどれだけ訪れているのでしょうか。
無料解析ツール「Google Analytics」を活用して、スマホユーザーの動向やセッションの推移を見ることができます。

GAで期間を指定する方法
①まず、レポートの期間を指定します。
GAの日別から月別に変更
②グラフの表示を日別から月別に変更します。
③新しいセグメントを追加する
③新しいセグメントを追加します。
④モバイルトラフィックを選び適用する。
④モバイルトラフィックを選択し、適用するボタンをクリックします。
モバイルユーザーの推移
⑤スマホを使用して閲覧したセッション数の推移がグラフで表示されます。

あなたのWEBサイトがスマホ対応できているか確認する方法

モバイルフレンドリーテストの画面Google提供の無料サービス「モバイルフレンドリーテスト」では、現状のWEBサイトのスマホ対応度合いを教えてくれます。
【モバイルフレンドリーテスト】
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/

「スマホ対応」に絶対必要な5つのこと

①PC用URLとスマホ用URLを統一して表示すること

もしもあなたのサイトのURLが「PC用URL」と「スマホ用URL」で別々の場合、こんな問題が起こります。
・URLのシェアをする時に困る
あなたはURLを友達に送ったりソーシャルで共有したりする際に、そのURLがスマホ用かPC用かを気にしますか?ユーザーは、今見ているURLをそのまま共有する方が楽なはずです。
・Google等の検索エンジンに対応
検索エンジン大手のGoogleはURLが1つであることを推奨しています。検索エンジンの結果をクリックした時に、PCユーザーもスマホユーザーも便利に閲覧できる環境が整います。

②スマホでもPCでも見やすいレイアウトに

スマホ用サイトでは、スマホ画面の大きさに合わせた幅・文字・画像が求められます。
また、フラッシュやジャバスクリプト等、一部のスマホでは表示できないメディアファイルは避けましょう。

③操作がしやすいこと

2つの点に気を着ける必要があります。
一つ目は、マウスがなくても使いやすいこと。「マウスオーバー」は、画像の上にマウスを載せただけで操作ができますが、スマホにはマウスがありません。従って、マウスオーバーは使えません。その他マウスがないと出来ない技術は避ける必要があります。また「ポップアップ」と良い、画像を新しいウィンドウで拡大して開く技術も、スマホでは好まれません。
二つ目は、スマホは指で操作をするということ。例えば小さなボタンが密集していると、誤って隣のボタンをタップしてしまうかもしれません。また、例えば、画面の大半をボタンで占めていると、画面スクロールする際に誤ってボタンをタップしてしまうかもしれません。

東京で電車に乗ると、車内で立ちながらスマホ画面を操作しているのを見かけます。そのような環境でも操作しやすいサイトデザインを意識すると良いでしょう。

④表示速度が充分に速いこと

ガラケーが流行っていた頃、インターネットを閲覧すれば閲覧するほど月額料金がかかる従量課金制の契約プランが主流でした。そのため、ガラケーを対象とした携帯サイトでは、画像をなるべく使わず、絵文字や文字を多く使用したサイト構成になっていました。
スマホでは、ダウンロードできる情報量が増え、スマホ用WEBサイトでも、画像や動画を埋め込むのが当然です。
しかし、ここでサイト管理者が気をつけるべき事は、WEBサイトを開いて最初の画面が表示されるまでの時間です。ユーザーの待ち時間が1秒を超えると「待機」しているとの印象を強くもちます。逆を言えば、最初の表示を1秒未満にすることができれば、快適なスマホサイトを提供できるわけです。
スマホサイトを設計する場合は、最初の画面の表示時間を短縮化することを考える必要があります。

サイトの表示速度を測定できるサイト【PageSpeed Insights】
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

⑤掲載コンテンツの注意点

一度PCから見たWEBサイトを、出先にスマホでも開こうとした経験はないですか?
この場合、ユーザーは、スマホで開く時も、PCで開いた時と同様の体験ができることを望んでいると推測できます。このように、ユーザーはWEBサイトを様々なデバイスで開き、それぞれで同じ体験ができることを望みます。従ってサイト管理者もそれを提供することが望ましいと言えるでしょう。
つまり、スマホサイトとPC用サイトの掲載する情報量を同等にし、また、特定のコンテンツを探しやすいようにカテゴリ分類をうまく設計することが求められます。

3つのスマホ用サイト制作方法とその比較

モバイルサイト制作方法3つ

従来型 スマホ用サイトの特徴とその問題点

ここで従来型と呼ぶのは、PC向けサイトとスマホ向けサイトがそれぞれ別個のURLで表示され、別個のページが表示されるものを指します。
ユーザーがWEBサイトにアクセスする際、使用するデバイスに合ったURLを選ぶことができれば、快適な閲覧が可能になり、各デバイスに合ったレイアウト・文字・デザインが表示されます。
しかし、URLを選ぶ事ができない場合もあります。Googleのような検索エンジンや、Facebook、Twitterのようなソーシャルネットワーキングサービスでは、URLが一つしか書かれていない事が多く、PC用・スマホ用との区別がありません。
すると、PCユーザーがスマホ用WEBサイトを見たり、その逆が起きたりする結果が起こりえます。この場合、もちろん各デバイスに合わないレイアウト・字体・デザインとなり、ユーザーは読みづらさを強いられることになります。
また、Googleが重複コンテンツと判断するリスクもあり、Googleが推奨していない制作方法でもあります。

従来型のスマホ対応

表示URLを1つにする「ダイナミックサービング」というスマホ対応の手法

PC向けサイトとスマホ向けサイトの全ページを1:1で同じURLにし、それぞれのヘッダーで「Vart:User-Agent」と記述すれば、動的配信が可能になります。
つまり、ユーザーがURLにアクセスしたら、ユーザーのデバイスがスマホならスマホ向けWEBサイトを表示し、ユーザーのデバイスがPCならPC向けWEBサイトを表示するというものです。
表示URLが一つでユーザーが混乱することも避けられる上に、Googleが重複コンテンツと判断されるリスクもなくなります。Google推奨の制作手法の一つです。

ダイナミックサービング

ダイナミックサービングのメリット:

・URLが統一されており、Google推奨の手法。
・PC用サイトとスマホ用サイトを別個に作り込むので、それぞれユーザーの使用環境に合わせた設計やデザインが可能。

ダイナミックサービングのデメリット:

・レスポンシブウェブデザインと比べ、運営の手間(コスト)がかかる(1.5~2倍程度)

コードが1つで、表示を変化させる「レスポンシブウェブデザイン」というスマホ対応の手法

前述のダイナミックサービングでは、PC用サイト・スマホ用サイトのそれぞれに設計・構築が必要になります。更新頻度が多いニュースサイトやブログでは、手間がかかりすぎ、運営の負荷が大きくなります。
そこで、PC用サイトもスマホ用サイトも本体となるコードを1つにまとめ、ユーザーのデバイスごとに表示の仕方を変えるという技術ができました。これをレスポンシブウェブデザイン(RWD:Responsive Web Design)と言います。

レスポンシブウェブデザインとは
もちろんURLが一つに統一されるのでユーザーが混乱することもありませんし、コードも一つに統一されるので更新や運営が過負荷になりづらいのが特徴です。Googleが推奨する制作手法で、重複コンテンツのリスクもありません。
ただし、サイトデザイン(見た目)においては注意が必要です。レスポンシブウェブデザインでは、デバイス事に作り込むわけではありません。どちらにも合ったデザインにしていく必要があるので、ある程度シンプルなデザインになりますし、最終的にスマホかPCのどちらを優先させていくかは制作に入る前に決めておく必要があると言えるでしょう。

世の中の流れとしてはモバイルファーストと言い、モバイルを最優先にして設計していくことが主流ですが、業界によっては、PCユーザーのコンバージョン(お問い合わせ申込みなど)が高い場合もあります。
いずれにしても、現状のアクセス解析に基づいて、モバイル対応を考えていくことが望ましいですね。

レスポンシブウェブデザイン

レスポンシブウェブデザインのメリット:

・運用が楽。(手間と費用を抑えられる)(1HTMLファイルの管理だけで済むため)
・URLが1つで、Google推奨の手法。

レスポンシブウェブデザインのデメリット

・複数の端末で読み込めるようにするため、デザインに制限がある。
・デバイス毎に作り込むよりも、訴求力が落ちる場合が結構ある。
・PC向けの古いブラウザには非対応

SEOの観点から考えるスマホ対応

スマホ対応している場合の検索結果画面

スマホ対応サイトが有利になっていく、検索エンジンへ

Googleで検索をすると、検索結果画面には「スマホ対応」ラベルが表示されるようになりました。従来の「スマホ対応」ラベルがない状態では、検索結果画面からスマホ対応しているWEBサイトか否かを確認するすべがありませんでした。しかし、このラベルが出来たことにより、スマホユーザーはスマホ対応しているページをより見つけやすくなります。
今後、世の中のWEBサイトのスマホ対応が進み、検索結果画面に「スマホ対応」ラベルが多く表示されるようになると、スマホ対応していないWEBサイトはクリック率が下がるかもしれません。

アメリカのスマホ検索事情

アメリカの検索エンジンをスマホで調べてみると、上位に表示されているサイトの多くがスマホ対応されていることに気付かされます。
例えば、「orthodontist nyc」(直訳すると、矯正歯科 ニューヨークシティ)で検索した時に1ページ目に表示されている10件中10件全てのページがスマホ対応しています。

一方で、「矯正歯科 東京」で検索した場合、1ページ目に表示されている10件中6件のページがスマホ対応していました。

スマホ検索結果の米国との比較

また、アメリカで起きた事が日本でも起きることを予想すると、早くからスマホ対応しておくに越したことはないでしょう。

[本記事中にあるGoogleの推奨については、下記のサイトを参考にしています]
Google Multi-Screen Resources(英語) http://www.google.com/think/multiscreen/start.html

 

競合が多い業界でも、集客していくためのWEB戦略

歯科医院の数はコンビニの数を超え、過当競争が起きています。(特に首都圏)予算が限られた小さな歯科医院でも、知恵と工夫で集客するためのWEB戦略を紹介します。

<質問>

歯科医院を営んでいます。
保険適用の診療が多く、他院と比べて特別なことをやっているわけではありません。
ホームページに掲載する内容がなくて困っているのですが、何を書けばいいのでしょうか。

<回答>

歯科医院は、事業所数が多く、色んなエリアで過当競争が起きています。多くの事業所が患者獲得のために広告宣伝活動を行っていますが、WEBではどのように考えるべきなのでしょうか。

「普通の歯医者さん」が集客する戦略は、大きく分けて2つあります。

集客戦略① 宣伝費をかけ、露出を増やす戦略

1つ目は、広告宣伝費をかけて露出を増やす事。駅前の看板・WEB広告などがそれに当たり、歯科医院の認知と浸透を高めることが目的です。競合の他院よりも良い場所に良いデザインの看板を確保することが肝になります。
予算が限られた場合は、地域を絞り集中的に広告に資本を投下すると、比較的高い効率で集客できます。
(参照記事:地域を絞って、低予算で集中的に集客する5つの方法
しかしながら、この戦略のデメリットは、コストがかかり、他院と競るポイントも費用になりがちです。同じエリアにより資本が強い歯科医院があると、なかなか勝機がつかみづらいという難点があります。

集客戦略② 差別化ポイントを作り、ターゲットに浸透させる戦略

そこで小さな歯科医院にお勧めしたい2つ目の戦略は、他院との差別化を作り、浸透させる事です。
予算が小さいところは、知恵と工夫で勝負です。
「他院と比べて特別なことをやっていない」事業所でも、どうにかして「差別化」していくかという事に尽きます。
今回はこの2つ目の「差別化ポイントを作り、ターゲットに浸透させる事」をメインに話を進めていきます。

まずは、マーケットの全体像を見渡してみる

歯科業界を1つのマーケットと考えた時、現在では様々な治療を受けられるように多様化しています。業界のポジショニング
・保険適用の虫歯治療
・保険適用外のインプラント
・保険適用外のホワイトニングや矯正治療

保険適用では、虫歯治療の後に金属の詰め物や入れ歯を使用します。一方、保険適用外の診療では、セラミックの詰め物や義歯、インプラントをして、審美や耐久が良くすることが出来ますが、その分費用も高くなります。

価格が高いことが差別化ではない

差別化は、価格を高くすることではありません。
他院ではやっていない事、強く押し出していないことを、訴求することです。
他院では叶わなかった、患者の「ニーズ」や「ウォンツ」を満たすことこそが差別化です。

マーケットから見た、自社のポジションは?

今回のケースでは、保険適用の診療が多く、特別に自由診療を推し進めているわけではないようです。自社のポジショニング
価格も業界全体で見ると低く、また、品質も自由診療と比べると低めというポジションにおくことができます。

ポジショニングをデザインに投影する

色味や写真の選び方により、品質や価格感を伝えることができます。
まず、色味は、その選び方によって、高級感やお得感を表現することができます。(詳しくは「サイトの配色を決める時に抑えておきたい色の特徴とWEBデザイン」参照)

また、写真のクオリティーは、それがそのままクラス感となって、見る人に伝わります。
カメラマン撮影のハイクオリティな写真は、ハイクラスを印象づけ、一方で、素人が撮影したクオリティの写真は、庶民的なクラス感を印象づけます。

地域の特徴を理解しておく

首都圏のような過当競争エリアの場合、例えば徒歩10分以内、車で10分以内のエリアは、どのような住民が多いのかを念頭に置いておきます。例えば、

・昼間はビジネスマンが多いオフィスエリア
・平日昼間は女性・子供が多く、休日は家族が賑わう住宅エリア

例えば、オフィスエリアには、
医療費にお金をかけない20~30代の若手サラリーマンもいれば、費用を投資と考える経営者もいます。

また、住宅エリアには、
自分の医療費にお金をかけない子持ちの母親がいれば、嫁入り前で医療費にお金をかける若い女性もいます。

ポジショニング×地域特性から考える「差別化ポイント」

差別化は、他院との違いを表現することです。技術で差別化できる医院はほんの一握りです。しかし、「誰の」「どんなニーズに応える」限られた状況下で、他院を凌駕することは出来るでしょう。

例えば、「サラリーマンの」「昼休み中に最短で治療したい」ニーズの方には、時間厳守で保険診療をすることが強みになるでしょう。

例えば、「乳幼児のママの」「子供を連れて治療したい」ニーズの方には、個室でベビーカーも入れる診療室が強みになりますし、土日も診察している場合は、働くママも集客しやすくなります。

このように、「差別化ポイント」を踏まえることで、医院の特徴をつけることができます。

差別化ポイントは、広告もリアルも一貫して徹する

言うまでもなく、差別化ポイントを一貫して患者に伝える姿勢をとることが大切です。
万が一、ホームページで期待したことが、医院では遂行されなかった場合、その患者は二度とその医院に行かなくなります。それだけでなく、WEBに口コミとして書かれた場合は、第三者もそれを読むことになり、悪評が拡散する事態になります。
差別化ポイントを作りだすことは大事ですが、飽くまでリアルのサービスと結び付けて、一貫できる内容にしましょう。

差別化とは、価値を創りだすこと

今回、差別化ポイントをいかにWEBで表現するかを見てきましたが、差別化とは価値を創りだすことです。
万人にとって価値を創りだすのは難しいかもしれません。
しかし、
・乳幼児連れで行きたい母親に
・昼休みの間に行きたいサラリーマンに
が安心していけるという価値を創り、発信していることに他なりません。

過当競合がひしめく業界は、歯科医院以外にもたくさんあると思いますが、このようにターゲットを絞って広告展開して活路を見いだすケースが多くあります。

差別化した医院の成長フェーズ

いったん、「母親向け」に差別化して集客を始めた場合、男性向けや子供向け、高齢者向けへの集客が弱まってしまうのではないかという質問をよせられることがあります。
WEBでは「サテライトホームページ」という考え方があります。つまり、「母親向けホームページ」「男性向けホームページ」「高齢者向けホームページ」など、ホームページをそれぞれ作成して横展開していくことが可能です。

ある限定ターゲットへの集客基盤を築いたら、次のターゲットへの集客基盤を築いていく、このような積み重ねをして、WEBマーケティングを考えていくと良いと思います。(下図内の第2・3段階)

この記事冒頭の<回答>に戻りますが、これは唯一の集客戦略ではありません。
広告宣伝費に予算を割けるようになった時、地域住民への認知や浸透を高める広告にシフトしていくと、より医院の成長につながると思います。(下図内の第4段階)

歯科医院の成長フェーズと集客戦略

【便利ツール】検索順位チェックの決定版!正しい順位を調べる4つの方法

運用しているWEBサイトの検索順位を正しく知ることは、サイトの集客やアクセスアップする対策を練っていく上で重要です。しかし、最近の検索エンジンでは、正しい検索順位が判りづらくなっています。

<質問>

あるキーワードでGoogle検索すると、自分のサイトが1位になっているのですが、友人のパソコンから見ると5位になっていました。
どちらの順位を信じるべきですか?

<回答>

Googleの検索結果は、その人ごとにカスタマイズされています。例えば、頻繁に訪れるホームページは、上位表示されやすくなります。

例えば、自分で運営している会社のホームページはよく訪れますよね?
従って、自分で運営している会社のホームページは、自分のパソコンから見た時、他の人が見ているよりも上位に表示される傾向にあります。

これにより、アクセス解析が正しくできなかったり、また、残念なことですが、悪質なSEO業者に騙されたりする方もいるようです。
ホームページを運営する方にとって、検索順位を正しく把握することは非常に重要です。

今回は、正しい検索順位をチェックする方法を紹介。日々の検索順位変動を記録・保存するものや、上位表示されているキーワードを一覧で教えてくれるツールを紹介します。

◎正しい検索順位を目視で確認する方法
◎日々の検索順位変動を記録する便利ツール
◎気軽に検索順位をチェックできるWEBサービス
◎平均検索順位を一覧で確認する一番簡単な方法

正しい検索順位を目視で確認する方法

検索エンジンで実際に検索すれば、目的のホームページが何位に表示されているかを確認することができます。
ただし、Googleサービス(GmailやYoutube等)にログインしている時は、検索結果がユーザー仕様にカスタマイズされています。これをGoogleでは「パーソナライズド検索(Personalized Search)」と呼んでいます。

パーソナライズド検索とは

パーソナライズド検索とは、検索者が最も求めている情報を提供できるように進化したものです。簡単に言えば、同じワードでGoogle検索をした人が10人いるとしたら、10人それぞれが求めている検索結果を表示されているというものです。

従って、パーソナライズド検索では様々な情報をもとに、検索結果をカスタムされています。

・Googleの検索履歴 (Googleログイン時)
・ブラウザ上の検索履歴
・地域情報 (スマホ端末等、GPS情報の利用)
・プライベート検索結果(Gmail・カレンダー・Google+など)

例えば、「カフェ」や「ラーメン」で検索した時、近所のお店が表示されませんか?
これらもパーソナライズド検索の一例です。

パーソナライズド検索を無効化する方法①

各ブラウザ(インターネットを閲覧するソフト)には、「プライベートモード」があります。これは閲覧履歴やCookieが毎回削除されるモードです。従って、「プライベートモード」で検索順位を確認すれば、パーソナライズド検索を無効化できるのです。

ブラウザ各社、「プライベートモード」の呼称や設定の仕方が異なります。ここでは最も簡単なショートカットキーによる設定の仕方を紹介します。

Google Chromeのシークレットウィンドウ
Google Chromeのシークレットウィンドウ

Google Chromeのシークレットモード

「Ctrl」+「Shift」+「N」

FireFoxのプライベートブラウジング

「Ctrl」+「Shift」+「P」

Internet ExplorerのInPrivate ブラウズ

「Ctrl」+「Shift」+「P」

パーソナライズド検索を無効化する方法②

検索URLでパーソナライズド検索の影響を受けない設定にすることができます。
検索時のURLに、パラメーター「&pws=0」を付加することにより、パーソナライズド検索を無効にできます。

無効化できたら、普段通り検索して、目視で確認するだけ

これらの方法により、パーソナライズド検索を無効にすれば、検索順位を目視でチェックすることができるようになります。目視で検索することの最大のメリットは、検索結果画面上での競合の動向をつかむことができる事。
以下に紹介する自動化ツールと合わせ技でご利用いただくと、いろんな視点での解析ができるのでお勧めします。

日々の検索順位変動を記録する便利ツール3選

WEB運営の管理者なら、検索順位を調べて記録するのに時間をかけている方もいるのではないでしょうか。
正しい検索順位を調べて記録するところまで自動で行ってくれる無料ツールがありますので、紹介します。
※各ツールで所要時間を紹介していますが、これは筆者が個人的に3回使用した時の平均値です。PC環境・インターネット環境により大きく左右することを予めご承知ください。

GRC

3サイトまでは無料で使えるこのソフトは、非常にシンプルで使い勝手も良いと思います。
(私もこの有料版を日頃から使用しています)
被リンク数・インデックス数等も一緒にチェック&記録できる点で、SEO対策に便利。

grc*キーワード数:20語(有料版は制限なし)
*測定範囲:100/200/300位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing
*順位の記録:◎(制限なし)
*グラフ表示:あり
*初期設定:要インストール
*広告の量:なし
*所要時間:4.8秒
*URL:サイトにアクセス

IKKO

広告表示があり、待ち時間もありますが、無料で100サイトまで使えるのは、類を見ない魅力だと思います。被リンク数・インデックス数等も一緒にチェック&記録できる点で、SEO対策に便利。

ikko*キーワード数:制限なし
*測定範囲:100/200/300/400/500位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing / Baidu / モバイル
*順位の記録:◎(10,000日)
*グラフ表示:あり
*初期設定:要インストール
*広告の量:あり
*所要時間:10.5秒
*URL:サイトにアクセス

Ferret plus

インストール不要で、初期設定が簡単なのが魅力的。ただし毎回ログインが必要で検索できるワード数も少ない。

ferret*キーワード数:3語
*測定範囲:50位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN
*順位の記録:◎
*グラフ表示:あり
*初期設定:要会員登録
*広告の量:あり
*所要時間:すぐに計測が始まらない
*URL:サイトにアクセス

気軽に検索順位をチェックできるWEBサービス8選

前項目のように、順位の記録や保存はできないものの、簡単に検索順位を調べるツールを紹介します。初期設定が不要な分、毎回キーワードの入力等の操作が必要になります。

検索順位チェッカー

シンプルな見た目で、操作がしやすい。動きも早いのが魅力的。モバイルの結果も確認できるのが特徴。

検索順位チェッカー*キーワード数:5語
*測定範囲:100位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing / モバイル
*広告の量:少ない
*所要時間:9.8秒
*URL:サイトにアクセス

SEOチェキ!

とにかくスピードが早かった。Page Rankやインデックス数・被リンク数も一緒に表示され、初心者にも比較的判り易い仕様。

SEOチェキ!*キーワード数:3語
*測定範囲:100位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN
*広告の量:少ない
*所要時間:1.6秒
*URL:サイトにアクセス

BROADENTRY ランキングチェッカー

一度に5語チェックできるのが便利。

broadentry*キーワード数:5語
*測定範囲:100位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing
*広告の量:少ない
*所要時間:12.1秒 (Bingも同時検索)
*URL:サイトにアクセス

SEO ピッシュ

広告が目立ちます。それさえ気にしなければ、300位まで検索できる上、検索結果を保存できる点は便利。

SEOピシュ*キーワード数:3語
*測定範囲:300位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN
*広告の量:多い
*所要時間:7.2秒
*URL:サイトにアクセス

SEO TOOLS

広告が目立ちます。また、サイト全体ではなく、指定URLのみチェックするのが特徴的。特定のページの検索順位をチェックしたい方にお勧めのツール。

seotools*キーワード数:3語
*測定範囲:100位
*対象ページ:指定URLのみチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing
*広告の量:多い
*所要時間:13.5秒
*URL:サイトにアクセス

seoseo.net

バナー広告を除けば、シンプルなページ構成。

seoseonet*キーワード数:3語
*測定範囲:100位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing
*広告の量:普通
*所要時間:23.9秒 (Bingも同時検索)
*URL:サイトにアクセス

ohotuku.jp

300位まで検索できます。指定URLのみのチェックをしたいときに。

ohotsuku*キーワード数:3語
*測定範囲:300位
*対象ページ:指定URLのみチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing
*広告の量:少ない
*所要時間:69.3秒
*URL:サイトにアクセス

検索順位チェックツール

1語しか検索できないが、検索上位サイトの一覧を表示するという意味でユニークなツール。競合調査時に便利。

検索順位チェックツール*キーワード数:1語
*測定範囲:50-100位
*対象ページ:サイト全体をチェック
*対応検索エンジン:Google / Yahoo!JAPAN / Bing / Baidu
*広告の量:少ない
*所要時間:2.6秒
*URL:サイトにアクセス

平均検索順位を一覧で確認する一番簡単な方法

ウェブマスターツールGoogle WEBマスターツールでは、特定のキーワードにおける検索順位が判明するとは限りません。しかし、上位表示されているキーワードの平均順位や概要を知ることができます。
初期設定が必要ですが、Googleアカウントさえあれば無料で使用できること、一度設定すれば他に設定が不要なことから、便利で簡単なツールだと言えると思います。
【参考記事】 : WEBマスターツールの使い方
【WEBマスターツール】サイトにアクセス

検索順位の重要性

WEB運営をビジネスに活かす上で、検索順位は大きな要素の一つになります。正しく検索順位を把握することは、WEB運営の第一歩。是非試してみてください。

また、記録する際は、できれば同じ条件で記録し続けてください。なぜなら、運営上重要なのは、検索順位という数字だけでなく、数字の変動やその日付けだからです。

順位がどんな時に上がり、どんな時に下がったのかを把握するには、同じ条件で調べた検索順位を記録することをお勧めします。

WEB運営が順調に進めば、検索順位を調べる時間が楽しいものになると思いますよ♪

自然検索のクリック率を上げるための基礎知識と対策法

<質問>

検索順位が1位になったのに、アクセスが増えません。ウェブマスターツールでクリック率を調べたところ、そのキーワードのクリック率(CTR)は10%以下でした。クリック率を上げるには、どのようにすればいいでしょうか。

<回答> 検索結果が1位でも、アクセスが増えないという事実

検索順位を1位に上げたいと願う経営者は後を絶ちませんが、実際のところ経営者が求めるのは検索順位が1位であることではありません。
検索者が検索結果をクリックすることでホームページに訪れ、目的とする行動(売上)をとることが、経営者の狙いです。
では、「クリックされやすさ」を表す指標は何かーそれがクリック率です。
どんなにSEOを頑張っても、ホームページの集客を考える上で、クリック率は避けて通れないKPIだと言えるでしょう。

クリック率とは

クリック率とは、クリック回数を表示回数で割った割合(%)で表現します。
Click Through Rateの和訳でCTRと略されます。
[クリック率の調べ方] 「ウェブマスターツールの使い方!ホームページの改善の為の活用術!」で紹介しています。
クリック率の公式

(例) 表示回数:1万回 クリック回数:1000回 の場合、CTR=10%となります。

検索結果画面とは

検索結果画面とは、Google等の検索エンジンで調べた結果の画面のことです。
Search Engine Result Pageの和訳で、SERP(サープ)と略されます。
「サープ」は業界用語っぽいですね(笑)

早速、Googleのサープ、検索結果画面を見てみましょう。
(ここでは大手検索エンジンGoogleを例に話を進めます。)

serp:検索結果画面

検索結果画面を構成する3つの枠

Googleの検索結果がウェブ検索だけの頃と比べると、検索結果画面は多様化しました。

ウェブ検索

ウェブ検索(Organic Srarch:自然検索)は、最も一般的なタイプのサイト表示です。

ヴァーティカル検索

ヴァーティカル検索(Vertical Search)は、自然検索の一部です。
画像検索・動画検索・地図検索など、検索結果の内容や形式を絞った検索結果表示なので、予めどんな情報を手に入れたいか決まっているユーザーには大変ありがたいものです。

広告

広告(Paid Search:有料検索)は、検索の上部が下部、また右サイドにも表示されます。

3部構成になる前後のクリック率変化

Googleの検索エンジンはめまぐるしく変化していますが、
上記の3部構成になった2014年と、シンプルなウェブ検索しかなかった2000年を比較すると、ウェブ検索のクリック率に大きな変化が出ています。
2000年と2014年のCTR推移

あなたのサイトのクリック率は高い?低い?

今回、処方箋質問者の方のクリック率は10%とのことですが、これは高いのでしょうか?低いのでしょうか?

ある調査結果によると、
自然検索で1位⇒クリック率が17.16% (DESKTOP)
自然検索で2位⇒クリック率が 9.94% (DESKTOP)
自然検索で3位⇒クリック率が 7.64% (DESKTOP)
(米広告代理店 Catalyst社 Google CTR Studyより)

これを参考にすると、クリック率が10%ですと、もう少し改善の余地があるように思えますね。

クリック率を上げるための直接的対策

タイトルとスニペットについて

たったの2つの変更箇所

1か所目:ページタイトル

文字通り、ホームページの内容の「タイトル」
タイトルを変えることにより、検索順位・クリック率、ともに大きく影響するので、変更時はよく吟味してください。
適切な文字数:28-30文字以内
※注意点:ページ内容を更新していないのに、タイトルを頻繁に更新するのはNG。

2か所目:スニペット

説明文のこと。スニペットには、METAディスクリプションの表記が引用される場合が多いです。
影響範囲は、クリック率に影響し、検索順位にはほぼ影響しません。つまり、クリック率を高めるための表現はここでするのが最適です。
適切な文字数:全角120字以内

どのように変える?

クリックせずにはいられなくなるような魅惑的なタイトルやスニペットとは、どのようなものなのでしょうか。
「正解」がない分、あなたの会社にあったコピーを考えることが重要です。
以下に、クリック率を上げるのに一躍買ってくれそうなものを紹介します。あなたに合った最適なものはありますか?

人気/口コミ/評判/○○に人気

行列が行列を呼ぶように、にぎわい感を演出。ウソはばれてしまうので、より具体的に
(例) 20代OLのランチタイムに大人気のピザ
(例) 50代男性に評判の高級ボールペン

ユニークな表現やコピーライティング

商品の特徴を見極め、ユニーク(=唯一)の表現を探すのはコピーライティングの基本です。
ダイソンの有名なコピー
(例) 「吸引力の減らないただ一つの掃除機」
は、商品力をそのまま表現したコピーライティングですね。

(悪い例) ダイヤモンドやパールを扱ったジュエリーショップです

(良い例) ダイヤモンドは『気品』、パールは『遊べる』をテーマに・・・
など、テーマを添えるのも唯一の表記になりますね。

アクションを誘う言葉や割引など

検索結果画面で、同じ並びのホームページが割引やクーポンを表現していない場合、それだけ目立つことができます。
(例) 電話予約で25%割引クーポン

電話番号・住所・駅名など

手っ取り早く地理的情報を求めているユーザーや、ローカル向けの情報発信に適しています。
(例) 東京駅八重洲口徒歩3分

メイン商品や情報など

(時には、屋号よりも目立つように)メイン商品やメイン情報を掲載したほうがクリック率があがる場合があります。
(例) 農家直送野菜を使った窯ピザレストラン

検索キーワードを含めると…

検索エンジンでは、検索クエリ(検索キーワード)が太字で表記されます。
従って、タイトルやスニペットにキーワードが表示されている数が多ければ、必然的に目を惹くことになります。

ヴァーティカル検索で、機会損失しないために

ヴァーティカル検索(Verticale Search)は、近年Googleが力を入れている分野です。
ヴァーティカルとは、垂直という意味で、検索できる幅を狭め、垂直に探すことで、検索の精度を高めようというものです。
前述のように、ヴァーティカル検索は重要性が高まる傾向がありますので、キッチリ抑えて、機会損失を防ぎましょう。

画像検索

画像のAlt(代替テキスト)を適切に指定していますか?
画像の説明文(キャプション)を具体的な言葉にしていますか?
※これは自分の経験からですが、画像がGoogleにインデックス登録されると、上位表示されやすいように思います。

動画検索

Youtubeや動画をUPした後、サイトマップを作成していますか?
タイトルや説明文は適切に入れていますか?

地図検索

グーグルのマイビジネス登録画面
Google マイビジネス登録画面 (無料)

Googleのビジネスオーナー登録に指定していますか?
https://www.google.com/intl/ja/business/

プロダクト検索

Google Merchant Centerに登録していますか?
※サイトオーナーが商品データを無料で登録できます。
https://www.google.com/merchants/

ナレッジグラフ

wikiに出ていますか?
・・・ここで露出するには、少しレベルが高いですが、
サイエンスや歴史を扱う方にはお勧めしたいところです。

書籍検索

電子書籍を出している方は、ここも抑えたいですね。

アプリ検索

お店のアプリを出している方は、ここも抑えておきたいですね。

広告の有効的な活用法

自然検索とは異なるマーケット

まず、経営者が抑えておくべきは、検索者の習慣や行動として、広告をクリックするユーザー層と広告をクリックしないユーザー層が存在することを抑えておきましょう。

検索者のタイプ

従って、マーケットが別だという見方をすると良いかと思います。

広告1位のクリック率は4%

広告掲載時のクリック率は、広告に掲載する文に大きく依存して変動しますが、広告で最上位に表示された場合の平均クリック率は4%というデータがあります。
この数値が多いとみるか、少ないとみるかは、おかれた状況により異なると思います。私は下記のユーザーには非常に有効な手段だとお勧めしています。
・短期間で確実にアクセス流入を確実にしたい場合
・商品やサービスの認知度を高めたい場合
・自然検索では上位表示が難しい場合
・自然検索でのクリック率に限界を感じた場合

短期テストは、低予算派に絶対おすすめ

広告を有効活用すれば、テストマーケティングを効率的に行うことができます。
例えば、特定のキーワードでSEO対策をするには、期間も予算もかかります。しかし、そのキーワードが本当に売り上げにつながるキーワードなのかは確証がありません。このような場合に、先に広告掲載・測定することで、本当に対策すべきキーワードを確証を持って決めることができ、より高いROIを求められます。

(例) 3ヶ月かけて上位表示が叶ったが、クリック率が低かったので、別のキーワードに変更した。
⇒キーワードを選定する際に、テストマーケティングをしてれば、SEOにかかった費用と期間を省くことができたでしょう。

最後に~クリック率を上げる本当の重要性~

クリック率を高めていくことは、2つの意味があります。

効果的にアクセスアップできる

自然検索によるアクセス数は、このように書くことができます。

クリック数の公式:(検索回数)×(クリック率)=(クリック数)
クリック率が高まる分だけ、クリック数が見込めます。

パーソナライズド検索でリピートしやすくなる

パーソナライズド検索(Personalized Search)をご存じですか?
現在GmailやYoutubeを始めとしたGoogleアカウントにログインしたまま検索行動をすると、日頃の検索行動に関連づいた検索結果が表示されるようになります。例えば・・・
(例) 何度も閲覧しているブログが、検索結果の上位に表示されるようになった
(例) 渋谷で検索したら、渋谷に関連する内容が上位に表示されるようになった

[参考サイト] Google History https://history.google.com/history/
※Google Historyでは、あなたの検索行動データが見られます。

参考データ

米マーケティング企業のデータを参照しました。(英語)
CATALYST http://www.catalystsearchmarketing.com/
Advanced Web Ranking http://www.advancedwebranking.com/

Google Webmastertoolのヘルプページ(日本語)
https://support.google.com/webmasters/answer/35252

非WEB業界人でも押さえておきたいSEOの常識5ツ

検索順位の1位を確約できる人物は存在しません

インターネット上には、膨大な情報があります。検索エンジンとは、その膨大な情報の中からキーワードなどで検索するシステムです。悪質なSEO業者の中には、1位確約をうたっている人もいるようですが、これは事実ではありません。

Google社は日々検索エンジンの改良を行っており、その改良を行うと共に検索順位が入れ替わっています。また、検索エンジンの改良については、その細部を非公開にしています。従って、検索順位1位を確約できるというのは、詐欺か都市伝説ということなります。

また、「ブラックハットSEO」と「ペナルティー」という考え方があります。検索エンジンの裏をかいて検索結果を作為的に上位表示させる悪質な手段をブラックハットSEOといいます。その場合、仮にある期間上位表示に成功したとしても、検索順位が急降下する可能性があります。これはブラックハットSEOに対して、Googleがペナルティーを与える場合があるからです。

Google社は有益な情報を上位表示させたい

まず、大前提として、Googleの検索エンジンを使用する際、費用は払っていません。費用を払っていない以上、Google社のルールに基づいて検索エンジンを使用しなければいけません。
Google社は日々改良を重ね、ユーザーにとってより有用な情報を届けようとしています。

有用な情報の特徴としては、
(1)新鮮な情報であること
(2)人気があり、他のホームページやSNSから紹介(リンク)されていること
(3)信用・信頼があること
等が挙げられます。

逆に、費用を払って、自分の意図を検索結果画面に反映させたいのなら、PPC広告を使用するという手段があります。(これについては後日)

検索順位の変動は、3つの要因が関係

1つ目は、検索エンジンの改良(アップデート)によるもの
2つ目は、自社ホームページを更新した事によるもの
3つ目は、競合ホームページが更新した事によるもの
キーワード検索によって表示されるホームページが1個でない以上は、一緒に表示されているホームページとの競争により順位が決まります。

したがって、ホームページの更新をしばらく行っていないと、競合ホームページに抜かされていく可能性があるでしょう。

表示回数とクリック率

SEOでは、
(1)適した検索キーワードで表示される
(2)表示された結果、クリックされる
の2工程を経て、ホームページへのアクセス流入となります。
検索結果画面の表示回数・クリック回数をモニタリング・改善していくことが重要です。

また、表示回数を増やすための施策、クリック回数を増やすための施策は異なりますので、適切な情報収集が必要です。

キーワード設定の重要性

ある検索キーワードで上位に表示され、表示回数が増えたとしても、喜んではいられません。

なぜなら、そのキーワードで検索したユーザーが、クリックしてホームページに実際に流入しても、ホームページに興味を持ってもらわなかったら意味がありません。
また、検索キーワードが上位に表示されたとしても、実際にそのキーワードで検索している人が少なければ、これも意味がありません。

このように、どんなキーワードでアクセスしてもらうのが効果的なのかを考え、実際にテストし、慎重にキーワードを決めることが重要です。

おまけ:SEOとは

SEOとは、Search Engine Oprimization(検索エンジン最適化)の略です。
検索エンジンとは、例えばYahoo!Japan社やGoogle社が提供している検索システムの事を指します。

SEOという言葉に馴染みがなくても、Yahoo!JapanやGoogleで検索した経験はある方が大半でしょう。その検索結果画面で自社のホームページがどのように表示されるかを最適化することがSEOの意味するところです。

インターネットに集客を依存している企業の多くは、検索結果の順位が変動することで、売上が変動します。このことから、SEOの重要性は高まっています。

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なお、この記事では、日本でもシェアの高いGoogle社の検索エンジンを主に話させていただきます。
なお、日本の検索エンジンシェアは、Google社・Yahoo!JAPAN社の2社が8割を占めており、その2つの検索エンジンはいずれもGoogle社のシステムを使用しています。